
『ラリー・ナンスJr.』の検索結果
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キャブズと延長契約濃厚のラリー・ナンスJr.「このビジネスで一番大事なのは、人」首脳陣からの高い評価に満足 昨シーズンのトレードデッドラインにレイカーズからキャバリアーズにトレードされたセンターのラリー・ナンスJr.は、チームと延長契約に関して話し合いを続けていると見られている。ナンスJr.も、球団からの評価に満足しているようで、『The Athletic』に「評価してもらえている」と語った。 ナンスJr.は、延長契約に応じる構えを見せており、残留に前向きな理由は、GMのコビー・アルトマンとの話し合いで必要とされていることを実感できているからだと言う。「このビジネスで一番大事なのは、人。どのチームに行ったとしても、歓迎されなかったり、評価されなかったら難しい。コビーは、そういう部分においても優れている人だから」 ナンスJr.は、古くからキャブズをサポートしているファンにとって『息子』のような存在だろう。父親のラリー・ナンスはキャブズレジェンドの一人で、Jr.の移籍後には、自らの意思で永久欠番化されていた22番を譲った。昨シーズン加入後レギュラーシーズン24試合(先発9試合)に出場し、平均8.9得点、7.0リバウンド、1.2スティールというスタッツを残し、チームのNBAファイナル進出に貢献。先発センターはトリスタン・トンプソンが務める予定だが、指揮官のタロン・ルーは、マッチアップに応じてナンスJr.を先発に起用すると明言している。 遅かれ早かれ、新契約を締結するのは間違いない。レブロン・ジェームズが退団し、新たな章に突入したチームの中心選手として、球団も彼に期待を寄せている。ファンは、父を超し、キャブズに骨を埋めるくらいの意気込みでプレーするナンスJr.を見たいはずだ。2018/10/09NBA&海外
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レブロン・ジェームズが『キングの矜持』を発揮、激闘は『GAME SEVEN』へ「目の前の状況を乗り越えようとしているだけ」負ければシーズン終了、4年連続のNBAファイナル進出の道が閉ざされる中、レブロン・ジェームズが再び現役ベストプレーヤーとしての意地を見せた。キャバリアーズの本拠地クイックン・ローンズ・アリーナで行われた東カンファレンス・ファイナル第6戦、キャブズはレブロンが46分の出場で46得点11リバウンド9アシスト3ブロックの活躍でチームを牽引。キャブズが109-99で勝利し、対戦成績を3勝3敗に戻した。崖っぷちに追い詰められたキャブズは、第1クォーター序盤にケビン・ラブを失うアクシデントに見舞われる。ラブは、キャブズがポゼッションを保持した際、エルボー付近でアル・ホーフォード越しにスクリーンを張り、ジョージ・ヒルがレブロンのパスを受けるためインサイドからダッシュ。ここまでは良かったのだが、ヒルに離されまいと食らいついたジェイソン・テイタムがラブの側頭部に頭突きをするような形になり、ラブはダウン。しばらく動けない状態が続いた後、チームトレーナーとヒルの肩を借りてロッカールームへと戻り、コートに戻れなかった。早々に主力の一人を失ったキャブズだったが、ラブが抜けてできた大きな穴を全員で埋める。ジェフ・グリーンが序盤からレブロンとのコンビネーションでアリウープを決めれば、ポイントガードのヒルも積極的にアタックし続け、徐々に点差を広げていく。後半開始からミスが目立ち始めたセルティックスに対し、キャブズはジョーダン・クラークソン、ラリー・ナンスJrといった走れる選手でカウンターを繰り出し、第3クォーターには最大でリードを16点に拡大。それでも簡単には引き下がらないセルティックスは第4クォーターに入り点差を縮め始め、7点差の状態で試合終盤を迎える。そして拙攻が試合の流れを変える緊張感に満ちた中、違いを生んだのはやはり『キング』だった。101-94で迎えた残り2分22秒、レブロンはガードについたテイタムをステップバックでかわしつつ、左ウィングから3ポイントシュートを成功。そして約40秒後にも、ほぼ同じ位置から3ポイントシュートを決めてリードを11点に広げ、粘るセルティックスにトドメを刺した。LeBron had NO interest going home for the off-season, putting up 46 PTS, 11 REB, 9 AST to lead the @cavs to the W! #NBAPlayoffs | #WhateverItTakes pic.twitter.com/yrJxW2J0Vr— NBA (@NBA) 2018年5月26日レブロンは試合後、クラッチタイムに強い理由を聞かれると「まず、チームメートとコーチが試合終盤に自分にシュートを打たせてくれる。それだけの自信を持ってやらせてくれる彼らのおかげだ。あとは、子供の頃からやっているように、目の前の状況を乗り越えようとしているだけ」とコメント。4年連続のNBAファイナル進出が懸かる第7戦については「いつも言うことだけれど、『GAME SEVEN』という言葉はスポーツでベストな単語。自分たちは、この機会を楽しむべきだと思う」と語った。今シリーズは、第1戦から第6戦までホームチームが勝利を収めてきた。第7戦はセルティックスの本拠地、TDガーデンで行なわれる。セルティックスは今シーズンのプレーオフでホーム無敗を続けているため、普通に考えれば彼らが圧倒的に有利だ。しかし『GAME SEVEN』は経験がモノを言う。キャブズは今までどのチームも果たせていなかった、NBAファイナルでの1勝3敗からの大逆転優勝を、王者ウォリアーズを相手に2年前やってのけたチームだ。その時とメンバーは異なるものの、レブロンは選手として進化し続けている。ラブが出場できるかは微妙かもしれないが、キャブズは死にもの狂いでセルティックスに向かっていくだろう。そのキャブズをホームで迎え撃つセルティックスには、ケガ人多数ながらもここまで勝ち上がってきた勢いがあり、知将ブラッド・スティーブンズの頭脳がある。さらに若い彼らはこのプレーオフの最中にもレベルアップしているし、地元ファンの声援という武器が増える。両チームともに肉体の疲労が限界を迎えつつある中、果たして最後に笑うのはどちらになるのか。27日の『GAME SEVEN』も、NBA史に残る激闘になることを期待したい。LeBron on tonight’s big @Cavs win to force a Game 7 on Sunday! #WhateverItTakes#NBAPostgame pic.twitter.com/5EgAkCuHj0— NBA (@NBA) 2018年5月26日2018/05/26NBA&海外
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キャブズ加入のラリー・ナンスJr.、母親の「実家に住んでもいい」の一言に困惑「今回のトレードで一番タフだったこと」を明かす今シーズンのトレードデッドラインに成立したトレードによりレイカーズからキャバリアーズに移籍したラリー・ナンスJr.は、最高のプレー環境を手にしたと言える。キャブズは元NBAレジェンドの父、ラリー・ナンス・シニアがプレーした球団で、Jr.にとって地元でもある。キャブズはオールスターブレーク明けの初戦でウィザーズに敗れたものの、ナンスJr.のモチベーションは高い。地元に戻って来れたことは、ナンスJr.にとって間違いなく朗報だ。だが、地元に戻って来ることでの『問題』もある。ナンスJr.は、2月21日の練習後、移籍が決まった後で母親の一言に困惑させられたエピソードを冗談混じりで明かし、メディアを笑わせた。「トレードが決まって、賃貸の部屋を探していることを伝えたら『家の地下室が空いているわよ』と言われたんだ。『とっても素敵だと思うけど』とね。今回のトレードで一番タフだったのはそのことさ」今シーズンの年俸150万ドル(約1億6000万円)のナンスJr.が生活に困ることはないだろうが、母親からしたらNBA選手であっても息子は息子。同じ街で暮らすからには一緒の家に住まわせたい親心は理解できなくもない。父の願いを聞き入れて永久欠番だった『22』を継承することは決まったが、さてナンスJr.は母親の求めに応じて実家の地下室に住むことになるだろうか?.@Larrydn22 doing what he does best for the @cavs! ?? pic.twitter.com/zYi4WYw2DM— NBA TV (@NBATV) 2018年2月23日2018/02/24NBA&海外
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キャブズに加入したラリー・ナンスJr.が父の要請に応じ、永久欠番『22』を継承リーグと球団の『粋な計らい』で22番の継承が実現ラリー・ナンス・シニアは、息子のナンスJr.がレイカーズからキャバリアーズにトレードされたことを誰より喜んだ。彼が現役時代を過ごし、レジェンドとなったのがキャブズだからだ。そして、自身の永久欠番である『22』を息子に着けてもらおうと、球団に永久欠番の解除を申し入れた。当初ナンスJr.は、父の永久欠番という栄誉を奪うことはしないと固辞したそうだが、2月22日のウィザーズ戦を前にロッカールームで会見を開き「22番を着ける」と宣言した。It's official: @Larrydn22 will SOON be rocking number 22! #ThisIsWhyWePlay || #AllForOne pic.twitter.com/drdBkNEXL5— Cleveland Cavaliers (@cavs) 2018年2月22日本来ならシーズン中の背番号変更は許されないが、今回はリーグが例外として承認した。また、ナンスJr.が懸念していたシニアの永久欠番についても、球団は22番をキャブズの永久欠番として扱い続ける。こうしてリーグと球団の『粋な計らい』で問題がクリアとなり、ナンスJr.は「父のジャージーが永久欠番のままになる。これ以上うれしいことはない。多分、来週から番号が変わる。僕は昔から22番を着けてプレーしてきた。クリーブランド・キャバリアーズの22番を着けられるなんて、夢が叶ったなんてものじゃないくらいうれしい」と、喜びを表現した。ナンスJr.は、先週末ロサンゼルスのステイプルズ・センターで行なわれたスラムダンク・コンテストで、父親へのリスペクトをパフォーマンスで表現。キャブズのアップウェアから早変わりしてサンズ時代のシニアのジャージー姿になると、1本目の試技では父が1984年の第1回大会で決めた『ゆりかごダンク』を完コピ。決勝ラウンドでは、シニアとのコンビダンクも決めて会場を沸かせた。キャブズの22番を着けたナンスJr.の雄姿は、2月27日にホームで行なわれるネッツ戦でお披露目される予定だ。2018/02/23NBA&海外
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ビンス・カーター360°を再現しダンク王者に輝いたドノバン・ミッチェル「子供の頃から出場するつもりだった」カーターへのトリビュート・ダンクで決着2月17日にステイプルズ・センターで開催された『サタデー・ナイト』。オールスターゲーム本戦にも劣らない注目を集めるスラムダンク・コンテストは、ジャズのルーキー、ドノバン・ミッチェルが初出場で優勝を飾った。決勝ラウンドに勝ち進んだミッチェルは、1本目の試技でバックボードにボールを当ててのセルフ・アリウープを成功させ、50点満点を獲得。同じく勝ち進んだラリー・ナンスJr.(キャバリアーズ)が先に2回目の試技を終えると、ミッチェルが満を持して登場し、18年前の伝説を再現してみせた。ジャズのユニフォームを着てコートに現れたミッチェルは、おもむろにトップスを脱ぐと、その下にはラプターズ時代のカーターのジャージーが。盛り上がる会場を煽ると助走をつけ、2000年のダンクコンテストで優勝したカーターが決めたのと同じ反時計回りの360°ダンクを一発で成功させた。ダンクを終えると、両手のひとさし指を上空に突き上げる『カーター・ポーズ』のみならず、両手を喉元で交差させての『It's Over』というコメントまで完全にコピーしてみせた。惜しくも2回目のダンクは50点満点ではなく48点どまりだったが、合計98点でナンスJr.を上回り、優勝を果たした。Check out every Donovan Mitchell throw down from his epic #VerizonDunk Contest Victory! #StateFarmSaturday #TakeNote pic.twitter.com/CROhx0JpkR— NBA (@NBA) 2018年2月18日ミッチェルはダンクコンテスト後の会見で、『カーター360°』について「実は、半年くらい成功していなかった」と告白。「ここ2日の練習で試したけれど決められなかった。それで今夜決まったから、とても興奮しているよ」そしてダンクコンテストに向けた準備期間について聞かれると、こう続けた。「信じてもらえないかもしれないけれど、子供の頃から出場するつもりだったんだ。もちろん小さい頃の話だから、大人になって何をするかも分からなかったし、どれだけ高く跳べるようになるのかも分からなかった。その間にできるトリックを増やしたような感じだね」Larry Nance Jr. turns back the clock with a tribute to his dad in the 1st round!#VerizonDunk pic.twitter.com/9zHwTt1nuW— NBA (@NBA) 2018年2月18日今年のコンテストはレベルが高かった。決勝ラウンドに進出したラリー・ナンスJr.も、初代ダンクコンテスト王者の父ラリー・ナンス・シニアへのオマージュを披露。ファーストラウンドの1本目、キャブズのアップ用ウェアを着てコートに立ったナンスJr.は、3ポイントコンテスト後のショータイムで早着替えを披露した男女のパフォーマーに協力を要請。黒いベールに包まれた直後、一瞬にして1984年のダンクコンテストで優勝した父親が着ていたサンズの当時のユニフォーム姿となって登場。そして34年前の父親と同じダンクを再現してみせた。ナンスJr.は、決勝ラウンドで父とのコンビダンクも披露すると、2本目では前代未聞のアイディアダンクを決める。一見すると単純なセルフ・アリウープに見えるが、バックボードにボールを当てた後に注目。なんと、バウンドしたボールを1度掴み、再びぶつけてから2回目のバウンドを掴んで決める『ダブルタップ・ダンク』という形に持っていった。このスロー映像が会場内の大型ビジョンに映し出されるや、観客、審査員もびっくり。満場一致で50点満点を獲得してみせた。Wait...run that back!Larry Nance Jr. DOUBLE TAPPED IT!#VerizonDunk pic.twitter.com/F6mwGG145v— 2018 NBA All-Star (@NBAAllStar) 2018年2月18日今年のダンクコンテストは、コミカルなアイディアより技の難易度が重視された。惜しくも予選敗退となったマーベリックス新人のデニス・スミスJr.は、超高難易度のダンクで満点を獲得。2回失敗したものの、3回目で360°レッグスルー・ワンハンドダンク、しかも回転中に右手から左手にボールを持ち替える凄技で今大会初の満点を獲得してみせた。??? Dennis Smith Jr. goes through the legs and changes hands for the first 5?0? of the evening!#VerizonDunk pic.twitter.com/DAJOx3ohL9— 2018 NBA All-Star (@NBAAllStar) 2018年2月18日同じく予選で敗退した2015年のダンクコンテスト準優勝者ビクター・オラディポは、ファーストラウンド2回目の試技で被り物を用意。実写映画化されたばかりのアメコミ『ブラックパンサー』のマスクを被ってダンクを決め、会場を盛り上げた。Victor Oladipo takes flight with the #BlackPanther mask ?? pic.twitter.com/PNHqZXlDGa— ESPN (@espn) 2018年2月18日拍子抜けした去年のコンテストとは打って変わり、今年はパフォーマンスの迫力、難易度、アイディアも充実していた他、ミッチェルとナンスJr.による『ダンクの先駆者』へのリスペクトも見られ、理想的な盛り上がりで『サタデー・ナイト』を締めくくった。あとはオールスター・ウィークエンドのメインイベント、NBAオールスターゲームを残すばかり。この勢いのまま、チーム・レブロンvsチーム・ステフィンの熱戦に期待したい。2018/02/18NBA&海外
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ラリー・ナンスSr.が息子にキャブズ永久欠番の22番を譲る「受け継いでもらいたい」ダンクコンテストの親子2代での制覇も視野に今年のトレードデッドラインでロスター大改造を施したキャバリアーズ。獲得した4選手の中で最もトレードを喜んだのは、ラリー・ナンスJr.だった。父親であり、現役時代は3回のオールスター選出、そして1984年のスラムダンクコンテストで優勝したラリー・ナンス・シニアが、1988年から引退するまでキャブズでプレーしたからだ。ナンスJr.は、父が着けた22番がキャブズの永久欠番になっていることから、新天地では24番を選択。だが父は、息子に自身の22番を譲りたがっている。テレビ番組『Golic and Wingo』に出演したナンス・シニアは、トレード成立後にキャブズに連絡し、永久欠番化の解除を求めたことを明かしている。ナンスSr.は「息子がキャブズにトレードされることが分かってから、球団に電話をして『息子なら私の番号を着けても構わない。息子に着けさせてやってくれ』と伝えた。きっと息子は、『父に相応しい称号だから、欠番のままにしておくべき』とでも言ったのだろう」とコメント。ナンスJr.がキャブズに何を伝えたのかは分かっていない。ただ、父は息子にどうしても自身の番号を譲りたいようだ。「今年の夏には時間が取れるだろうから、今は息子に24番を着けさせておく。オフになったら息子と話をするよ。私の番号を息子が受け継いでくれること以上に誇らしいことなんてない。息子はキャリアを通して22番を着けていた。レイカーズでは7番を着けないといけなったがね。息子は私を尊敬してくれているんだ。この夏に話をして、息子をその気にさせたい」ちなみに、ナンスJr.は今週末のダンクコンテストに出場する。もちろん親子2代での優勝を狙っているのだが、気になるダンクについて、父は息子からアイデアを聞いたそうだ。「息子は、2パターンのダンクを教えてくれた。楽しみだね。息子の言うことなら何でも頭で想像してみるものなんだが、教えられたダンクは頭の中で絵を描けなかった。息子は心から優勝したがっている。勝てたら、家にスラムダンクコンテストのトロフィーが2つ並ぶことになる」まずはダンクコンテストで父に並び、今シーズン後半戦キャブズの巻き返しに貢献できれば、ナンスJr.も父の気持ちに応えるのではないだろうか。いずれにしても、父と子の素晴らしい関係が分かるエピソードだ。It's in his DNA. #TheLand || #AllForOne @larrydn7Cleveland Cavaliersさん(@cavs)がシェアした投稿 - 2月 11, 2018 at 2:45午後 PST2018/02/15NBA&海外
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新生キャバリアーズ、初戦で好敵手セルティックスに快勝する上々の再スタートレブロンご満悦「ハングリーな選手が来てくれた」試合後、コートでインタビューを受けたレブロン・ジェームズの声は枯れていた。新加入4選手(ジョーダン・クラークソン、ラリー・ナンスJr.、ロドニー・フッド、ジョージ・ヒル)がチームに合流してからの2日間、練習中に大声を張り上げていたらしい。結果から言えば、新生キャバリアーズは敵地でセルティックスに快勝した。スコアは121-99で、レブロンが第4クォーターを通してベンチから観戦するほどの余裕もあった。この日の第1クォーター終盤、セルティックスのアーロン・ベインズと接触した際に右足の大腿部を痛めた影響もあったかもしれない。しかし、第2クォーター中盤にコートに戻ったレブロンは、24得点8リバウンド10アシストの『トリプル・ダブル』級の活躍で勝利に貢献。もし必要な状況に迫られていたら、指揮官タロン・ルーはレブロンを試合に戻していたはずだ。新選手が加わった新生キャバリアーズの手応えについて、レブロンは「彼らのバスケットボールIQ、情熱、ハングリーさがチームを助けてくれる」と言う。「ラリーとジョーダンはプレーオフを経験していないから飢えている。ジョージ・ヒルもプレーオフの舞台に戻る準備を整えているし、ペイサーズ時代の彼とは何度も対戦した。ロドニーも、昨シーズンにジャズでプレーオフを経験済み。ハングリーな選手が来てくれたよ」The @cavs newcomers combine for 49 PTS to help CLE top the @celtics in Boston! #AllForOne pic.twitter.com/x2nd9Q5moT— NBA (@NBA) 2018年2月12日今シーズン開幕時点でのチームと、新チームとの大きな違いはバランスにある。個々のネームバリューでは劣るとしても、ヒルは攻守両面に優れ、ポイントガードとして調和を取るタイプ。クラークソンとナンスJr.はレイカーズでもセカンドユニットの中心的存在で、フッドはシューターとしてジャズに貢献してきた。キャブズが放出したアイザイア・トーマス、ドウェイン・ウェイド、デリック・ローズは、プレースタイルが重なる部分が多かった。ヒルは試合前日の練習後、レブロンという絶対的な存在がいるチームでの役割について、「バットマンは彼で、俺たちはロビン」と表現。「彼は史上最高の選手の一人。プレーのテンポは彼が決める。彼以外の選手は、それぞれの役割を可能な限りこなさないといけない」と続けた。昨シーズン終了後、カイリー・アービングがレブロンからの独り立ちを志願してセルティックスにトレードされ、3年続いたレブロン、アービング、ケビン・ラブの『ビッグ3』は解消された。前半のチームは機能せずに解体され、4年連続のNBAファイナル進出に向け大改造が施された。ヒルの言葉を借りれば、ロビン役を演じられる選手で主役のバットマンをサポートする体制が整った、ということなのだろう。チームとしての真価が試されるのはこれからだが、試運転は上々。プレーオフまでの2カ月間にどこまで連携を高め、チームとしての完成度を上げられるか。再スタートを切ったキャブズに注目だ。The Cavs are happy again. pic.twitter.com/FxdXVSj1d9— Bleacher Report (@BleacherReport) 2018年2月11日2018/02/12NBA&海外
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トレード期限にキャバリアーズが動く、不振脱出のため6選手を放出、4選手を獲得キャブズは若返りに着手、ウェイドはヒートに帰還今シーズンのトレード期限である2月8日、キャバリアーズが動いた。ここまで31勝22敗で東地区首位のセルティックスには8ゲーム離されており、ファイナル進出を義務付けられたチームとしては想定外の不振。テコ入れは急務となっていたが、ここまで動くとは予想できなかった。昨夏に加入したばかりのアイザイア・トーマス、ジェイ・クラウダー、ドウェイン・ウェイド、デリック・ローズに加え、2016年の優勝メンバーであるチャニング・フライとイマン・シャンパートの6選手を放出。そしてレイカーズからジョーダン・クラークソンとラリー・ナンスJr.、キングスからジョージ・ヒル、ジャズからロドニー・フッドの4選手を獲得した。キャブズとしては現行のチーム解体に等しい大幅な刷新である。ただ、後半戦に向けてポジティブな要素がほとんどなかったことを考えると、動かざるを得なかった。狙いとしては平均年齢を下げることでのチームの活性化で、放出した6選手の平均年齢は30.7歳、加入した4選手は27.0歳となっている。退団した選手のうち、ウェイドはヒートに帰還することに。もともと『ヒートの顔』だったウェイドがマイアミを離れたのは、球団とのボタンの掛け違いによるもの。2016年夏に退団する際、ウェイドは13年を過ごし3度の優勝を経験したヒートへの愛着を隠さなかったし、球団社長のパット・ライリーも「慰留すべきだった」と後悔の念を語っている。ヒートを離れたウェイドは故郷のブルズに加入するも、再建期のチームでその力は発揮できず。今シーズンからは盟友レブロンに合流する形でキャブズにやって来たが、結果はご覧の通りだ。気の毒なのはアイザイア・トーマスだ。セルティックスに絶対の忠誠を誓っていたが、カイリー・アービングとのトレードの交換要員としてキャブズへ。序盤戦はケガで出遅れ、復帰するとカイリー級の活躍を期待された。小兵のスコアリングガードだけに、ディフェンス面でチームのサポートが必要なトーマスだが、セルティックでは受けられていたそれをキャブズでは得られず、長所である得点面より、身体能力に劣る短所ばかりが強調される羽目に。結局、キャブズでは15試合に出場しただけに終わった。キャブズにとって今回のトレードは、若返り以外にも狙いがある。この夏にフリーエージェントとなるレブロン・ジェームズとの再契約を勝ち取ることが、今のキャブズの至上命題。ピークを過ぎたベテランばかりの現行のチームでは、今シーズンの成績はともかく、来シーズン以降にレブロンが求めるレベルを維持できなかったのは明確だった。これでレブロンが満足する保証はないが、少なくとも現時点で打てる手は打った、ということだ。Truly happy for my brother @dwyanewade!! It’s how it’s suppose to be. Love you my guy!! #WadeCountyBack⚡️LeBron Jamesさん(@kingjames)がシェアした投稿 - 2月 8, 2018 at 10:34午前 PST2018/02/09NBA&海外
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3年目でダンクコンテスト初出場のラリー・ナンスJr.、『親子2代』の王者を目指す父ラリー・ナンスは1984年に『ドクターJ』を破り優勝今年のスラムダンクコンテスト出場者が発表され、2016年大会の準優勝者アーロン・ゴードン(マジック)、2015年大会準優勝者ビクター・オラディポ(ペイサーズ)、191cmながら滞空時間の長い跳躍が武器のデニス・スミスJr.(マーベリックス)、未完の大器ラリー・ナンスJr.(レイカーズ)の4選手が競い合うこととなった。優勝候補本命には、『エアー・ゴードン』ことゴードンが挙げられる。過去の実績だけを考えれば、2015年大会決勝まで勝ち進み、2015年と2016年の王者となったザック・ラビーンと激突したオラディポが対抗馬になると考えられる。しかし、ダンクコンテストに誰よりも強い気持ちで臨むのは、3年目のナンスJr.だ。Like father, like son pic.twitter.com/htmByepqqv— Los Angeles Lakers (@Lakers) 2018年2月2日彼は大会への意気込みを自作のTシャツで表した。黒地のTシャツの中央には、元NBA選手の父親ラリー・ナンスのイラストがプリントされている。実はラリー・ナンスは、1984年に開催された記念すべき第1回スラムダンクコンテスト優勝者なのだ。 記念すべき第1回大会に出場したナンスは、『ドクターJ』ことジュリアス・アービング、後にダンクコンテストで2回優勝するドミニク・ウィルキンスを破って優勝した。父親のイラスト入りTシャツを着てネッツ戦の会場にやって来たナンスJr.は、集まったリポーターに「元王者が家族にいるのはうれしいことだよね」とコメント。また今大会に向けたアイデアを聞かれると「NBAでプレーするようになってずっと準備してきた。2年間出場できなかったから、とっておきのアイデアもある。みんなに見てもらえると思うと興奮するね」と、現代を代表するダンクマシーンらしい言葉も聞かれた。選手としても順調にレベルアップし続けているナンスJr.は、昨シーズンからNBAで新設された『最優秀ダンク賞』のファイナリストに選出されたほど、公式戦でも豪快なダンクを決めることが多い。温めてきたアイディアを披露し、親子二代でダンクコンテスト王者になれるかどうか、2月17日のスラムダンクコンテストを楽しみに待ちたい。2018/02/03NBA&海外
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ロケッツの連勝を止めたのはルーキーのクーズマが牽引する『ヤング・レイカーズ』第4クォーター中盤の10-0のランでロケッツを突き放すこのところNBAで最も勢いがあるロケッツを相手に、しかも彼らの本拠地トヨタ・センターで、『ヤング・レイカーズ』が金星を挙げた。12月20日、レイカーズは新人のカイル・クーズマが10本中7本の3ポイントシュートを含むキャリアハイ38得点の大活躍。試合は第4クォーター終盤にリードを広げたレイカーズが、122-116で勝利した。試合後、『Spectrum SportsNet』とのインタビューに応じたクーズマは、「1年目に今日のような試合を見せられると思っていた?」と聞かれると、「そうだね。何の問題もない」と、さらりとコメント。また「自分たちはまだプロで30試合くらいしかプレーしていない。これから、もっともっと経験を積まないといけない」と続けた。?? Kyle Kuzma resets his career high once again with 38 points, shooting an efficient 70% from the field with 7 triples #LakersWin pic.twitter.com/C1X1ieY1Me— Los Angeles Lakers (@Lakers) 2017年12月21日100-100の同点で迎えた第4クォーター残り7分4秒から連続10点を決めたレイカーズに対し、ロケッツはそれから約3分間に6本のシュートをミス。ようやく残り4分2秒にジェームズ・ハーデンがフリースローを沈めたものの、その差を縮めることができず、レイカーズが1勝以上の価値がある大きな白星を手にした。16得点9リバウンド4アシストで勝利に貢献したロンゾ・ボールは、試合後「この勝利は大きい。今日のようにアグレッシブにプレーできれば問題ない」とコメント。連敗を3で止めたレイカーズ(11勝18敗)は、クーズマとロンゾの他、コーリー・ブリュワーが21得点、ラリー・ナンスJr.が13得点9リバウンド、ブランドン・イングラムが13得点を記録した。クーズマのコメントからは、1年目の選手とは思えない自信が感じられた。ウォリアーズとの試合には惜敗したものの、同試合中に執り行われたコービー・ブライアントの永久欠番式典から刺激を受け、それを即実行して見せる当たり、『マンバ・メンタリティ』を継ぐ『ヤング・レイカーズ』の核弾頭に相応しい活躍だった。?? https://t.co/tpeVb4vqk2— Kobe Bryant (@kobebryant) 2017年12月21日2017/12/21NBA&海外
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ルーク・ウォルトン、12月に入って勝利のないレイカーズに檄「ソフトになるな!」「チームは家族、家族のために立ち上がるのは当然だ」ルーク・ウォルトンによる再建1年目が進むレイカーズは、11月までを10勝10敗で迎えたが、今月に入ってまさかの8連敗を喫している。全力で戦った末の結果ならウォルトンも納得できる。しかし、ウォリアーズに勝利するなど開幕から良い意味で期待を裏切った積極性が失われてしまったことに、『ヤング・レイカーズ』の指揮官は我慢ならなかった。12月14日、ネッツに97-107で敗れた試合後、ロッカールームで選手たちに檄を飛ばしたと、『LA Times』が伝えた。ラリー・ナンスJr.は、この時のことについて、「たしかに厳しい言葉だった」と語っている。「最近は相手チームにメンタル面で劣っている。それに他にも問題がある。反撃する力に欠けている理由は、精神面での弱さにあると思う」ジュリアス・ランドルもウォルトンの指摘を受け入れる一人だ。「コーチが正しい。これまでの自分たちを取り戻さないといけない。今は自分たちのやり方でプレーできていない。ステップアップしないといけない」ウォルトンが就任1年目の今シーズンを通じてチームに植え付けたいのは、勝利に対する意識を強く持つことと、敗戦を軽く考えない考え方をチーム内に浸透させることだ。12日のキングス戦では、デマーカス・カズンズがジュリアス・ランドルに身体を預けたにもかかわらずファウルをコールしなかった審判の判定に抗議したウォルトンが退場処分を受け、審判を侮辱する発言をしたとしてNBAから1万5000ドル(約177万円)の罰金処分を科された。だがウォルトンは、「審判がウチの選手に適切な扱いをしていないと感じたら、いつでも彼らのために立ち上がる」と『OC Register』に語った。「私はチームとは家族だと教えられて育った。家族のために立ち上がるのは当然だ。ヘッドコーチとしても、自分は選手たちのためならいつだって立ち上がる」選手たちから兄貴分として慕われているウォルトンが信頼を寄せる『ヤング・レイカーズ』が苦境から巻き返せるかに注目したい。ウォルトンの檄に答え、ランドルがチームハイの25得点を挙げてシクサーズに勝利した。2016/12/17NBA&海外