
『クリスタプス・ポルジンギス』の検索結果
-
ドンチッチとの共闘を心待ちにするクリスタプス・ポルジンギス「目標は優勝のみ」マブス期待の新デュオは来シーズンから始動 ニックスからマーベリックスにトレードされたクリスタプス・ポルジンギスは、NBA1年目にしてリーグの最年少記録を次々と更新するルカ・ドンチッチとのプレーを心待ちにしている。 1年前に左ひざ前十字靭帯断裂の重傷を負ったポルジンギスは、現在もリハビリを続けている。マブスは大事を取って今シーズン中に復帰させない方針を固めたため、ドンチッチとのプレーが見られるのは来シーズンから。それでもポルジンギスは、「ルカやチームメートとプレーする姿を考えると興奮する」と、マブス公式サイトに語った。 「チームと一緒に行動できず、コートで何もできないことが、ここまで辛いと思わなかった」とも話したポルジンギスだが、彼は今やるべきことに集中している。その上で、マブスでの優勝を目標に掲げている。 「目標は優勝しかない。もちろん飛躍しすぎるのは良くないけれど、優勝が目標なんだ。まずは、プレーオフに進出すること。そして一つずつ学んで、優勝したい」 マブスにはNBAでの21シーズン目を迎えた大ベテランにして、マブスのフランチャイズプレーヤーでもあるダーク・ノビツキーもいる。これまでもノビツキーと比較されることが多かったポルジンギスだけに、このコンビのプレーを見たいと願うファンも多いが、これが実現するかはノビツキー次第。先日オーナーのマーク・キューバンが示唆したように、彼は今シーズン限りで現役を終える可能性が高いと見られている。欧州出身のインターナショナルプレーヤーで、7フッター(213cm)を超えるシューターという点で似ている大先輩との比較について聞かれると、ポルジンギスは「彼のレベルに到達するには、まだまだ先は長い」と語った。 「似ている部分もあれば、プレースタイルの部分で異なるところも多い。それでも彼から学べるのは大きいね。彼がキャリアを通してモノにしてきた技術を教えてもらえるなら大きいよ」 今シーズン終了後にノビツキーが引退を決断したとしても、マブスとの関係が切れることはなくポルジンギスから頼まれれば助言を送るはずだ。どういう形になったとしても、『ユーロスター』が揃ったマブスは、非常に楽しみな存在だ。 Mavs fans gave @kporzee a warm welcome to Dallas. 🦄👏 pic.twitter.com/dHicaIUtK8— NBA TV (@NBATV) 2019年2月7日2019/02/13NBA&海外
-
ラトビア訪問でエースの心を掴んだフィズデイル「絶対に必要なことだった」復帰後はMVP、最優秀守備選手賞の受賞を要求 今シーズンからニックスのヘッドコーチを務めるデイビッド・フィズデイルは、先月末にラトビアを訪れ、リハビリ中のエース、クリスタプス・ポルジンギスと時間を過ごした。 Hometown roots 🤝 pic.twitter.com/n6RewLJV4u— NEW YORK KNICKS (@nyknicks) 2018年7月26日 サマーリーグ中もエースとの関係構築の重要性について語っていたフィズデイルは、妻とともに訪れたラトビア訪問について「絶対に必要なことだった」と、『NBC New York』に語った。 「これが私という人間だ。私は、夏の間、チームの選手に会わなかったことは一度だってない。彼らがどこにいても、自分から会いに行く。妻と一緒にクリスタプスの文化を経験できて良かった。彼のご家族、生まれ育った土地、どういう食べ物を食べて育ったのかを知れたのは、良い経験になった。彼が地元でプレーした場所も回れたよ。彼が昔の話を私たちにしてくれ、彼のご家族にも受け入れていただいた。素晴らしい体験だった」 左ひざ前十字靭帯の断裂から復帰を目指しているポルジンギスにとっても、フィズデイルの人柄を知れたことは今後プラスにはたらくはずだ。2人は4日間ともに過ごし、バスケットボール について話し合ったという。 「最初は彼と映画でも観に行こうと思っていたんだが、どういうチームを作りたいかについて話し込んだ」と、フィズデイルは語った。 「私たちは、全員が責任を持って取り組む環境を作りたい。全員がお互いを尊重し合い、お互いを助け合う環境を作りたい」 またフィズデイルは、ポルジンギスに試練を与えたとも話している。 「彼は試練を好む選手だ。『MVPや、最優秀守備選手賞に輝くような選手になって欲しい』と伝えたら、喜んでいた。真の競技者というのは、そういうものなんだ」 2016-17シーズンまで6年半所属した功労者カーメロ・アンソニーへの対応を巡り、一時は球団に不信感を持ったとも言われたポルジンギス。だが、自らラトビアまで足を運んだことで、フ ィズデイルはエースの心を掴むことに成功した。 #KristapsPorzingis made his mark on the box score with 22 PTS, 8 REB, 5 BLK, 4 STL for the @nyknicks! pic.twitter.com/rTRP2VGX8S— NBA (@NBA) 2018年2月5日2018/08/25NBA&海外
-
ニックス再建を託されたフィズデイル、エースと意思疎通を図るためラトビアを訪問ポルジンギスと円満な関係を築くための第一歩 ニックスのヘッドコーチに就任したデイビッド・フィズデイルは、何よりもエースであるクリスタプス・ポルジンギスとの関係構築を優先している。そのため、ポルジンギスがアメリカに戻る前に、ヘッドコーチ自ら彼の母国ラトビアに向かうことを決めた。 フィズデイルは、ラスベガスでのサマーリーグ中に「クリスタプスにチームの今後の計画を示すことは重要だ」と、『New York Post』に語った。 「どういう形で私が彼を起用するのか、どういう指導をするのかを含めて伝える。彼と良い関係、繋がりを築きたい」 今年の2月に左ひざ前十字靭帯を断裂したポルジンギスは、現在リハビリを進めているところで、復帰時期は早くても年明けになる見込みだ。 来年のオフに大物フリーエージェント選手の獲得を目標に掲げていると言われているニックスにとって、221cmのオールラウンダーの存在は大きい。けがをする前にキャリア初のオールスターに選出され、チームを一人で引っ張っていたポルジンギスが完全復活を果たせば、『ユニコーン』とともに東の古豪再建を進めるため、ニックス移籍に惹かれる実力者は現れるだろう。これから全盛期を迎えるポルジンギスに加えて、フランク・ニリキナ、ケビン・ノックスら将来有望な若手の獲得にも成功したニックスは、数年後が楽しみなチームの一つでもある。 球団が未来を託したいと願うポルジンギスは、来シーズンで新人契約を満了する。当然ニックスは、彼にマックス契約での延長契約をオファーし、今後もチームのために力を尽くしてもらいたいと考えているはずだ。そのためにも、フィズデイルが今後の方針を説明し、チームが本気で優勝を目指すという意思を伝えることの意味は大きい。また、ポルジンギスを慰留するためにも、フィズデイルの役目は極めて重要だ。 指揮官がラトビアまで足を運ぶことで、ニックスはポルジンギスに誠意を示そうとしている。2018/07/16NBA&海外
-
『ニューヨーク流の歓迎』、ニックスに指名されたケビン・ノックスにブーイングドラフト会場でのブーイングは『縁起が良い』?ニックスが先週のドラフト全体9位でケンタッキー大学出身のケビン・ノックスを指名した際、会場にいたニックスファンがノックスにブーイングを浴びせたことが話題になった。しかし、これはニックスファンならではの『縁起担ぎ』。よく見るとクリスタプス・ポルジンギスのジャージーを着たファンが笑顔でブーイングしている。また、幼いファンからは「なんでこんな選手を指名したんだ」という小芝居も見られた。ドラフトでのブーイングといえば、2015年に全体4位で指名したポルジンギスに向けられたものが有名で、当時のファンはアメリカで無名だったポルジンギスの指名に反発。だが、当のポルジンギスはブーイングを涼しい顔で受け流した。それからの彼の活躍は、説明するまでもない。 ノックスは、ドラフト指名後ポルジンギスと話をしたことを『ESPN』に語っている。そして、先輩から助言を受けたと言う。「彼に、『あなたと同じくらいブーイングされたよ』と伝えたら、笑っていたよ。でも、『それはモチベーションになる。すぐにファンも君に声援を送ってくれるようになるさ』と言ってもらえた」ノックスは元NFL選手だった父と、大学でバレーボールをプレーした母との間に生まれ、身体能力が高く、オールラウンドに優れるフォワードだ。U-16とU-17のアメリカ代表にも選出されており、FIBAの大会で金メダルを2つも獲得。得点能力も高く、ドライブからの突破力にも秀でている。ドラフト会場にいたファンは、ノックスが将来有望なことを知っていて、あえてブーイングを浴びせたのだろう。『ニューヨーク流の歓迎』を受けたノックスには、『形式上』のブーイングであってもモチベーションに変えて、1年目からマディソン・スクエア・ガーデンを沸かせてもらいたい。2018/06/26NBA&海外
-
復活を誓うクリスタプス・ポルジンギス「とかげの尻尾のように回復してみせる」戦線復帰は来シーズン途中、2019年になってからの見込み今シーズン開幕からニューヨークの顔として大車輪の活躍を見せたクリスタプス・ポルジンギス。キャリアハイの平均22.7得点、2.4ブロック、3ポイントシュート成功率39.5%というエースに相応しい堂々たるスタッツを残し、初のオールスターにも選出されたのだが、シーズンが佳境を迎えた段階で左ひざ前十字靭帯断裂という重傷を負った。もともとシーズン終盤にパフォーマンスを落とす傾向にあり、それを乗り越えられるかどうかに注目が集まっていた矢先の大ケガ。いずれにしてもポルジンギスの今シーズンは終わり、同時にニックスも失速した。手術を終えてリハビリの日々を送っているポルジンギスは、完全復活を誓っている。その表現は『ユニコーン』という愛称と同様に独特だ。『The Athletic』に対してポルジンギスは「とかげの尻尾のように回復してみせるよ」とコメント。切れた靭帯が生え変わることはないが、完治させて以前と変わらぬパフォーマンスを見せる、という宣言だ。ポルジンギスは一日でも早くコートでの練習を再開したいようだが、焦りは禁物だ。今のところ復帰は早くても2019年になると見られている。復帰を急ぐあまりケガを悪化させてしまっては、今後のキャリアにも影響を及ぼしかねない。本人が重々承知していても、ここはニックスが『ユニコーン』の手綱をしっかり握り、慎重過ぎるくらいに経過を見守るべきだ。.@kporzee with the off hand. pic.twitter.com/Ic6q2GMXFA— NEW YORK KNICKS (@nyknicks) January 15, 20182018/04/18NBA&海外
-
3年間で2度前十字靭帯を断裂したジャバリ・パーカーがポルジンギスにアドバイス「余計なことを考えれば、そこに疑念が生じる」ニックスのエースとなったクリスタプス・ポルジンギスは、今シーズン開幕からキャリアハイペースでスタッツを上げ、オールスター初選出も果たす大活躍。チームにも5シーズンぶりのプレーオフ進出を狙う勢いがあった。ところが、2月6日のバックス戦で左ヒザ前十字靭帯断裂という重傷を負い、戦線を離脱。ポルジンギスを失った時点でプレーオフの夢は潰え、その後は1勝12敗と全く良いところがないシーズン終盤戦となっている。ポルジンギスの復帰は早くても来年の2月になると言われている。ヒザはアスリートにとって生命線とも言える箇所。近年はリハビリやトレーニングの効果も上がり、前十字靭帯断裂から完全復活を果たした例も少なくない。とはいえ、ポルジンギスが再びNBAのスター選手として返り咲くには、今後長く、辛いリハビリを耐え抜かなければならない。そのポルジンギスに、バックスのジャバリ・パーカーがエールを送った。パーカーは、ここ3年間で2度も前十字靭帯を断裂し、2度続けて復帰を果たした選手だ。昨年の2月8日にケガをしてから約1年に及ぶリハビリをこなし、2月2日に復帰した。パーカーは、同じケガをした選手だからこそ理解できる苦しみを誰よりも分かっている。そして、『New York Post』の取材に応じた際、リハビリを続けるポルジンギスにエールを送った。「自分が歩んできたキャリアを思い出し、自分が何者であるかを考えるべきだ。コントロールできないことを考える必要はない」「余計なことを考えれば、そこに疑念が生じる。自信を失うぐらいなら、外部の助言なんて必要としなくていい。平静さを保ち、慎重に。その上で、自分を鼓舞しながら前に進んでほしい」ニックスはポルジンギス中心のチームに舵を切ったばかりで、エースの周囲を支えられる若手は成長段階にいる。残念ながら今シーズンは上を目指すのではなく、若手に経験を積ませて育てることに。そうして周囲を固めた上で、ポルジンギスには万全の状態で戻ってきてもらいたい。2018/03/12NBA&海外
-
ニックスのポルジンギスが左ひざの手術を無事終える「強くなって戻って来る」復帰時期は来シーズンのクリスマス前後の見込み2月6日のバックス戦で左ひざ前十字靱帯の断裂という重傷を負ったクリスタプス・ポルジンギス。先日、手術が無事に成功して、退院する際の写真とともに本人がInstagramを更新。心配するファンにメッセージを送っている。「病院から自宅に戻るところ。みんなの愛情とサポートにまずは感謝したい。これからはリハビリを頑張るつもり。一貫した努力、忍耐とハードワークで、以前より強くシャープな選手になって戻って来る」On my way home from the hospital. First of all I want to thank you for all the love and support. Im attacking my rehab right away. I truly believe that with consistent hard work, patience and positive attitude I’ll come back stronger, better and sharper than ever. Much love ??????????Kristaps Porzingisさん(@kporzee)がシェアした投稿 - 2月 14, 2018 at 11:02午前 PSTニックスは全治を9カ月から10カ月と見積もっている。つまり来シーズンも前半戦は出場できず、順調に進んでもクリスマス時期の復帰となる。この手のケガは復帰はできてもパフォーマンスをどれだけ維持できるかが問われる。特に最初の2カ月のリハビリでどこまで回復できるかが重要で、その意味でもポルジンギス自身が復帰に向けて強い意志を持っているのだとしたら心強い。ポルジンギスが離脱してニックスは3戦全敗。エースが欠けた単純な戦力ダウンだけでなく、チームの士気まで落ちてしまっている。ポルジンギスが復帰した時にどれぐらい魅力的なチームで迎え入れられるか。ニックスも厳しい戦いに挑むことになる。2018/02/15NBA&海外
-
ニックスのクリスタプス・ポルジンギスが左ひざ前十字靱帯の断裂で今シーズン終了平均22.7得点のエースを失い、ニックスに衝撃ニックスに激震が走った。2月6日のバックス戦、クリスタプス・ポルジンギスがダンクを決めた後の着地でひざを痛め、検査の結果、左ひざ前十字靱帯の断裂であることが分かった。今シーズン平均22.7得点、ニックスではエースの座を確立していたポルジンギス。真のスター選手になるために、長く過酷なNBAのシーズン終盤にパフォーマンスを落としてしまう課題が克服できるかどうかが注目されていたが、正念場を前にシーズン終了となってしまった。チームは現在23勝32敗で東カンファレンスの11位。ポルジンギスだけでなくティム・ハーダウェイJr.やフランク・ニリキナの活躍もあり、まだ上積みの要素はあった。だが、ポルジンギスがいなくなってはプレーオフ進出はもう厳しいと言わざるを得ない。ポルジンギスの復帰時期が気になるところだが、それ以上に『どれだけのコンディションで戻って来られるか』が重要だ。再建段階にあり、これで大きく後退したニックスにとって、ポルジンギスが数カ月早く戻って来ることに意味はない。これからポルジンギスは長いリハビリに取り組まなければならない。早期回復を願うのはもちろんだが、ダイナミックでしなやかな動きを損なわないまま復帰することを願いたい。2018/02/08NBA&海外
-
カーメロ・アンソニーのマディソン・スクエア・ガーデン凱旋、勝ったのはニックスニックス時代をまとめた特別映像で前エースを歓迎12月16日、カーメロが移籍後初めて『聖地』マディソン・スクエア・ガーデン(MSG)のコートに帰ってきた。ニックスがクリスタプス・ポルジンギスを中心とするチーム再編を決め。そしてカーメロ自身も優勝できる環境を求めてサンダーへのトレードを受け入れた今夏以降、かつてのエースが初めてMSGに戻って来たことになる。昨シーズン中は、前球団社長のフィル・ジャクソンから「彼は他チームでの方が成功できる」と言われ、ジャクソンとの確執も取り沙汰された。シーズン終盤には若手の出場機会を優先し、カーメロをベンチに置く時間も長くなったは、カーメロ自身がメディアの前でニックスを批判したことはなく、違う道を進むことになっても両者の間にはリスペクトがあった。試合前の選手紹介の際、ニックスはカーメロの6年半をまとめた特別動画を会場内の大型スクリーンに流した。Standing ovation at @TheGarden for Carmelo Anthony. pic.twitter.com/bpDp2fwEWh— NEW YORK KNICKS (@nyknicks) 2017年12月17日試合前、カーメロは古巣との対戦についてこう語っている。「1年や2年しかいなかったわけじゃない、たくさんの時間を過ごしたチームだ。良い時も悪い時も経験した。でも、自分はとにかくチームのために行動した。常にプロとして、ファンから好かれようと嫌われようと、自分のやるべき仕事をやったつもりだ。そのことは分かってもらいたい」カーメロは古巣相手に12得点5リバウンドを記録。ポルジンギスが欠場したものの、ホームのニックスが111-96で勝利した。試合中にはニックスのファンからブーイングも受けたが、カーメロは「予測できたこと」と穏やかに言う。「敵のチームの選手を応援するわけにはいかないからね」と、続けた。試合終了後には昨シーズンまで戦った仲間と言葉を交わし、健闘を称え合った。Carmelo catches up with his former @nyknicks post game! #ThisIsWhyWePlay pic.twitter.com/hb7uzEmj6x— NBA (@NBA) 2017年12月17日2017/12/17NBA&海外
-
クリスタプス・ポルジンギス、愛称『ユニコーン』に困惑「意味が分からなかった」ケビン・デュラント命名「NBAのユニコーン」カーメロ・アンソニーの移籍に伴い、NBA3シーズン目にしてニックスのエースとなったクリスタプス・ポルジンギスは、ここまでキャリア最高のシーズンを送っている。221cmという長身ながら優れた技術も備える彼の愛称は、『ユニコーン』だ。このニックネームを命名したのがウォリアーズのケビン・デュラントであることは、あまり知られていない。2016年にデュラントが「彼はプレーの判断が正しいし、シュートを決める技術もある。ディフェンスもうまい。7フッターなのに3ポイントシュートも打てる。非常に稀な存在だし、ブロックショットも上手い。まるでNBAのユニコーンだ」と語って以来、ポルジンギスといえば『ユニコーン』というイメージが浸透した。デュラントのコメントを聞けば、非常にセンスのあるネーミングなのだが、ラトビア出身のポルジンギスは、初めて『ユニコーン』と呼ばれた時に、意味を理解できなかったという。ポルジンギスは人気司会者ジミー・ファルホンの番組に出演した際、当時の率直な気持ちを語った。「初めて聞いた時は困惑したんだ。『何それ!?』とね」「その時には、『ユニコーンってポニーテールの馬だっけ? どういう意味なんだ?』と思ったよ。それから周りが意味を説明してくれて分かった。デュラントは、僕が珍しい存在だと言いたかったんだよね。彼のような選手から褒めてもらえてうれしかった」ニックスは、開幕からキャリアベストのポルジンギスらの活躍もあり、現在11勝11敗で東カンファレンス9位につけている。そのポルジンギスは右足首の捻挫で3日のマジック戦を欠場したが、5年ぶりのプレーオフ進出を実現するには、今後も『ユニコーン』の活躍が欠かせない。2017/12/05NBA&海外
-
まずまずの序盤戦を送るニックス、違いは『トライアングル・オフェンス』の廃止ポルジンギスは「今は誰も現場に介入して来ない」フィル・ジャクソンが球団社長の座を離れ、カーメロ・アンソニーも放出したニックスは、いよいよ数年先を見据えて再建段階に入った。新たなチームのエースとなったクリスタプス・ポルジンギスは、ここまでキャリア最高のシーズンを送り、チームも10勝9敗とまずまずの成績を残している。昨シーズンまでのニックスは、何もかも上手くいかず、常に批判に晒されてきた。若手が中心ではあるが、昨シーズンより選手たちが生き生きしている理由は何なのか? それは、NBAファンなら容易に想像がつくのではないだろうか。ヘッドコーチのジェフ・ホーナセックは、『ESPN』とのインタビューで、ジャクソンが導入を命じた『トライアングル・オフェンス』を今シーズンは取り入れていないことを明かした。同オフェンスは、ジャクソンがブルズとレイカーズのヘッドコーチ時代にスリーピート(3連覇)を達成した時の戦術で、『当時は』機能した。しかし、時代は変わった。現代のNBAでは、スモールラインナップ、高確率の3ポイントシュートチームが成功を収めている時代。ジャクソンがブルズとレイカーズを率いた頃とは何もかもが異なる。ホーナセックは「昨シーズンは我々のスタイルとトライアングルを混ぜようとした。今シーズンはやっていない」と語り、『トライアングル・オフェンス』を止めたことでスムーズにオフェンスが機能していることを暗に認めている。エースのポルジンギスも、『Michael Kay show』に出演した際、「今シーズンは、ジェフのやりたいことをやれている。誰かが現場にやってきて、『あれをしろ』、『これをやれ』という環境ではなくなったから」と語り、こちらもジャクソンの現場介入が悪影響だったことを示した。ジャクソン時代のすべてが失敗だったかは分からない。ポルジンギスをドラフトで指名するのを決断したのはジャクソンで、その部分は功績と言えるだろう。しかし、選手たちのプレーする姿を見る限り、『トライアングル・オフェンス』はニックスには合わなかったようだ。2017/11/27NBA&海外
-
怒れるニックスのフランク・ニリキナとエネス・カンターを粉砕、レブロン・ジェームズの働きでキャバリアーズが逆転勝利カンター怒りの大活躍も、レブロンに屈するキャバリアーズのレブロン・ジェームズの発言は、些細なものでもメディアによって取り上げられてしまう。それを本人も理解していたのだろうが、思わぬ形で『飛び火』してしまった。レブロンは、11月11日に行なわれたマーベリックスとの試合後、ルーキーのデニス・スミスJr.を「ダイヤの原石」と称賛した。その際、今年のドラフト全体9位指名権を行使してスミスJr.を指名したマブスではなく、8位指名権を持っていたニックスについても言及し「彼は本来ニックスの選手になるはずだったのに」とコメント。レブロンはフランク・ニリキナの名前を出したわけではない。しかし、スミスJr.の指名を見送った判断は間違いで、すなわちニックスが全体8位で指名したフランク・ニリキナがスミスJr.より劣ると受け止めることもできる。実際、ニックスの選手からは抗議の声が挙がっていた。特に怒っていたのが熱血漢のエネス・カンターだ。「誰であろうと、俺の家族に無礼なことを言うな。俺はチームメートや球団を家族のように考えている。レブロンだろうと、誰だろうと関係ない。頼むよ、ニリキナはまだルーキーじゃないか」とメディアに語っていた。Well that didn't take long ... pic.twitter.com/bIruU6NIZL— SportsCenter (@SportsCenter) 2017年11月14日こうして『何か起こりそうな気配』の漂う試合で事件は起きた。第1クォーター終了間際、ドウェイン・ウェイドからのパスに反応しレブロンがアリウープを決める。ここでリスタートのためにボールを拾うニリキナがレブロンにぶつかりに行った。しかも2度。ルーキーの非礼をとがめるレブロンにすかさずカンターが詰め寄る。両者ともテクニカルファウルを取られ、アリーナは一触即発の空気となった。騒動の主役となったニリキナが7スティールを記録する猛烈なディフェンスを見せ、カンターは20得点16リバウンド4アシストと大活躍。こうして第3クォーター終盤には23点差を付けたニックスだが、最終クォーターでキャブズの3ポイントシュート攻勢を浴びて101-104で敗れた。試合後、騒動に注目が集まったのは当然のこと。カンターが「彼がキングなのかクイーンなのかプリンセスなのか、俺は知らない」と発言すると、これを伝え聞いたレブロンは「僕がキング、妻がクイーンで娘がプリンセスだよ」と苦笑混じりで答えた。「カンターはいつも怒っている。何に腹を立てているのか分からない」『口撃』でいくら上回っても意味はない。レブロンはこの試合の終盤、勝利を大きく引き寄せる3ポイントシュートを、クリスタプス・ポルジンギスとの1on1を制して決めている。この日の勝負は、レブロンの、そしてキャバリアーズの勝利だった。?? > ?? pic.twitter.com/tEYf9ZpGOI— Bleacher Report (@BleacherReport) 2017年11月14日2017/11/15NBA&海外
-
ニックスの球団記録を更新したクリスタプス・ポルジンギス「ニューヨークを愛している」球団史上初、開幕からの10試合で300得点に到達ニックスのクリスタプス・ポルジンギスの勢いが止まらない。11月7日のホーネッツ戦で28得点を記録したポルジンギスは、開幕からの10試合でニックス史上最多となる300得点という大台に到達した。この記録は、レジェンドであるパトリック・ユーイング、バーナード・キングを超えるもので、ポルジンギスが『新チームの顔』になった証拠だ。そんなポルジンギスだが、去就に関する噂は後を絶たない。昨シーズン終了後には、前球団社長のフィル・ジャクソンとの衝突によりチームミーティングを欠席したと報じられた。そして今夏には、ヘッドコーチのジェフ・ホーナセックとの関係も悪化していると噂され、一時はトレードも囁かれたほど。これまでポルジンギス本人が去就について語ったことはなかったが、先日『ESPN』のインタビューで「ファンのみんなも知っているだろうけれど、僕はニューヨークが大好き」と語り、ファンを安心させている。「僕は今後も長くニックスの一員だ。何も心配しなくて大丈夫だよ」ポルジンギス自身にエースとしての自覚が芽生え、好調を維持できているため、今は舌も滑らか、という見方もできるかもしれない。だが、金銭的な条件を考えれば、ニックス残留がベストな判断と言える。来シーズン終了後にルーキー契約を満了するポルジンギスは、もし2018-19シーズンにオールNBAチームに選出された場合、最大で5年1億7500万ドル(約199億円)ものマックス契約でニックスと再契約できる。シーズン開幕前までなら、ポルジンギスが他チームへ移籍するという可能性も信憑性があったかもしれない。だが、新人フランク・ニリキナという今後が楽しみな存在も現れ、ニックスはようやく再建プランを実行に移すためのピースを揃えつつある。名門ニックスを再びプレーオフに導き、その先を見据えるならば、ポルジンギスの存在は必要不可欠だ。A new #Knicks franchise record of 300 points through the first 10 games for Kristaps Porzingis, surpassing legends Bernard King and Patrick Ewing. #NewYorkForever pic.twitter.com/yveaWLlk7e— NEW YORK KNICKS (@nyknicks) November 8, 20172017/11/10NBA&海外
-
『ニックスの顔』として3連勝の原動力となるクリスタプス・ポルジンギスをエネス・カンターがMVPに推す「あいつが話題にならなきゃクレージーだ」ニックスはナゲッツを116-110で破り、開幕3連敗からの3連勝で勝率を5割に戻した。今夏に退団したカーメロ・アンソニーに代わり『ニックスの顔』となったクリスタプス・ポルジンギスが前半だけで22得点、チームが65-43と大量リードを奪う原動力となった。後半に入りナゲッツの猛追を受けるも最終クォーターにポルジンギスが10得点、さらにティム・ハーダウェイJr.がこのクォーターだけで13得点を挙げて踏ん張り3連勝。前夜のキャバリアーズ戦との連戦で価値ある2連勝を挙げた。ポルジンギスはキャリアハイの38得点をマークしたが、試合後は19-38と失速した第3クォーターの出来に納得できておらず「これまでで最悪の第3クォーターだ。あそこから学ばなきゃいけない」と反省のコメント。得点についても「僕は自分の得点数を気にしてプレーしていないから」と素っ気ない。それでも試合終了の際に会場からMVPコールが巻き起こったように、ポルジンギスのパフォーマンス、そしてチームを引っ張りゲームを支配する存在感は圧倒的だった。エネス・カンターも「あいつがMVPレースで話題にならなければクレージーだよ。毎晩すごいプレーじゃないか。とんでもない働きぶりだよ。試合だけじゃない、彼はコートの外でもチームみんなを助けようと努力している」と太鼓判を押す。He got it ?? pic.twitter.com/p2qAcT3mpt— NEW YORK KNICKS (@nyknicks) 2017年10月31日観客をあっと驚かせたのが第3クォーターのこのプレー。左サイドからコートニー・リーが高く放り投げたボールを、タイミング良くジャンプしたポルジンギスが空中でキャッチしてそのままワンハンドダンク。リーは「一瞬、自分の投げたボールが高すぎると思ったんだけど、直後に自分がパスを出した相手が誰だったのか思い出したよ」と言い、メディアを笑わせた。ここまで6試合のうち5試合で30得点以上を記録。フィールドゴール率は48.6%と高い数字をキープしている。このペースを継続していければ、当然ながらMVPレースの本命候補の一人として語られることになる。Check out the highlights from tonight’s win @TheGarden pres. by @budweiserusa. pic.twitter.com/6hQLslCs5y— NEW YORK KNICKS (@nyknicks) 2017年10月31日2017/11/01NBA&海外
-
ニックス新星が待望の『ガーデン』デビュー、フランク・ニリキナがポテンシャルの高さを発揮いつもは辛辣なニューヨーカーもニリキナに熱狂フランク・ニリキナはフランス出身、今年のNBAドラフトで全体8位指名を受けたポイントガード。ケガによりサマーリーグ、プレシーズンには出場せず、敵地でサンダーと当たった開幕戦で8分プレーした後はピストンズ戦、セルティックス戦を欠場していた。そのニリキナが10月27日のネッツ戦で、本拠地マディソン・スクエア・ガーデンでのデビューを飾った。ポイントガードながらセンター並のウィングスパン(213cm)を持つニリキナは随所で高いパスセンスを披露し、9得点5アシストの活躍でニックスの今シーズン初勝利に貢献した。ネッツ戦後、エースのクリスタプス・ポルジンギスは「無理せずプレーできていた。ペースも良いし、チームをコントロールできていて、19歳でこれだけやれているのはすごい。トリプル・ダブルを狙える選手になれる」とコメント。ポルジンギスの言うとおり、19歳とは思えないほどの成熟さがプレーからは感じられた。French dime. pic.twitter.com/FruDYe4aTr— NEW YORK KNICKS (@nyknicks) October 28, 2017ドラフト全体8位で指名されながら、前球団社長フィル・ジャクソンの『最後の置き土産』という印象、そしてサマーリーグを欠場した影響により、NBAで通用するかどうかに疑問符を付けられていたニリキナ。巷では、サマーリーグで結果を残した全体9位指名ルーキーのデニス・スミスJr.の方を高く評価する意見もあった。それでも本拠地デビュー戦で辛辣なニックスファン、ニューヨークのメディアをうならせるパフォーマンスを披露した。ヘッドコーチのジェフ・ホーナセックは「我々は、チーム内で育てるつもりで彼を獲得した。どんなプレーでも、一度教えればすぐに覚えてしまう」と、その成長に期待を寄せる。ニックスでは失敗続きで評価を落としたフィル・ジャクソンだが、ポルジンギスの指名を決断したことも含め、選手の能力を見る目には長けている。ニリキナはこれからの選手で、浮き沈みも経験するだろうが、今のニックスに必要なのは、数年後ポルジンギスとともにチームを支えられる有望株だ。まだ本拠地で1試合プレーしただけだが、ニリキナは可能性を感じさせた。29日にはキャバリアーズと敵地で対戦するため、急造ポイントガードして起用されているレブロン・ジェームズとマッチアップする機会もあるかもしれない。これからニリキナが各試合で爪痕を残せるかどうか、また楽しみな存在が出てきた。2017/10/29NBA&海外
-
クリスタプス・ポルジンギス、2年目までのケガ原因は『オーバートレーニング』だった!?スペインリーグ時代からの理学療法士をつけ練習量を調整カーメロ・アンソニーから『ニックスの顔』という重役を引き継いだクリスタプス・ポルジンギス。ニューヨークのメディアはアメリカでも辛辣なことで知られ、少しでも不甲斐ないパフォーマンスを見せれば徹底的に叩かれる。ポルジンギスの課題はシーズンが進むにつれて調子を落とすこと。過去2年と同じようにレギュラーシーズン後半にスタッツを落とせば、批判の的となるのは目に見えている。ポルジンギスもそれは理解しており、長く過酷なシーズンを戦い抜くための手段を整えている。この夏、ポルジンギスはNBAに来る前にプレーしていたスペインで徹底的なフィジカルチェックを行った。その結果、『オーバートレーニング状態』であることが判明した。「夏に代表チームでプレーした時もフレッシュな状態だと感じていたし、試合後の回復も早いと感じていたんだけど、僕は練習をやりすぎる傾向にあるようだ」とポルジンギスは語る。今回のフィジカルチェックを勧めたのはスペイン時代から親交のある理学療法士、マノロ・バルディビエソ。ポルジンギスはあらためて彼に依頼し、今シーズンを通じてニューヨークに来てもらい、練習量とコンディションを見てもらうことにした。この2シーズン、後半戦になると体重が落ちていた。昨シーズンはクリスマスを境にパフォーマンスを落とした。そして2シーズンとも、レギュラーシーズンのラスト2週間をケガで欠場している。ポルジンギスは言う。「オーバートレーニング状態にならないよう心掛ける。試合翌朝の練習も自重する。これまで通りにやっていたら体重を維持できないし、シーズン終盤は疲れ切った状態だった」Kristaps Porzingis puts up 31 for the @NYKnicks on the road. #KiaTipOff17 pic.twitter.com/0qg9D00tUm— NBA (@NBA) 2017年10月20日今シーズンは2試合を終えて平均32.0得点、8.5リバウンドを記録しているポルジンギス。彼の目標は、オールスター選出であり、1試合平均30得点であり、シーズンを通じて最も成長した選手に送られるMIP賞、それから最優秀守備選手賞だ。「1試合30得点は大変だけど、それだけ生産性の高い選手になりたい。そうすればチームの勝利に貢献できる。ただ、大事なのは1試合30得点ではなくて、チームが勝つこと。そのために必要なことをできる選手になりたい」頑張る気持ちがオーバートレーニングを引き起こし、シーズン終盤には『ガス欠』になってしまう。不調のプロセスが分からなければ改善できなかった問題だけに、原因を突き止められたことは幸いだった。これまでの習慣を変えるのは大変だろうが、リカバリーを重視することなくキャリアを長く続けることはできない。あとは結果を残し、名実ともに『ニューヨークの顔』としての力を証明するだけだ。2017/10/24NBA&海外
-
『ニックスの顔』はカーメロ・アンソニーからクリスタプス・ポルジンギスへ「チームを引っ張る役割を受け入れる時だ」「良いことも悪いことも受け入れないといけない」10月19日にチェサピーク・エナジー・アリーナで行なわれた試合が終わった直後、この夏にニックスからサンダーに移籍したカーメロ・アンソニーはクリスタプス・ポルジンギスとハグして、いくつか言葉を交わした。ほんの数秒の会話が終わると、2人はそれぞれのロッカールームに向かった。昨シーズンまで『ニックスの顔』として活躍したカーメロは、そのバトンをポルジンギスが受け取る時期が来たと考えている。カーメロは『NewsOK』にこうコメントしている。「彼にとって、今シーズンは非常に大事なシーズンになる。チームを代表する位置まで来た。今、どんなことだって受け入れないといけない。これから何が起ころうと、良いことも悪いことも受け入れないといけない」Nothing but love and respect between @carmeloanthony & @Kporzee. pic.twitter.com/VcDDNTZFRi— NBA on TNT (@NBAonTNT) October 20, 2017昨シーズンまでは、『ニックスの低迷=アンソニーの責任』という図式が成り立っていた。大都市ニューヨークのメディアはアメリカ国内で最も辛辣だ。何かがうまく行かない時、批判の矢面に立ってチームメートを、特に若いポルジンギスを守ったのはアンソニーだった。「俺が批判を受けることで、彼がプレッシャーを感じないようにしたつもりだ。ただ、強要したくはないが、その役割を担う時が来た。目の前にある役割を受け入れる準備をしないといけない」そのポルジンギスは、サンダー戦でゲームハイの31得点12リバウンドを記録。試合後、カーメロが務めたリーダーへの就任について「自分の力を疑ったことなんて一度もない。たとえそれがどれだけ大きな役割だとしても、自分の人生で最も困難なことだとしても、決して恐れない」と語った。その意気込みは頼もしい限り。『ポルジンギスのチーム』と周囲に認めさせるには、残り81試合にフル出場し、チームメートを鼓舞し、自らのキャリアイヤーとしなければならない。ただの有望株ではなく、成熟したスタープレーヤーと認めたからこそ、カーメロは重責を彼に託した。ポルジンギスにとって今シーズンは男の見せどころとなる。2017/10/21NBA&海外
-
どうなる新生ニックス? クリスタプス・ポルジンギスはパワーフォワードでの起用を好む「4番の方ができることが多い」ビッグマンとしても起用できるがケガに弱い部分が難点カーメロ・アンソニー問題に決着をつけたニックスは、今後はクリスタプス・ポルジンギスを中心とするチーム作りにあらためて着手し、再びプレーオフ進出を目指すこととなる。そのポルジンギスは221cmというサイズだけでなく、スキルにも秀でるオールラウンダーだ。サイズ的にはセンターだが、本人はパワーフォワードでの起用を好むと『New York Daily News』に語った。「自分が4番でプレーして、相手の4番がシュートを打たないタイプの選手なら、いろいろなことができる」とポルジンギスは主張する。センターでのプレーについては「もし5番でプレーすると、相手のビッグマンと競り合ったり、体力を消耗してしまう。オフェンス的なことを言えば僕に分があるけれど、4番でのプレーの方が快適にやれる」と語った。アンソニーもニックスに在籍した際は、パワーフォワードではなくスモールフォワードでの起用を好んだ。当たり負けしない屈強な身体を手に入れればセンターでの起用も考えられるが、これまでのキャリアを見る限り、ポルジンギスはケガに強いタイプではない。本人もそのことを分かっているからなのか、「4番の方がサイズが小さいから、僕なら頭上越しにシュートを決められる。相手の4番がシューターでなければ、リムを守ることにも集中できる」と言う。幸い、ニックスにはジョアキム・ノア、エネス・カンター、ビリー・エルナンゴメス、そしてカイル・オクインもセンターで起用できるため、今のところポルジンギスを5番で出場させる必要はない。ただ、4番でプレーすることが『逃げ』であってはならない。どのポジションでプレーするにしても、ケガに弱いという課題は克服する必要がある。相手チームがディフェンスの際にビッグマンをぶつけてきても跳ね返すくらいの力強さを手に入れられれば、手の施しようがなくなる。当然、ポルジンギスもそれは理解しているだろう。まずは今シーズン開幕後、ニックスがポルジンギスをどのポジションで起用するのかに注目したい。The crossover + jam for @kporzee ?? #NewYorkForever pic.twitter.com/N407RLW2Zy— NEW YORK KNICKS (@nyknicks) October 4, 20172017/10/06NBA&海外
-
クリスタプス・ポルジンギス、ニックスへの怒りの原因はフィル・ジャクソンではなく指揮官ジェフ・ホーナセックだった!?エースと指揮官はエルナンゴメスを通じてのみ会話?ニックスのクリスタプス・ポルジンギスが、昨シーズン終了後のチームミーティングを欠席し、早々ラトビアに帰国したことは周知の事実だが、これまでは前球団社長のフィル・ジャクソンと折り合いが悪かったのが原因と伝えられてきた。しかし、ここにきて、ポルジンギスを怒らせたのが指揮官のジェフ・ホーナセックだったという説が出ている。『The Big Lead』によれば、ホーナセックは昨シーズン中にポルジンギスをからかうことが多く、そのコミュニケーション方法にポルジンギスが嫌悪感を示したことで、関係が悪化したというのだ。徐々に2人は会話することもなくなり、チーム内でポルジンギスと一番仲が良いビリー・エルナンゴメスを通じて話をするようになった。ある時、ポルジンギスの態度に我慢がならなかったホーナセックは、エルナンゴメスに「アイツに『いいかげん女々しい真似はするな』と言っておけ!」と伝えたことが本人の耳に入り、ミーティング欠席に繋がったという噂だ。もしこれが事実なら、ジャクソン解任は何の問題解決にもならない。今もニックスのヘッドコーチをホーナセックが務める以上、まだ火種は残ったまま。『The Big Lead』によれば、現在ポルジンギスとホーナセックはメールでやり取りするか、エルナンゴメスを介して連絡を取り合っているという。どこまで本当の話かは分からないが、ニックス上層部がポルジンギス中心のチームを作ると決めた以上、一日でも早く問題解決に努めるべき。エースとヘッドコーチが衝突したままでは、チームがまとまるはずがないのだから。2017/09/01NBA&海外
-
NBA3度目の開幕を『ニックスの顔』として迎えるクリスタプス・ポルジンギス「オールスターに選出される姿を想像している」名実ともにニックスのエースとして臨む3年目ニックスの顔として期待されるクリスタプス・ポルジンギスが、2017-18シーズンの目標にキャリア初のオールスターゲーム出場を掲げた。現在ラトビア代表として今月末から始まる欧州選手権に向けた準備を進めているポルジンギスは、Instagramに「今シーズンはオールスターに選出されている姿を想像している」と投稿。I envision myself being an All-Star next seasonKristaps Porzingisさん(@kporzee)がシェアした投稿 - 2017 8月 25 10:51午前 PDTカーメロ・アンソニーの去就は不透明なままだが、ポルジンギスと衝突した前球団社長のフィル・ジャクソンを解任した時点で、ニックスは同選手をチームの新エースに据える構想を固めたと見ていいだろう。実際、シーズンチケットのPR用ポスターからもアンソニーは外され、ポルジンギスが中央を飾っている。Never miss a moment with a 2017-18 Full Season Plan, now on sale at https://t.co/fn85V5Hfi8. #Knicks #NewYorkForever pic.twitter.com/47UwJPRpDf— NEW YORK KNICKS (@nyknicks) 2017年8月25日2年目の昨シーズンは66試合の出場に終わったが、平均18.1得点、3ポイントシュート成功率も1年目の33.3%から35.7%に上昇させるなど、現代のNBAビッグマンに求められるシュート力と機動力を兼ね揃えているだけに、今シーズンはキャリア初の平均20得点到達が期待される。ファンからの人気も高く、レギュラーシーズン開幕からの成績が伴えば、オールスター投票でも東カンファレンスのフロントコート部門で1位になることが有力視されるレブロン・ジェームズ(キャバリアーズ)に迫るだけの票数を獲得できるかもしれない。ポルジンギスは、オフの間も課題のフィジカル強化に努め、今月上旬にはNBAアフリカゲーム出場のために滞在した南アフリカで、インターナショナル選手の草分け的存在であるダーク・ノビツキーとの練習も実施。稀有な才能の持ち主であることから『ユニコーン』と呼ばれるポルジンギスは、更なる進化を遂げ、2018年のオールスターゲーム出場を目指す。2017/08/27NBA&海外