
『ルティックス』の検索結果
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開幕戦で大ケガを負ったゴードン・ヘイワードが復帰に向け強い決意を語る「必ず以前よりレベルアップして戻る」今シーズン中の復帰は断念開幕戦で左足首の脱臼、脛骨骨折という重傷を負ったセルティックスのゴードン・ヘイワード。手術は成功し、これから復帰までに長いリハビリを行なう彼が『Today』とのインタビューに応じ、ケガ、復帰、周囲の支えなどについて語った。左足をギプスで固定した痛々しい姿でインタビューに応じたヘイワードは、セルティックスでの1年目から輝かしいキャリアを送るはずだった。しかし、キャバリアーズとの開幕戦ではわずか5分足らずの出場時間に終わったばかりか、目を覆いたくなるようなアクシデントに襲われた。カイリー・アービングからのパスをアリウープでフィニッシュさせようと跳躍し、コートに着地した瞬間、ヘイワードの左足首は通常ではあり得ない方向に曲がっていた。激痛に襲われるまでには一瞬の間があったと言う。「審判にプレーを止めてもらうように頼んだんだ。次の瞬間、激しい痛みに襲われた」開幕戦が行なわれたTDガーデンには、ヘイワードの両親も観戦に訪れていた。息子の晴れ舞台になるはずだった試合でアクシデントが起こり、それを目の当たりにした両親について聞かれたヘイワードは、2人の娘を持つ父親の立場としても考え、言葉に詰まりながら、こう答えている。「自分の子供が、あのようなケガをする姿は見たくないもの。僕も親だから、子供の痛みなら自分が代わってやりたいと思う。そのことを思うと感情が揺さぶられるよ。自分の子供たちには経験してもらいたくないことだからね」リハビリを開始したヘイワードは、2人の子供と妻に支えられて再起へ向けた日々を送っている。I know two little girls who can't wait to help their daddy feel better! #doctorbernie #doctorcharlie #daddyslittlegirlsRobyn Haywardさん(@robynmhayward)がシェアした投稿 - 2017 10月 20 7:39午前 PDTまたヘイワードは、Facebookの公式ページで、今シーズン中の復帰が不可能であることを明かした。本来なら精神的にふさぎ込んでしまう気持ちを救ってくれている存在こそ、2人の娘と妻だという。「娘たちは、父親が軽いケガをしていると思っているようだ。ギプスにシールを貼って遊び、僕を抱きしめてキスしてくれている。ちょっとしたケガをした時に、僕たちが娘にしてあげていることをやってくれるんだ。子供たちとの時間は息抜きになるよ」今シーズン中の復帰の可能性がなくなった今、ヘイワードは、たとえコートでプレーできなくても、やれる範囲でチームの助けになろうとしている。ただ、頭の中にあるのは復帰後の姿なのは間違いない。復帰に向けた強い決意を、こう話した。「必ず以前よりレベルアップした状態で復帰する。絶対にやれると信じている。でも、時間はかかるし、厳しいプロセスを経ないといけない。チームでプレーできないし、これまで当たり前だと思っていた些細なことから始めるにようになるかもしれない。これからは、そういったこともできて当たり前とは考えないようにするよ」2017/11/03NBA&海外
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『チームの顔』となったカイリー・アービングに導かれて若手が躍動、セルティックスが6連勝!ルーキー&2年目の若手がそれぞれ持ち味を発揮セルティックスは今シーズン開幕戦でゴードン・ヘイワードを失った。翌日のホーム開幕戦ではヤニス・アデトクンボの独壇場を許しバックスに敗戦。大型補強で期待されたシーズンは、最悪の形でスタートしたと言っていい。ところが、そこから6連勝。リーグ勝率トップへと躍り出た。6連勝目となったキングス戦では第1クォーターこそ拮抗したものの、そこからは力の差を見せ付けてリードを広げ、最終クォーターを前に89-60と勝利を決定づけた。キャバリアーズから移籍してきたカイリー・アービングがチームの中心、アル・ホーフォードが脇を固めて核となってはいるが、そこをベースにイキイキと躍動しているのが若い選手たちだ。キングス戦でカイリーと並ぶゲームハイの22得点を挙げたジェイレン・ブラウンはこう語る。「チームメートが僕を見つけてくれるおかげだ。カイリーは僕に良いパスを出してくれる、最高のリズムで打たせてくれるんだ。僕は常に準備をして、プレッシャーを切り離して打つことを考えていればいい」ブラウンは去年のドラフト3位指名。今年の3位指名のジェイソン・テイタムと2人でスタメンに名を連ね、名門セルティックスの主力として活躍している。キングス戦でリードを広げた第2クォーターに3ポイントシュート2本成功と効果的な働きを見せたシェミ・オジェレイは今年の37位指名、オフェンスリバウンド3つで相手の反撃の芽を摘んだガ-ション・ヤブセレは去年の16位指名。さらに10得点10リバウンドで初のダブル・ダブルを記録したダニエル・タイスは25歳、ブンデスリーガで4年のプレー経験はあるがNBAではルーキーだ。タイスは言う。「夏のトレーニングキャンプでは本当に苦労したけど、みんながサポートしてくれるおかげで今はもう環境に馴染んだ。僕の仕事はリバウンドで、その期待に応えることだけに集中してプレーできている」カイリーは言う。「僕らはハイテンポなバスケをエナジー十分で展開している。互いに良いポジションを取り、アンセルフィッシュにプレーしている。(ヘッドコーチのブラッド)スティーブンズがいつも言うように、小さなことに注意を払ってプレーすることが重要なんだ」キャブズにおけるレブロン・ジェームズに続く2番手という立場を嫌い、『チームの顔』になることを望んだカイリー・アービング。セルティックスは少しずつではあるが、彼が望む環境へと近づいている。Kyrie & Jaylen Brown? each score 22 PTS in just three quarters to lead the @celtics? to their 6th straight win! #Celtics pic.twitter.com/04glCyri3K— NBA (@NBA) 2017年11月2日2017/11/03NBA&海外
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『アデトクンボ・キラー』ぶりを発揮した新人シェミ・オジェレイ「いつだってベストプレーヤーと対戦したい」第4クォーターのマッチアップで完封し勝利を呼び込む10月26日にUWミルウォーキー・パートナー・アリーナで行なわれたセルティックスvsバックスで、見応えのあるマッチアップが見られた。セルティックスが72-69とリードした状態で迎えた第4クォーター。セルティックスのヘッドコーチ、ブラッド・スティーブンズは、ルーキーのシェミ・オジェレイにヤニス・アデトクンボのマークという大役を任せた。今シーズンのMVP候補にルーキーをぶつけるなど、バックスの選手たちは心の中で嘲笑したかもしれない。しかし、オジェレイはアデトクンボの前に立ちはだかり、高い身体能力、フィジカルの強さ、フットワークを駆使してタフショットを打たせ、ほとんど何もさせなかった。オジェレイがアデトクンボを抑える間に、セルティックスはリードを2桁まで広げて勝利。試合後にオジェレイは、アデトクンボとのマッチアップについて「良かった。いつだってべストプレーヤーと対戦したいからね。そうすれば、最高峰のレベルの選手に自分が対抗できることが分かる」と語った。以前からオジェレイのディフェンス能力を評価していたスティーブンズの策が機能した。指揮官は「彼には身体の強さと身体能力を生かして、相手のベストプレーヤーを抑える役割を担ってもらう」と話した。オジェレイはドラフト全体37位指名と決して高い評価を得ていたわけではないし、バックス戦までにNBA公式戦で37分しか出場時間を与えられていなかった。それでも勉強熱心な彼は対戦チームのプレー映像を見て分析し、練習でも守備に力を注いでいるという。「映像を見て、常に準備するんだ。分析して、相手の癖を把握する。その上でやれることをするんだ。映像を見ながら、スタッフから助言ももらえるし、自分でも誰とマッチアップするか予想することはできる。それでも、実際にはどうなるかは分からないからね。だからこそ、気持ちの部分で準備を整えておかないといけない」と、オジェレイは言う。まるでベテランのコメントだが、この落ち着きもオジェレイが優れたディフェンダーである要因。バックス戦では無得点に終わったものの、何点か取るよりもアデトクンボを抑えるほうがよほどインパクトは強い。たった1試合で『エースキラー』と見なされるようになったオジェレイが今後の試合で経験豊富なスター選手たちとどんなマッチアップを繰り広げるのか、楽しみだ。2017/10/28NBA&海外
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セルティックス指揮官ブラッド・スティーブンズ、教え子ゴードン・ヘイワードを支えるため『経験者』に助言を求めるポール・ジョージの完全復活を支えたボーゲルに連絡セルティックスでのデビュー戦で左足首の脱臼と脛骨骨折の重傷を負ったゴードン・ヘイワード。10月19日に手術は成功したが、今シーズン中の復帰は難しいと見られている。ヘイワードは、これから気が遠くなるほどのリハビリ生活を送ることになる。セルティックスの指揮官、ブラッド・スティーブンズにとってヘイワードは、バトラー大学時代からの可愛い教え子。ヘイワードの長いリハビリ生活を支えようと、彼はまずマジックのヘッドコーチ、フランク・ボーゲルに連絡を取った。というのも、ボーゲルはヘイワード以上の重傷を負ったポール・ジョージの完全復活を支えた人物だからだ。2014年の夏にアメリカ代表の紅白戦で右足開放骨折という重傷を負ったジョージは、2014-15シーズン中の復帰が難しいと言われていたが、懸命なリハビリとトレーニングを続けた結果、2015年の4月に復帰を果たした。2015-16シーズンに完全復活を遂げ、それ以降の活躍は説明するまでもない。スティーブンズは、10月20日の練習後にボーゲルとのやり取りを明かしている。「ボーゲルには、バックス戦の日に連絡を入れた。ポールがケガをしている間にどう励ましたか、他にすべきことがあるかを聞いた。そうしたら彼は、『ポールは椅子に座った状態で、左手でも右手でもシュートを決められるベストプレーヤーになった。ケガと戦うためには何か楽しくやれる方法を生み出すことだ』と言っていたよ」教え子を思うスティーブンズの気持ちもさることながら、NBAコミュニティの支え合う力にも心を打たれる。ライバル関係にあっても、必要とあれば立場にこだわらず教えを乞うし、頼られたら惜しみなく助言を与える。これでボーゲルも、ヘイワードの完全復活を願っている一人となった。ヘイワードが復活を遂げた時、若き知将スティーブンズが考案した独創的なリハビリ方法が明かされるのだろう。その日ができるだけ早く訪れることを、誰もが願っている。Last night Gordon Hayward expressed his appreciation for all of the well wishes. See how fans showed their support at TD Garden. pic.twitter.com/RPG3bYz1fS— Boston Celtics (@celtics) 2017年10月19日2017/10/21NBA&海外
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長期離脱となったゴードン・ヘイワードをコービー・ブライアントが激励「マンバ・メンタリティだ」数々のケガを乗り越えてきたレジェンドからのエールキャバリアーズとの2017-18シーズン開幕戦で左足首の脱臼、脛骨の骨折という重傷を負ったセルティックスのゴードン・ヘイワードに、レイカーズのレジェンドであるコービー・ブライアントがメッセージを送った。現役時代に数々の負傷を乗り越えてきたブライアントは、大きなケガを経験した者にしか分からない感情、痛み、不安定になりがちなメンタル部分を含め、Instagramに長文のメッセージを投稿した。「悲しみ。怒り。苛立ち。叫び。泣く。不機嫌にもなる。目が覚めて、悪夢にうなされていたんだと思うだろう。でもそれは、現実に起こった出来事ということに気づくためでしかない。あの日、あの試合、あのプレーが起こる前に戻りたいと願う。だが、現実の世界では何も元には戻らない。君も過去に戻るべきではないんだ。前に進む時だ」と綴ったブライアントは、2013年に左足のアキレス腱断裂という大ケガを経験。その後は昨年に引退するまで、常にケガと戦い続けた。ブライアントはヘイワードに対し、「術後は、復帰までの長い過程に集中しろ」と言う。「非常に長い道のりになるけれど、小さな目標の達成に意識を向けると、ケガをする前まで当たり前にやれていたことをするのにも苦しむという素晴らしい部分に気づける。復帰する時には物の見方も変わっているはずだ。立てること、歩けること、走れることに感謝するようになる。以前よりハードなトレーニングを自らに課すようになる。小さな目標を達成することで、自分の中の確信が成長していくのが分かるようになる。そのおかげで以前より成長した状態で復帰できる」と続けた。Be sad. Be mad. Be frustrated. Scream. Cry. Sulk. When you wake up you will think it was just a nightmare only to realize it's all too real. You will be angry and wish for the day back, the game back THAT play back. But reality gives nothing back and nor should you. Time to move on and focus on doing everything in your power to prepare for surgery, ask all the questions to be sure you understand fully the procedure so that you may visualize it in your subconscious while being operated on and better the chance of it's success. Then focus on the recovery process day by day by day. It's a long journey but if you focus on the mini milestones along the way you will find beauty in the struggle of doing simple things that prior to this injury were taken for granted. This will also mean that when you return you will have a new perspective. You will be so appreciative of being able to stand, walk, run that you will train harder than you ever have. You see the belief within you grow with each mini milestone and you will come back a better player for it. Best of luck to you on this journey my brother #mambamentality always.Kobe Bryantさん(@kobebryant)がシェアした投稿 - 2017 10月 18 8:38午前 PDTコービーがここまでするのも、ヘイワードの才能を確信しており、努力を怠らない選手だと知っているからこそ。2人は昨年夏に、ヘイワードの依頼をコービーが受け入れる形で1週間練習をともにしている。文末でブライアントはヘイワードを「兄弟」と表現し、こう締めくくった。「今回の長旅で君の成功を願っているよ、兄弟。いつだって、#mambamentality だ」レジェンドからのエールがヘイワードの心に響かないはずはない。『マンバ・メンタリティ』でリハビリに励み、進化した姿でコートに戻ってくる日を待ちたい。2017/10/19NBA&海外
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セルティックスに衝撃、新加入のゴードン・ヘイワードが開幕戦で左脛骨を骨折カイリー「可能な限り彼を支えるつもり」10月17日にクイックンローンズ・アリーナで行なわれたレギュラーシーズン開幕戦、セルティックスvsキャバリアーズで、ゴードン・ヘイワードが重傷を負った。第1クォーター残り5分15秒、ヘイワードが右ウィングからペイント内に侵入した時のことだった。カイリー・アービングからのロブパスを空中でつかみ、フープにボールを押し込もうとした際にバランスを崩す。左足からコートに着地した瞬間、ヘイワードはコートに倒れ込んで悶絶。左足首があらぬ方向に曲がった姿を見たキャブズとセルティックスのメディカルチームがコートに飛び出して応急処置を施し、すぐさま担架で運び出された。直後の診断は足首の骨折だったが、後にセルティックスのヘッドコーチ、ブラッド・スティーブンズが、左足首の脱臼、脛骨の骨折とあらためた。『boston.cbslocal.com』によれば、ヘイワードは18日に手術を受けるという。脛骨が完全に折れたことで、幸いにも周辺の組織を傷つけていないことから、順調に回復すれば4~6カ月で復帰できるという情報もある。ヘイワードが会場の外に担架で運び出される様子を『WBZ-TV』のリポーターがTwitterに投稿。ヘイワードは落ち着いた表情を見せ、声をかけられた関係者に親指を立てて返答し、見た目よりも重傷ではないことをアピールした。#Celtics Gordon Hayward leaving Quicken Loans arena moments ago - #WBZ pic.twitter.com/PLUjNWkz73— Dan Roche (@RochieWBZ) 2017年10月18日とはいえ、彼の今シーズンはもう終わったという可能性のほうが高いことは明らか。すべてが順調に進むとしても、復帰は慎重に判断すべきだ。セルティックスが4年1億2800万ドル(約145億円)でヘイワードを獲得したのも、今後のチームを背負って立てるから存在だからこそ。こうなってしまった以上はリスクを冒すべきではない。キャブズ戦後、指揮官スティーブンズは「彼のことを思うと辛い。彼は努力を続けていたし、今週は非常に状態も良かった。今日の試合で良いプレーをしてくれると思っていた」とコメント。バトラー大学時代からの関係である教え子のことを思い、「完治させてもらいたい。とてもタフな出来事だが、これも試合の一部だ。ケガのリスクは常にある」と続けた。今回の負傷シーンは、2014年夏に行なわれたアメリカ代表の紅白戦で足の開放性骨折という重傷を負ったポール・ジョージの姿が思い起こさせる。ジョージの負傷も会場で目の当たりにしたアービングは「目にしたい光景ではない。G(ヘイワードの愛称)はきっと戦い続ける。僕たちも彼の回復を祈っているし、可能な限り彼を支えるつもりだ」と語った。ヘイワードが長期離脱した以上、同ポジションのマーカス・スマートが大きな穴を埋めなければならない。アービング、ヘイワードの加入で今シーズンの東カンファレンス優勝候補に挙げられたセルティックスだったが、思いがけない形で早くも大きな試練に直面することとなったGet well soon Gordon pic.twitter.com/LBhLep1I75— Boston Celtics (@celtics) 2017年10月18日2017/10/19NBA&海外
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NBA開幕戦でキャバリアーズがセルティックスを撃破、レブロンとカイリーは試合後のハグで互いの健闘を称えるゴードン・ヘイワードをアクシデントが見舞うNBA2017-18シーズンが開幕。オープニングゲームとして行われたキャバリアーズvsセルティックスは、キャブズが102-99で勝利した。一番最初に観客を驚かせたのはポジティブなプレーではなく、ゴードン・ヘイワードのケガだった。試合開始から5分、オフェンスの場面でレブロン・ジェームズとジェイ・クラウダーと接触したヘイワードは立ち上がれず、そのまま担架で運び出された。ジャズから加入したゴードンは足首脱臼と脛骨骨折で、しばらく戦線離脱することになりそうだ。ヘイワードのケガで意気消沈したセルティックスはキャブズにリードを許すが、ここでハッスルプレーを見せたのはルーキーのジェイソン・テイタム。キャブズ相手に物怖じせず、アグレッシブなプレーでチームに活力を与えた。さらには古巣対決で注目されるカイリー・アービングも新天地で変わらぬプレーを披露する。The first of many @KyrieIrving to @jaytatum0 connections ?? pic.twitter.com/BMV4TChaw0— NBA on TNT (@NBAonTNT) 2017年10月18日第3クォーターにセルティックスが猛反撃を見せて接戦となるが、終盤に勝負強さを見せたのはキャブズだった。残り1分19秒にレブロン・ジェームズの得点で逆転に成功すると、レブロンのアシストを受けてフリーになったケビン・ラブが3ポイントシュートを沈めて突き放す。その後の時間帯をカイリーのフリースローによる1点でしのぎ、キャブズが開幕戦勝利をつかんだ。レブロン・ジェームズは29得点16リバウンド9アシストと開幕戦からフルスロットル。デリック・ローズは14得点と復活を印象付けるパフォーマンスを披露した。アービングは22得点10アシストと十分な働き。試合が終わるとレブロンを始め昨シーズンまでのチームメートとハグを交わして健闘を称えあった。You reach, @KingJames? teaches. pic.twitter.com/d5Immf3MIj— NBA on TNT (@NBAonTNT) 2017年10月18日2017/10/18NBA&海外
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新生セルティックスの両エース、カイリー・アービングとゴードン・ヘイワードは開幕戦に向け準備万端アービングは「これまでで一番興奮している」今夏セルティックスに加入し、すでに新チーム内でも存在感を発揮しているカイリー・アービングとゴードン・ヘイワードの2人は、17日に行なわれるキャバリアーズとの開幕戦に向けて準備万端の様子だ。2日後に開幕を控えた15日、メディアの取材に応じたヘイワードは充実した表情を見せ、「チームは良い感じでまとまっている」とコメント。「チームにはいろいろなことができる選手が多い。攻守両面で多才な選手が多いからね。それに、頭が良い選手もたくさんいる。シーズン序盤は思うように進まないことが多いものだけど、スマートな選手が多いのはプラスに働くはずだ」と続けた。そのヘイワードとともにチームを引っ張るアービングにとって、開幕戦は古巣対決でもある。だがアービングは、キャブズとの対戦についてより、セルティックスで果たしたい目標について、次のように話している。「シーズン開幕にあたって、僕たちはチームで達成したい目標について話し合っているんだ。チームの目標が先にあって、次に個人で達成したいことが来る。どちらもチームの役に立つ、チームのプレーを高める要素になる。このリーグでプレーするようになってから、そういうことが自分の中で当たり前になった。新しい環境でプレーするけど、これまでで一番興奮している。シーズン開幕が楽しみだよ」注目される移籍が多数実現した激動のオフを経て、いよいよNBA新シーズンが開幕を迎える。その中心にいる1チームがセルティックスであることは間違いない。セルティックスは、今オフの補強により完全に別なチームへと生まれ変わった。キャブズに取って代わり東カンファレンスのトップに立てるかどうか、まずは開幕戦が現在地を測る基準になる。アービングの古巣対決云々が論じられるのは試合開始までの話で、ティップオフしてしまえば関係ない。開幕戦で注目されるべきは、セルティックスのチームケミストリーがどこまで完成しているかだ。2017/10/16NBA&海外
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キャブズに黄信号! 足首を痛めたレブロン・ジェームズはプレシーズン最終戦を回避、セルティックスとの開幕戦も欠場?カイリー・アービングとの『激突』はおあずけ?10月17日にクイックンローンズ・アリーナでセルティックスとの2017-18シーズン開幕戦を迎えるキャバリアーズ。だが、ここにきてエースのレブロン・ジェームズが開幕戦を欠場する可能性が浮上した。トレーニングキャンプ中に左の足首を痛めたレブロンは、プレシーズンゲームが始まってからも試合に出場せず、治療とトレーニングを続けていた。10日のブルズ戦でようやくプレシーズン初出場、30分の出場で17得点5リバウンド3アシストを記録したものの、翌日には患部に痛みが出てしまった。ヘッドコーチのタロン・ルーは「痛みを感じている以上、明日の練習には参加しないし、金曜の試合にも出場させない。彼はイライラしていたよ」とコメント。セルティックスとの開幕戦出場についても、ルーは「今日は治療を受けていた。今の時点で心配する必要があるかは分からない」とだけ話している。今シーズンが15年目のレブロンが年間10試合以上を欠場したのは、ヒート時代の2011-12シーズン(62試合)と、キャブズ復帰後の14-15シーズン(69試合)の2シーズンのみ。しかし、32歳になったことを考えれば、たかが足首の捻挫と甘く考えるのは危険だ。開幕戦にレブロンが出場するのは完全に痛みが消えた場合だけだろう。しかし、ファンにとっては残念な話。17日のキャブズとセルティックスの激突は、チームにとっての開幕戦であるだけでなく、NBAのオープニングゲームである(17日はセルティックスvsキャブズの後にロケッツvsウォリアーズの2試合が組まれている)。もしレブロン・ジェームズがこの試合への出場を回避すれば、オープニングゲームの目玉であるカイリー・アービングとの対決が見られなくなってしまう。この機会を逃せば、次の対戦は年明けとなる。本当の勝負はプレーオフでの対戦とも言えるが、万全のコンディションのレブロンとアービングの激突が開幕戦を盛り上げることがベスト。無理は禁物であることは承知の上で、数日の休養で回復する軽傷であることを願いたい。2017/10/12NBA&海外
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カイリー・アービングが敵地でのシクサーズ戦で21得点の活躍、セルティックスはプレシーズンゲーム2連勝のスタートキャブズ時代のジャージーを着た少年にバッシュを渡す10月6日にウェルズ・ファーゴ・センターで行なわれたセブンティシクサーズとのプレシーズンゲームで、セルティックスのカイリー・アービングが21得点の活躍を見せた。アービングは3ポイントシュート7本中5本の成功を含め、フィールドゴール14本中7本成功。試合開始から良いリズムを維持したアービングは、緩急を付けたプレーでシクサーズを翻弄し、オープンな状態を何度も作ってみせた。アービングと同じくトレードで加入したゴードン・ヘイワードが9得点5アシスト、そしてルーキーのジェイソン・テイタムも先発出場して9得点5リバウンドを挙げ、セルティックスが110-102で勝利している。.@KyrieIrving is ?? in! #NBAPreseason pic.twitter.com/IOWz22hmWv— NBA TV (@NBATV) October 7, 2017試合後アービングは、コートサイドで観戦していたキャバリアーズ時代のユニフォームを着た少年ファンに、試合で着用したシューズをプレゼントし、感謝の気持ちを示した。そして試合後にはこう語っている。「チーム最大の長所の一つは、トランジションと、お互いのためにプレーを決められること。それは全てディフェンス時に相手にかけるプレッシャーから始まるんだ」???? @KyrieIrving with the assist as he gives his game-worn shoes to this young fan.?? @NBA pic.twitter.com/iD2lw3jO8d— B/R Kicks (@br_kicks) October 7, 2017新チームのセルティックスにとって、プレシーズンゲームとはいえ2連勝という結果は大きい。アービングがリーダーシップを発揮し、ヘイワードの状態も上向いているだけに、今のところケミストリーは順調に構築されていると言える。プレシーズンゲーム残り2試合で連携を確認し、17日に行なわれるキャブズとの開幕戦に向けて仕上げていく。2017/10/07NBA&海外
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セルティックスでのデビューを飾ったカイリー・アービング、まずは試運転で「今はチームの基礎を作っている段階」と語るゴードン・ヘイワードとともに歓声で迎えられる10月2日にTDガーデンで行なわれたホーネッツとのプレシーズンゲーム初戦で、カイリー・アービングがセルティックスデビューを飾った。アービングはミッドレンジからのジャンプシュートでセルティックスでの初得点を決めると、続けて素早い動きからペイント内にカットしダンク。このプレーにホームのファンは歓声でアービングを称えた。To the rack! ?? pic.twitter.com/wZOJWgEqnr— Boston Celtics (@celtics) October 2, 2017同じく新加入のゴードン・ヘイワードは、右ウィングからの3ポイントシュートで初得点を記録。アービングとともに互いの持ち味を発揮し、試運転で好パフォーマンスを披露した。Now @GordonHayward splashes home his first bucket in green & white, followed by a steal and 3-pointer by @smart_MS3! ?? pic.twitter.com/Zg0KAk4Y3U— Boston Celtics (@celtics) October 3, 2017アービングとヘイワードは前半のみの出場だったが、試合はセルティックスが94-82で勝利。アービングは9得点4リバウンド3アシスト、ヘイワードは5得点5リバウンドを記録した。試合後、アービングは「今はチームの基礎を作っている段階」とコメント。また「他にも、自分たちが対戦するチームの中には、同じように一から作り直しているチームもある。僕たちは、今日のような試合を生かさないといけない」と話している。プレシーズンゲーム初戦ということもあり、両選手の出場時間は短かったものの、今後は徐々にペースを上げ、10月17日に敵地で行なわれるキャブズとの開幕戦に向けコンディションを上げていく。ケミストリー構築に時間はかかるが、新チームでの初戦勝利という結果を考えれば、幸先良いスタートを切ったと言える。2017/10/04NBA&海外
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レブロン・ジェームズが今年も正式始動を前に、キャバリアーズの選手だけを集めた『結束力強化』目的のミニキャンプを実施新加入のアイザイア・トーマスも参加の予定レブロン・ジェームズが、昨年に続いてキャバリアーズの選手だけを集めたミニキャンプをサンタバーバラで実施すると『Cleveland.com』が伝えた。このミニキャンプには、股関節を痛めてシーズン序盤を欠場する見込みのアイザイア・トーマスも参加する予定だという。トレーニングキャンプ開始まで1週間を切ったタイミングでミニキャンプを行うのは、レブロンが新加入選手を含めたチームの結束を高めたいと考えているからだ。昨シーズン終了後にカイリー・アービングがトレードを直訴してキャブズは揺れたが、最終的にセルティックスからトーマス、ジェイ・クラウダー、アンテ・ジジッチ、2018年のドラフト1巡目指名権と2020年のドラフト2巡目指名権を獲得する大型トレードを成立させて、事態を収拾している。トレードで加わった選手だけでなく、フリーエージェントだったデリック・ローズ、ジェフ・グリーン、ホセ・カルデロンと契約し、昨シーズンとは異なる陣容で開幕を迎えることになる。レブロンは、UCLAでケビン・ラブと合同トレーニングを行なう動画をSNSに投稿している。Kyrie is on ESPN this morning, and LeBron provided some counter-programming with Kevin Love at UCLA ??UPROXX SPORTSさん(@uproxx_sports)がシェアした投稿 - 2017 9月 18 9:09午前 PDT開幕に向けた準備も『仕上げ』の段階。今夏のレブロンはニューヨークでケビン・デュラント、カーメロ・アンソニーらスター選手たちとピックアップゲームを行なったが、やはり肝心なのはキャブズのチームメートとの実戦練習だ。チームケミストリー、戦術レベルなどを高めていく上で試合を想定したトレーニングは欠かせない。目標はもちろん4年連続のNBAファイナル進出、そして2回目の優勝だ。ただ、今シーズンは宿敵ウォリアーズの前に、同じカンファレンスのセルティックスが強力なライバルになりそうだ。10月17日に本拠地クイックン・ローンズ・アリーナで行なわれる開幕戦で両者は激突するが、カイリー・アービングを『敵』として迎えたアリーナの雰囲気、キャブズの受け止め方がどのようなものになるかは興味深い。新たなキャブズを作り上げるため、レブロンが本格始動する。2017/09/20NBA&海外
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セルティックスのジェイレン・ブラウン、レブロン・ジェームズとのマッチアップを前に自作のラップを聴いて精神統一「息を吸い、息を吐き、心の声に耳を傾けろ」2年目の活躍が楽しみなセルティックスのジェイレン・ブラウン。1年目からプレーオフの舞台を経験したブラウンにとって、最も重圧がかかった試合といえば、キャバリアーズと対戦した東カンファレンス決勝だ。レブロン・ジェームズとのマッチアップに備え、ブラウンは『Building Blocks』というタイトルの3分31秒のラップを自作し、それをシリーズ中の試合前に繰り返し聴いていたと『Sport Techie』が伝えた。気になる歌詞だが、その一部が明らかになっている。「今日は試合だ、集中する時だ。準備はいいか。息づかいが重たい、落ち着いていこう。力が十分でなかったとしても自分にはやれると言い聞かせろ。吐きたいような気持ちを抑えろ。ただ呼吸すればいい」「息を吸い、息を吐き、心の声に耳を傾けろ。呼吸し続けろ。お前に選択肢はないんだ、呼吸し続けろ。手は汗ばみ、足も重く感じる──」音楽の力により普段より集中を最大限まで高めたとしても、ルーキーにレブロンの相手は荷が重すぎた。第5戦でキャブズが勝ち上がった同シリーズ中、レブロンはブラウンが出場した時間帯にフィールドゴール成功率79%を記録。シリーズを通じて平均29.6得点、6.4リバウンド、6.8アシストの大活躍を見せた。今シーズンも東の首位と2位はセルティックスとキャブズで決まりという意見も多く、プレーオフで順調に勝ち進んでいけば、カイリー・アービング、ゴードン・ヘイワードという新戦力を手にしたセルティックスと、そのアービングとの交換でアイザイア・トーマスを獲得したキャブズが再びカンファレンス決勝で激突する可能性が高い。ブラウンとしてはそれまでに一段とレベルアップし、レブロンに一泡吹かすくらいの意気込みでマッチアップしなければ、またも好きなようにシュートを決められてしまうだろう。現役ベストプレーヤーの呼び声を欲しいままにしているレブロンと対戦できるのは、若い選手にとって最高の機会でもある。ラップで表現した気持ちを乗り越え、選手としてレベルアップした姿を見せてもらいたい。2017/09/13NBA&海外
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アイザイア・トーマスとケビン・ラブ、小学生の頃から一緒にバスケットをしていた幼馴染がキャバリアーズで再会することに「小さい頃から彼と彼の家族のことはよく知っている」アイザイア・トーマスにとって、忠誠を尽くしたセルティックスに『トレードの駒』にされたことはショックな出来事だった。それでも、新天地キャバリアーズでNBA優勝を現実的な目的にできること、そしてケビン・ラブとプレーできることを彼は楽しみにしている。トーマスとラブは小学生の頃から同じチームでプレーしていた。それだけではなく、ラブの父親が試合や練習の送り迎えをしてくれて、しばしばラブの家に泊まりに行くほど仲が良かった。"I've known @KevinLove since I was in 5th or 6th grade."Watch @CavsFredMcLeod catch up with @Isaiah_Thomas → https://t.co/riLfCj3toY pic.twitter.com/pLupj8BIXb— Cleveland Cavaliers (@cavs) September 7, 2017「小さい頃から彼と彼の家族のことはよく知っているんだ。トレードが決まって最初にメールをくれたのもケビンで、『一緒にプレーできるのが楽しみだ』と言ってくれた。もちろん僕だって、ずっと一緒だった幼馴染とまたやれることに興奮しているよ」とトーマスは語る。トーマスの加入はラブにとっても良い刺激になりそうだ。レブロン・ジェームズ、カイリー・アービングとの『ビッグ3』と呼ばれながら、NBA優勝を決めた2015-16シーズンも2人の影に隠れる形となり、しばしばトレードも噂された。オールラウンダーとして確かな実力を持っているものの、それに見合った評価を得られていないラブにとっては、幼馴染とNBAでプレーすることがブレイクスルーのきっかけになるかもしれない。アイザイア・トーマスとケビン・ラブ。ともに育った2人はNBAの舞台でどのようなケミストリーを見せてくれるのだろうか。2017/09/12NBA&海外
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キャバリアーズの一員となったアイザイア・トーマス「現実的に優勝が狙える環境に身を置くことができて興奮している」復帰時期は未定だが今シーズン中の復帰をGMが約束9月7日、キャバリアーズはカイリー・アービングとの交換で獲得したアイザイア・トーマス、ジェイ・クロウダー、アンテ・ジジッチの入団会見を行なった。アイザイア・トーマスは『Player's Tribune』にボストンへの別れを告げるメッセージを送ったことで気持ちが吹っ切れたようで、キャバリアーズでの新しい挑戦について興奮気味にこう語っている。「トレードは突然のことで驚いた。でも、これはビジネスで、目が覚めた部分もある。現実的に優勝が狙える環境に身を置くことができ、これだけの機会を与えてもらえたことに感謝しているよ」New threads for the new fellas! pic.twitter.com/0VeGcK3kCz— Cleveland Cavaliers (@cavs) September 7, 2017気になるのは、トーマスが抱える股関節の負傷の状態だ。この問題について聞かれたキャブズのコービー・アルトマンGMは「復帰を急がせるつもりはない」とコメント。「今シーズン中に彼が健康な状態に戻り、コートに戻すことを目標とする。元のIT(トーマスの愛称)の状態に戻すことが我々の責務だ」と説明した。175cmというサイズを感じさせない得点力を持つトーマス、エネルギッシュな守備職人のクロウダー、今後が楽しみなジジッチを加え、キャブズの選手層は確実に厚みを増した。あとはレギュラーシーズンを通じてチームケミストリーを構築する作業を進め、アービングが加入したセルティックスとの対決、そして実現すれば4年連続となる宿敵ウォリアーズとのNBAファイナルに向けて準備を進めることになる。キャリア初の優勝に手が届く環境を手にした今、トーマスにはケガを完治させ、昨シーズン東カンファレンス最多の平均28.9得点を記録したパフォーマンスを取り戻すことが求められている。2017-18シーズン開幕まであと1カ月あまり、いよいよ全30チームの全貌が固まりつつある。2017/09/08NBA&海外
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キャバリアーズに移籍するアイザイア・トーマスからボストンへのメッセージ「セルティックでいられなくことが寂しい」失意のトーマスを救ったのは2人の息子の言葉セルティックスからキャバリアーズへのトレードが決まったアイザイア・トーマスが、『The Players' Tribune』で自ら現在の心情を綴った手紙を公開した。トーマスは、妻との結婚1周年を記念する旅行から地元シアトルに戻った日に、セルティックスの球団社長ダニー・エインジからトレードを告げられた。電話口でカイリー・アービングと交換でキャブズにトレードされたことを聞いた瞬間、しばらく誰とも話す気分になれなかったと振り返っている。NBAのビジネスとは理解していても、自分が2年半すべてを尽くしてきた球団に放出されて傷つかない選手などいない。だがトーマスは、自分よりも大事な2人の息子の言葉に救われた。「トレードを伝えて長男が最初に言ったのは、『レブロン・ジェームズ』という単語だった。つまり、東カンファレンスのベストチームで、世界最高の選手と一緒に優勝を目指すということ。そして次男からは『悲しい』と言われた。これも言い換えれば、自分がボストンを恋しがるかどうか、ということ。僕は、セルティックでいられなくことが寂しい」Happy 1 year wedding anniversary to @Isaiah_Thomas & wife Kayla! pic.twitter.com/Yi4uP0mi7a— Only In Boston (@OnlyInBOS) 2017年8月20日「あの日はボストンの皆が僕に寄り添ってくれていた」トーマスは2017年のプレーオフ開幕前日に最愛の妹を交通事故で亡くす辛い体験をした。ブルズとの初戦を迎えるにあたり、会場中がトーマスの心痛を察し、自分のことのように悲しんでくれる姿を目にして、「自分は一人ではないことに気がついた」と綴っている。「今夜はコートが自分のシールドになってくれると思った。忘れるためにコートが必要と思った。でも、コートに立った時の気持ちは、今も表現できない。ファンの皆の声援は今も耳に残っている。ファンの皆が作ってくれた手書きの『THIS IS FOR CHYNA. WE <3 ISAIAH』というボードは未だに目に焼き付いている。それから会場の皆がチャイナのために黙祷してくれた。その瞬間、シールドとしてのコートは自分に必要ないと分かった。何かを遮断する必要も、悲しんでいないフリをする必要もないことに気づいた。僕は一人でいる必要なんてないと気付いた。会場の皆が僕のそばにいてくれた。あの日はボストンの皆が僕に寄り添ってくれていたと思う」トーマスは、トレードについてもさることながら、自身が置かれた立場と、昨夏ケビン・デュラントが置かれた立場を比べ、ファンやメディアに対しても思うところを綴っている。「去年、KD(デュラント)がフリーエージェントになった時のことを考えていた。どうしてみんなは、彼が自分の未来にとってベストと思う判断を下しただけなのに、厳しい意見を浴びせることができたのだろうか。このリーグで選手に与えられたフリーエージェントの権利を行使しただけなのに、どうすれば彼を悪者扱いできたのだろうか。今回のトレードで周りが得られるものもあると思う。僕がどういう形でトレードされたのかを考えてもらいたい。すべてを尽くした球団から、事前に何も伝えられずトレードされたんだ。今回の件を通して、周りも考え方をあらためるべきだと思う」トーマスは続ける。「次に誰かがフリーエージェントの権利を得て移籍する時、もしその選手を批判する記事を書く場合や、彼を批判するTweetを投稿する場合、内容をよく考えるべきだ」Goodbye Boston!! https://t.co/ys4NfSV3Xr— Isaiah Thomas (@Isaiah_Thomas) 2017年9月6日「負けるためにクリーブランドに来たわけではない」トーマスは、レブロン・ジェームズのチームメートとして迎える2017-18シーズンについて「今シーズンはキャブズファンにとって素晴らしいシーズンになる。僕も興奮しているよ」と綴った。「確かに複雑な心境ではある。ボストン時代、キャブズを超えて東を制することが目標だった。ボストンの目標は今も変わらない。でも今は、僕がボストンを止める立場にいる。もしプレーオフでセルティックスと対戦することになったら……なんと言えばいいのか、上手く説明できない。でもきっと、最終的には『勝つ』という気持ちになると思う。それはとても悲しいことなんだ。本当に辛い。でも、僕は負けるためにクリーブランドに来たわけではないから」入団会見でもあらためてセルティックスでのキャリアを振り返るのだろうが、ひとまずトーマスは気落ちに区切りをつけた。次にメディアの前に姿を見せる時は、完全にキャブズの一員として4シーズン連続NBAファイナル進出、レブロンとの優勝を目標に切り替えているはずだ。今回の手紙で語られた内容を見れば、トーマスがどれだけボストンを愛していたかが分かる。まだ気持ちの整理がつかないセルティックスファンも少なくないだろうが、トーマスは前を向き始めた。今シーズン、TDガーデンでの試合は来年1月と2月にそれぞれ行なわれる。それまでにトーマスが股関節のケガから復帰できているかは分からないが、きっとボストンのファンは、元エースを温かく歓迎し、試合中はライバルチームの選手として認識するだろう。トーマスが言うように、もしキャブズとセルティックスがプレーオフで対戦する時には、お互いに遠慮はなくなる。2年半もの間チームのために尽くした選手と、その姿を見て、支えてきたファンの間にはリスペクトが生まれる。しかし、トーマスが敵地でのセルティックス戦で激しくプレーし、活躍することこそ最高の恩返し、そしてプロスポーツのあるべき姿と言えるのではないだろうか。そして昨日、トーマスはキャバリアーズの入団会見に出席。3番を付けることが発表された。2017/09/08NBA&海外
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アイザイア・トーマスがキャバリアーズで始動、心機一転の新天地では背番号3のジャージーを着用?入団会見より先に、本人がSNSに投稿セルティックスからキャバリアーズにトレードされたアイザイア・トーマスは、すでに気持ちを切り替え新チームでリハビリをスタートさせた。トーマスはInstagramに、キャブズのトレーニングウェアを着て練習する様子を投稿。メッセージ欄にはこう書き添えられている。「与えられた状況に対する反応で人の本質が決まると言われている。あなたは誰に自分の本質を決められたい? 自分か、それとも他人か。何をするにしてもハートをぶつけて取り組み、強いままでいなければいけない」"They say every man is defined by his reaction to any given situation. Well who would you want to define you? Someone else or yourself? Whatever you do, give your heart to it and stay strong"... THE MARATHON CONTINUES!!! #BookOfIsaiah2ComingSoon #ThatSLOWgrind #KeepDoubting #KillaSeason ??: @TeeJayReganIsaiah Thomasさん(@isaiahthomas)がシェアした投稿 - 2017 9月 5 6:39午後 PDTその他にも、トーマスの妻が、長男ジェイデン君とキャブズのロッカー前で撮影した2ショットを『Cavs Nation』がTwitterに投稿した。まだトーマスの入団会見は行なわれていないが、この画像を見る限り、トーマスはキャブズで3番を着けるようだ。. @Isaiah_Thomas is in the house ???? #CavsNation #Cavs pic.twitter.com/AIinfjiUUW— Cavs Nation (@CavsNationNet) 2017年9月5日股関節のケガの状態が当初より良くないことが分かり、開幕どころかオールスターブレークまで復帰は困難という情報も出てきたが、いずれ公式な情報がアップレートされるだろう。とにもかくにも、キャブズの選手としての第一歩を踏み出したトーマス。新天地でまずは完全復活に向け努力することになる。2017/09/07NBA&海外
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追加で得た指名権の代償、キャブズへ移籍するアイザイア・トーマスにセルティックス時代のような忠誠心は求められない?「以前と変わらない選手の状態で復帰する」妹を亡くしてまでもセルティックスのために戦ったアイザイア・トーマスをもってしても、プレーオフの正念場でプレーを断念させた股関節のケガ。カイリー・アービングとのトレードが発表された後、キャバリアーズがトーマスのメディカルチェックの結果に懸念を持ったことで、この問題が再びクローズアップされることになった。結局はセルティックスが2020年のドラフト2巡目指名権をキャバリアーズに追加で譲渡することでトレードは正式決定したのだが、その前日にトーマスは『ESPN』の取材に応じ、股関節の状態について問題がないことを強調していた。「すぐに復帰はできないかもしれないけれど、必ず戻る。以前と変わらない選手の状態で復帰する。復帰に関して、これと異なる意見を言った医師はいない」トレードがどう決着するにせよ、今回の報道で『故障持ち』というレッテルを貼られてしまうのは彼にとって看過できない問題だ。今シーズンが契約最終年で、フリーエージェントになる来夏に影響が出る恐れがあるからだ。今回のトレードが決まるまで、トーマス自身はセルティックスに忠誠を誓っており、来夏にマックス契約を勝ち取るために2017-18シーズンを全力で戦うつもりでいたのだが、状況はもう変わっている。@Isaiah_Thomas pic.twitter.com/mDitluZCWd— Cleveland Cavaliers (@cavs) 2017年8月23日今回の騒動は『ケガ持ち』のレッテルを貼られる結果に昨シーズンに平均28.9点というスコアラーぶりを見せたトーマスとの契約に関心を持つチームはいくらでも出てくるとしても、コンディションに不安があると見られては本人が希望する条件とチームが考える『適正価格』に差が生じてしまう。トーマスはプロフェッショナルとして自分の評価を保つために、自身の状態について医師の所見を交えてはっきりと主張しているのだ。「医師からは、『ハイレベルでプレーしてきた選手たちで、自分よりも状態が悪い股関節を抱えた選手たちを見てきたけれど、彼らは素晴らしいキャリアを送った』と言われている」とトーマスは話した。今回、キャバリアーズはトーマスのコンディションに『ケチをつけた』ことで指名権を追加で得ることができた。ただ、その代償としてトーマスの心象は悪くしたはず。強いメンタルを持つトーマスだけに、宣言どおりに「以前と変わらない状態で」復帰するだろうが、セルティックスでそうだったようなチームへの絶対的忠誠は求められないかもしれない。2017/09/03NBA&海外
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セルティックスの一員となったカイリー・アービングが入団会見「ここにいることができてうれしいし、感謝しているよ」トレード要求の後、レブロンとは「話をしていない」キャバリアーズからセルティックスへのトレードが決まったカイリー・アービングが、ホームアリーナのTDガーデンで入団会見を行った。NBAデビューから現在までを過ごしたキャブズを離れることについて、「大変な決断だけど、自分自身の可能性を高めるためにやらなきゃいけなかった」とカイリーは語る。「コートで自分のポテンシャルを最大限に発揮する、その時が待ち切れない。今回の移籍は正しい決断だと思っているし、適切なタイミングでセルティックスが話を持ってきてくれた。ここにいることができてうれしいし、感謝しているよ」トレード希望をキャブズのフロントに伝えた後、レブロンとは「話をしていない」とカイリーは正直に明かした。それでも、2人の関係は変わらないと信じている。「彼からどれだけ多くのことを学んだか、そのことを伝えなければ僕は嘘つきになってしまう。偉大な選手と一緒にプレーする貴重な機会を僕は得たし、それはすごいことだった。僕は今こうしてここに座っているわけだけど、クリーブランドの人々やオハイオ、そしてあの特別なチームに僕を招き入れてくれたレブロンには非常に感謝している。3度のNBAファイナルを始めとする様々な思い出。兄弟みたいな間柄は今後も変わらないだろう」もちろん、感謝する相手はレブロンだけではない。「バスケットボール選手とは別の部分で、僕という人間の重要な部分はクリーブランドで作られたと思っている。そして25歳の成熟した人間として、僕は次のステップを踏み出すんだ。もちろん、バスケットボール選手としてもベストになるためにね」11番のジャージーを着た姿もお披露目。『より大きな責任』を背負ったカイリー・アービングが新たな一歩を踏み出した。2017/09/02NBA&海外
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カイリー・アービングが6年間を過ごしたキャブズの本拠地、クリーブランドに感謝のメッセージ「感謝の気持ちは不滅」「これまでの旅は、僕にとって今後も価値のあるもの」紆余曲折を経ながらもセルティックスへのトレード成立後から一夜明け、カイリー・アービングがInstagramにクリーブランドへのメッセージを投稿した。アービングは冒頭で「クリーブランドへの心からの感謝」と記し、次のように綴った。「クリーブランドへの愛情は、コートの中だけにとどまらない。素晴らしい人たち、そして最高の経験をさせてもらったクリーブランドは、これからも常に僕にとって特別な場所になる。アップダウンがあっても、どういう状況だろうと僕たちは立ち上がり、戦った。それがクリーブランドを体現している。その姿勢に愛情と誇りを持っている。球団を支えてくれ、州と街との絆を感じさせてくれ、たくさんの思い出を共有した大勢の素晴らしい人たちに伝えたい。みんなには、みんなのままでいてもらいたい。それに僕の感謝の気持ちは不滅ということも知っていてもらいたい。リーグでプレーするようになった少年のような19歳の頃から、25歳の男に成長して新たな旅路に向かう今まで支えてくれて本当にありがとう。これからもクリーブランドには愛情とリスペクトの気持ちしかない。これまでの旅は、僕にとって今後も価値のあるものになる」"My special thank you to Cleveland" *Link in Bio. My love extends way beyond the court I have for Cleveland and it will always be a place thats special because of the great people and experiences. The Ups and downs, we stand and fight no matter what the circumstances are, and that's what being in Cleveland embodies, it is all Love and a whole lotta pride. To the incredible individuals I've met who support the Cleveland organization and help allow us as Players to feel a special bond to the State/City and shared countless moments with, keep being YOU and know that my appreciation is eternal. Thank you From my whole being for being there as I was a 19 year old kid coming into the league, to now where I start another step in the journey as a 25 year old Evolving man. It will Always be Love and respect Cleveland. "The journey is always the Reward" #KyrieWickKyrie Irvingさん(@kyrieirving)がシェアした投稿 - 2017 8月 31 10:04午前 PDTまだセルティックスでの入団会見は行なわれていないものの、アービングは逸る気持ちを抑えられず、人気ゲーム『NBA2K』でのセルティックス版アービングを披露している。And to the @celtics and the whole fan base. Let's get it!! @nba2k #NBA2K18 @ronnie2kKyrie Irvingさん(@kyrieirving)がシェアした投稿 - 2017 8月 31 11:49午前 PDTレブロン・ジェームズという偉大な選手の隣でキャバリアーズに貢献してきたアービングは、独り立ちという選択を決断した。セルティックスでは、単独エースとして球団を引っ張る立場に置かれる。ただ、新天地でファンの期待に応えるのは簡単なことではない。昨シーズンまでチームを牽引し、ファンから愛されたアイザイア・トーマスとの交換トレードであることを考えれば、レブロンのキャブズを打ち負かしてNBAファイナル進出という目標を達成しなければならない。あえて茨の道に足を踏み入れたアービングの新シーズンに期待したい。2017/09/01NBA&海外