U15チャンピオンシップ

Bリーグユースチームの頂点を決める大会

8月15日から17日までの間、大田区総合体育館と片柳アリーナでBリーグクラブU15ユースチームによる『B.LEAGUE U15 CHAMPIONSHIP 2018』が行われ、全国から集まった34チームのユースチームが参戦。11のグループリーグに分かれ総当たりで戦い、勝ち抜いた12チームの中から決勝トーナメントが行われ、優勝が決まる。

田中力が横浜ビー・コルセアーズU15でプレーする中で成長し、世界へ羽ばたいていったように、今大会の趣旨は「世界に通用する選手の輩出に向けた育成強化の礎を形成するための機会」の提供。育成年代の大会である以上、結果よりも内容、ここで各選手が何を得て成長の糧にするかが大事。ただ、育成という地道な努力を続ける各クラブの成果を確認できる場であり、選手にとっては真剣勝負だからこそ得られるものもある。

大会初日の昨日は大田区総合体育館と片柳アリーナの2会場で、それぞれ3コートがフル稼働して34試合が行われた。大会2日目の16日は、9時半開始の試合で唯一残った予選リーグH組の最終戦が行われて予選順位が決定。11時から決勝トーナメントが始まり、ベスト4までを決める。

グループリーグを突破できなかったチームにも交流戦として試合が組まれており、選手たちにとっては体育館ではなくアリーナを舞台に公式戦を戦う機会が与えられる。大会最終日の17日は会場が大田区総合体育館だけとなり、準決勝からファイナルまで、また順位決定戦が行われる。

Bリーグは2018-19シーズンのB1ライセンス取得条件に「U-15年代のクラブチームを持つ」という項目を追加。チームによってまだ温度差があるものの、どこも本腰を入れて下部組織の育成に力を入れ始めた。部活動に比べ長期的な視点を持ちやすいユースが今後どう進化していくのか、今後の成長が楽しみだ。
U15チャンピオンシップ

写真=B.LEAGUE

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