女子ユニバ代表、決勝で中国と激闘を繰り広げるも、金メダルまであと一歩及ばず

2023年度バスケットボール男子U22日本代表チームおよび女子ユニバ日本代表チームは、中国・成都で開催の『FISUワールドユニバーシティゲームズ(2021/成都)』に出場し、男子U22日本代表チームは12位、女子ユニバ日本代表チームは決勝戦で中国と対戦し2大会ぶりに銀メダルを獲得して全日程を終了した。

女子ユニバ日本代表は決勝戦で、満員の観衆を味方につけたホームの中国と対戦。最後まで粘りを見せた日本だったがあと一歩及ばず、91-99で敗れて悲願の金メダルには届かなかった。それでも、見事な戦いを見せた女子ユニバ日本代表は、2017年大会に続き3度目の銀メダルを獲得した。

今大会キャプテンを務めた鈴置彩夏(ENEOSサンフラワーズは次のように大会を振り返った。「たくさんの応援ありがとうございました。結果としてはすごく悔しいですが、試合を重ねるうちにチームの一体感が増して、最後までチーム全員で戦えたことが良かったと思います。世界でも日本のスピードや速い展開のバスケットが通用するということは、すごく実感できたと思います。個人としては、世界で戦うのが初めてでしたが、世界での舞台をすごく楽しんでバスケットできたのは良かったですが、その分、課題がたくさん見つかりました。自チームに帰って、またレベルアップできるようにがんばりたいと思います。応援ありがとうございました」

女子ユニバ日本代表を率いた柏倉秀徳ヘッドコーチ(ENEOSサンフラワーズ)も、銀メダルを獲得した選手たちをこのように称えた。「今大会を振り返って、なかなか人数が揃わなかったり、準備する時間が限られた中でも選手たちがよく戦ってくれました。試合を重ねるごとにチームの成熟度が増していったように感じましたし、決勝戦はほんとに最高のパフォーマンスを選手たちが見せてくれました。選手たちの頑張りに敬意を表したいと思います。またここまで来れたのは選手以外にもスタッフの皆さんのサポートや支えがあったからだと思っています。本当にありがとうございました」

■女子ユニバ日本代表 試合結果
【予選ラウンド】
日本 100-56 アルゼンチン
日本 64-59 ハンガリー
【準々決勝】
日本 88-63 チェコ
【準決勝】
日本 69-56 フィンランド
【決勝】
日本 91-99 中国

優 勝:中国
準優勝:日本
第3位:フィンランド

なお、U22男子日本代表はU22チャイニーズ・タイペイ代表との11-12位決定戦に臨み、一進一退の攻防で互角の戦いを見せるが、82-84で惜敗し大会を終えた。

■男子U22日本代表 試合結果
【予選ラウンド】
日本 56-76 チェコ
日本 56-93 アメリカ
日本 49-69 ポーランド
【9-15位決定戦】
日本 104-48 アゼルバイジャン
【9-12位決定戦】
日本 62-84 中国
【11位決定戦】
日本 82-84 チャイニーズ・タイペイ

優 勝:チェコ
準優勝:ブラジル
第3位:アメリカ
第12位:日本