ケルドン・ジョンソン

「楽しみながらプレーしている」

現地3月19日に敵地で行われたキャバリアーズ戦で、スパーズのケルドン・ジョンソンが23得点に加えてキャリアハイとなる21リバウンドの大活躍でチームを引っ張り、116-110での勝利に貢献した。

2年目のジョンソンは、バスケットボールキャリア初の21リバウンドをマークしたばかりか、スパーズの選手では2013年にティム・ダンカンが成し遂げて以来の1試合20得点20リバウンド超えという快挙を果たした。指揮官のグレッグ・ポポビッチは、ジョンソンをシカ科で世界最大の動物ヘラジカに喩え、「彼はまるでヘラジカの如く、全く止まらずに相手に向かい続けた」と称えている。

196cmでの20リバウンド超えは並大抵のことではない。ジョンソンはリバウンドやハッスルプレーを決めるたびに大きな声をあげ、チームメートを鼓舞し続けた。試合後の会見で、ゲーム中のリアクションについて聞かれた彼は「自分自身のプレーを続けただけ。チームメートに声をかけて、勢いをつけようと思っていた。とにかく楽しみながらやるだけだよ」と語った。

ダンカン以来の快挙については「史上最高の選手の一人に数えられる彼と同じカテゴリーに名前を連ねることができて光栄だよ。でも、これで満足してはいけない。これからも自分を追い込まないとね。明日も試合があるんだ」とコメントした。

連勝を3に伸ばしたスパーズは、22勝16敗で西カンファレンス7位をキープ。ベテランのデマー・デローザンが中心のチームにおいて、ジョンソンのような若手の台頭は、厳しいプレーオフ争いを勝ち抜く上で欠かせない。