文=丸山素行 写真=バスケット・カウント編集部
プロバスケ選手の来庁に興奮の職員たち
渋谷区をホームタウンとするアルバルク東京は本日、渋谷区役所仮庁舎へ出向き、渋谷区長を表敬訪問した。プロバスケットボール選手を一目見ようと、職員たちはデスクから離れ、興奮しながら選手を歓迎した。中にはA東京のタオルを持った人や、ファイナルを見にいった人など、A東京への関心の高さがうかがえた。またマスコットのルークも登場し、その『モフモフ感』に感動しきりだった。
区長室での歓談は終始和やかなムードの中行われた。明日、渋谷センター街で行われる優勝パレードの話を持ち出した林邦彦社長は「昨シーズンはセミファイナルで敗れ、キャンセルの話をした時に悔しい思いをした」と告白し、1年越しのパレード実施についてあらためて挨拶をした。
区長の長谷部健は「3×3はオリンピック種目になってますし、ストリートバスケなども含め、もっと街でできるものを僕らも積極的に応援したいと思いますし、バスケット界を盛り上げてほしい」とエールを送った。
厳しい練習量ゆえに「そんなに元気がない」
チームからはヘッドコーチのルカ・パヴィチェヴィッチと正中岳城と菊地祥平、竹内譲次が参加した。渋谷区観光大使スポーツアンバサダーの肩書を持つ竹内に対し長谷部区長は「渋谷でブイブイ言わせてほしい(笑)」と街の活性化を促した。
「こういう時は正中と決まっているので」と菊地は口数が少なく、キャプテンの正中に対応を任せ、チームと同様にロールプレーヤーに徹していた。
A東京はルカコーチによる厳しく膨大な練習量が頂点をつかむ要因になった。だがそうした厳しい練習によって、「そんなに元気がないので」と渋谷に遊びに行くことができないと選手は主張し、笑いを誘った。
A東京は明日の17時から渋谷ハチ公前広場及び渋谷センター街でパレードを予定しており、2日には立川市役所で優勝報告会が予定されている。