中村浩陸

シーズン途中の加入でチームに勢いを与える存在に

大阪エヴェッサは今日、中村浩陸と2020-21シーズンの選手契約が基本合意に達したことを発表した。

中村は大東文化大からの特別指定選手として今シーズン途中にチームに加わった。インカレ終了後にチームに合流した昨年12月、伊藤達哉に合田怜とポイントガードにケガが相次いだことで与えられたチャンスで物怖じせずにプレーし、天日謙作ヘッドコーチの信頼をつかんだ。

ポイントガードの人数が足りないだけでなく、開幕からの勢いが落ちてきたタイミングで中村が台頭したことで、大阪は高い勝率をキープ。結果的に西地区優勝は琉球ゴールデンキングスに譲ったものの、ゲーム差1の2位とチャンピオンシップ進出が現実的な位置につけていた。

21試合に出場して、平均プレータイムは21分。彼自身、思いがけず多くの出場機会を得たが、デビュー早々の時期に「プレッシャーは別に感じません。責任を持ってプレーしていくだけです」と語ったように、堂々たるパフォーマンスを見せた。

中村はクラブを通じ、次のようなコメントを発表している。「支えてくださるブースターの皆様、パートナー様、チーム関係者の皆様に感謝の気持ちを持ち全力でプレーしたいと思います。 来シーズンもアグレッシブにプレーし優勝目指して頑張りますので、応援よろしくお願いします」

来シーズンは他のポイントガードと横一線からのスタートとなるが、その物怖じしない姿勢は変わらないはず。プロ契約1年目で、さらなる飛躍が期待される。