ポイントガードの層が厚い宇都宮から緊急補強
大阪エヴェッサは今日、宇都宮ブレックスから田原隆徳を期限付移籍で獲得したことを発表した。
田原隆徳は北海道出身の25歳。地元クラブのレバンガ北海道でBリーグデビューを飾り、2018-19シーズンに宇都宮に移籍。もともとはシューティングガードだが、宇都宮に移ってからポイントガードへとコンバートされている。今シーズンは田臥勇太の長期離脱を受け、渡邉裕規、鵤誠司に続くポイントガードの3番手を担っていたがプレータイムは伸びず、シーズン途中にテーブス海が加わったことで出場機会を失っていた。
その田原に目を付けたのが大阪だ。伊藤達哉が左手を骨折、さらには合田怜も左肩関節脱臼とポイントガードが相次いで長期離脱となっていた。
リーグ随一のポイントガードの層の厚さを誇る宇都宮ではなかなか出場機会を得られなかった田原だが、経験豊富なポイントガードとチーム内競争をする中でレベルアップしているはず。今回の期限付移籍でその積み重ねを出せるかどうか。田原は宇都宮から出されたリリースで「大阪エヴェッサで試合に出場し、ブレックスメンタリティーを出したいと思っています」と抱負を語っている。
今の大阪は自分のパフォーマンス次第でプレータイムをいくらでも獲得できる環境だけに、そのプレーに注目したい。