外角が得意なバーグレン、ブレイクに参加できるダフォー
新潟アルビレックスBBはジャレッド・バーグレンとオースティン・ダフォーの2選手の加入を発表した。
アメリカ出身、208cmのバーグレンはパワーフォワードとセンターを務める27歳。ウィスコンシン大学を卒業後NBAサマーリーグを経験。その後ベルギーで1年、昨シーズンは2年目となるイタリアでプレーしていた。クラブの公式ホームページには、「ゴール下では、身のこなしの軽いプレーをし、3ポイントシュートも得意とするビッグマンです。また、積極的にリバウンドにも絡んでいける選手です」とバーグレンのプレースタイルを説明している。
バーグレンは「新潟でプレーできることをとても楽しみにしています!Bリーグや日本の素晴らしさを聞いて、早く皆さんの前で、新しいチームメイトと共に戦う姿を見せたいと思っています!」とコメントしている。
同じくアメリカ出身のダフォーは205cmのパワーフォワード。コロラド大学卒業後、チェコでキャリアをスタートさせた。その後、ドイツ、フィンランド、ハンガリーとヨーロッパ各国を渡り歩き、昨シーズンはハンガリーでプレーしていた。クラブは「ゴール下でのプレーはもちろん、ブレイクに加わることやミドルレンジのシュート力のあるビッグマン。バスケットボールIQも高く、高確率でシュートを決めることのできる選手」と形容している。
ダフォーは「以前から非常に興味を持っていた日本という土地、しかも新潟というバスケットに非常に熱い街でプレーできることを心から嬉しく思っています。2017-18シーズン、200%のハードワークでチームの勝利に貢献することを誓います!皆様と試合会場でお会いできることを心待ちにしています!Go Albirex!!!」とコメント。
昨シーズンの新潟は得点ランキング2位のダバンテ・ガードナーと、同4位のクリント・チャップマンの強力『ツインタワー』が看板であり、五十嵐圭も「最低限の得点が見込めていた」と2人のオフェンス力を評価していた。だが、その反動としてチームとしてのバランスが偏り、日本人選手の得点が伸び悩むという弱点を抱え、思うように成績は上向かなかった。
チャップマンを放出し、得点能力の高い城宝匡史を獲得したのはそのバランスを整えるため。そして今回3ポイントシュートも打てるバーグレン、ブレイクに参加できるダフォーというタイプの異なる2名の新外国籍選手を加えた。あとはリーグワースト2位のディフェンスをどこまで向上させられるかがカギとなる。
新潟はこれで外国籍選手枠も埋まり、チームの方向性は定まった。