写真=野口岳彦
大河チェアマン「復興支援を目的に熊本開催を決定しました」
Bリーグは7日、2017-18シーズンのオールスターゲームを熊本ヴォルターズのホームアリーナ、熊本県立総合体育館で開催することを決定。大河正明チェアマンは訪問先の熊本から次のようなメッセージを発表している。
「平成28年熊本地震を決して忘れない。熊本から日本を元気にするべく、復興支援を目的にオールスターゲームを熊本で開催することを決定いたしました。2年目も前例や常識にとらわれることのないB.LEAGUE らしい“BREAK THE BORDER”なオールスターゲームをご期待ください」
昨年4月14日に起きた熊本地震を受け、Bリーグ開幕の1カ月前となる昨年8月24日には、代々木第二体育館で「がんばるばい熊本」B.LEAGUEチャリティーマッチが行われ、九州出身選手で構成された『九州選抜』と『Bリーグ選抜』が対戦した。会場内での募金とチャリティーオークションにより集まった支援金は日本財団を通して熊本県に寄付されている。
またその前のシーズン、震災翌日の4月15日に行われた東芝とのアウェーゲームを最後に熊本の試合開催が中止となってしまった後、NBLとbjリーグの終盤戦が行われた各会場では、選手が試合前後に募金を募っていた。
このような取り組みは、続けていくことが大事。Bリーグはそのことを、今回のオールスターゲームを熊本に持っていくことで示したと言える。
今年1月に行われた第1回のオールスターゲームでは、文字通りスターの共演となっただけでなく、Bリーグらしいド派手な演出も多数あり、代々木第一体育館は大いに盛り上がった。この『お祭り』が熊本で実施されるのは素晴らしいこと。これを機会に日本全国のバスケットボールファンが熊本を訪れるのも震災復興の一助となる。