B.LEAGUE PALYERS GUIDE 2024-25

新シーズンの開幕直前、Bリーグの沼にどっぷりハマっている4人のBリーグファンが集まり、 Bリーグ愛全開で今季の見どころについて語り合いました。

田村裕(たむら・ひろし)
吉本興業所属のお笑いコンビ・麒麟のツッコミ担当。自身でバスケットボール専門のYouTubeチャンネル「麒麟田村のバスケでババババーン!」を運営するなど、芸能界屈指のバスケ好きとして知られる。2007年に上梓した自伝的小説「ホームレス中学生」が220万部以上のベストセラー。

菜波(ななみ)
中高6年間をバスケに捧げ、SNSへ投稿したドリブル動画がきっかけとなり、ファッション誌『CanCam』の専属モデルになった経歴を持つ。昨季よりBリーグ公式コンテンツ「Bマガジン」の編集長に就任。『Going!Sports&News』のバスケサポーターも務め、昨夏のW杯も現地で取材。

ズッボン
ほぼ毎日Bリーグ情報を生配信しているバスケYouTuber。YouTubeでの配信の傍ら、自身でも取材活動や執筆活動を行っているほか、ラジオ出演やBリーグクラブのイベント出演など活動の幅を広げている。スタンスは「ただのBリーグファン」。

滝澤俊之(たきざわ・としゆき)
バスケ専門メディア「バスケットボールニュース2for1」代表。スポーツニッポン新聞社の編集者・記者を経て、2020年に同メディアを立ち上げる。日本代表やBリーグからNBA、WNBAまで国内外さまざまなバスケイベントを精力的に取材。スポーツライターとしても活動している。

「NBAでプレーしていた渡邊選手が日本でやるとどうなんの?っていうのがちょっと単純に楽しみ」

——今季の注目選手は?

田村 この人は外されへんなっていうところで、千葉ジェッツの渡邊雄太選手ですね。NBAから帰ってきて渡邊選手自身の戦闘力もそうですけど、やっぱりNBAの練習方法であるとか、メンタリティーであるとか、そういうものが一番何より大きいのかなと思っています。前回のW杯のときも、比江島慎選手(宇都宮ブレックス)であるとか川真田紘也選手(長崎ヴェルカ)であるとか、彼らを盛り立てることで日本に新たなスターを生もうとしていたんじゃないかな。アメリカにいながらも日本のバスケを盛り上げようという意志まで感じたので、果てしなきバスケ愛も含めて、Bリーグに来ることはとてつもないプラスやなと思います。グッズが売れるように工夫とか、そんなのも協力的やと思うんですよね。

菜波 すごい選手なのに“すごい選手感”を出さないじゃないですか。それがいいところですよね。

田村 オラオラ感がないですもんね。奥様と千葉のどこかでご飯を食べるだけでも、そのお店が流行りそうじゃないですか(笑)。経済効果半端ない、みたいな。もちろんバスケットボールそのもののスキルも、本当にただただ見たい。NBAでプレーしていた渡邊選手が日本でやるとどうなんの?っていうのがちょっと単純に楽しみです。

滝澤 富樫勇樹選手とも一緒ですしね。

菜波 私の注目は、まずは三遠ネオフェニックスの佐々木隆成選手。

田村 1人目に。さすがですね編集長!

菜波 いやいや(笑)。身長も180cmとPGとしては高いのに、すごいスピードと緩急で突っ込んでいく身体能力もすごい選手だなって。日本代表も経験されて。ポテンシャルがすごく高い選手なので、これからどう爆発してくれるかというところですごく期待しています。

滝澤 間違いないですね。

菜波 あと、もう1選手。

田村 おお、欲張りですね!

一同 (笑)

菜波 すみません(笑)。もう一人は群馬クレインサンダーズのヨハネス・ティーマン選手です。ドイツ代表も経験されてる選手で、それこそW杯とか五輪にも出られていて。新しい風というか、すごいんじゃないかということで期待しています。他の選手にもいい影響があるんじゃないかなって。

ズッボン ドイツで6シーズンぐらい同じチームにいたので、絶対にいい人なんですよ(笑)。個性派集団をうまくチームリーダーとしてまとめてくれる役割もしてくれるんじゃないかな。

菜波 確かにそうですね!

ズッボン 僕が注目しているのは長崎の川真田選手です。マイキー(川真田選手の愛称)にはちょっと新天地で頑張ってほしいな。日本人ビッグマンはBリーグの中ではすごく難しい役回りになっていて、どうしても外国籍選手がメインで使われる中で、プレータイム争いみたいなものもあるのかなと思うんですけど。Bリーグの枠にとらわれずに、日本バスケを引っ張っていくような存在として頑張ってほしいなって思いますね。

滝澤 髪色にも注目ですね。

田村 カステラカラー。前とそんな変わったか? というのはありますけどね(笑)。

滝澤 僕は中地区から名古屋ダイヤモンドドルフィンズの今村佳太選手に注目しています。昨季まで琉球ゴールデンキングスにいて、3シーズン連続で琉球をファイナルに導いて優勝も経験して。琉球のエースというところから、ライバル的なチームに移籍しているということもあって、彼もいろいろな思いを持ってシーズンに臨んでいると思うので。本当に優勝へのラストピースと言いますか、そういう存在になるんじゃないかなと思っています。

田村 彼もずっと日本代表に入りたくて、今回(パリ五輪では)惜しいところまで来ましたからね。メンタル面も含めて成長してるでしょうから、万全になればとんでもない力を名古屋Dに持ってきてくれそうですね。

——今季の見どころは?

田村 2023年のW杯から今年の五輪という流れがあり、バスケの注目度がえげつないじゃないですか。チケットも簡単に取れなくなってきてるというところで、選手それぞれ、めちゃくちゃ自覚が芽生えてきていると思うんですよ。昔ってオフになると選手たちは旅行とか行って、オフらしいオフやったのが、今ってオフはスキルアップの時間になって猛練習してたり。(バスケ界の)レベルの上がり方が半端ない。人気が伴ってきたところで、今年1年でどんな大きなうねりになるのかなというところは見どころかなと思っています。

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