ビクター・オラディポ

写真=Getty Images

オラディポのエールを受けペイサーズは6連勝

右足大腿四頭筋腱断裂により、今シーズン残り試合を欠場することが決まったペイサーズのビクター・オラディポが、負傷後はじめてメディアとの質疑に応じ、現在の心境を語った。

すでにマイアミでリハリビを開始したオラディポは、電話会見当日も、朝の4時半から身体を動かしたという。「今日は4時半からリハビリを始めた。最高のリハビリにしようと思って、集中してやっているんだ」とコメント。今シーズン終了になるほどの重傷を負いながらも、オラディポはチームのことを気にかけている。

2月2日には、マイアミでのヒート戦を控えたチームメートがオラディポのお見舞いに訪れたというが、エースは自身の負傷離脱後から4連敗を喫した仲間たちに対し、逆に檄を飛ばした。オラディポから力強いエールをもらったチームは、ヒートに95-88で勝利して連敗を止めると、新加入ウェスリー・マシューズがデビューを飾った2月11日のホーネッツ戦にも勝って6連勝を達成。今シーズン平均18.8得点、5.6リバウンド、5.2アシスト、1.7スティールを記録しているエース不在にもかかわらず、東カンファレンス3位をキープしている。

オラディポは、コート内でチームのためにプレーできなくても、自分にやれる役割があると信じている。

「個人的に思うことだったり、気づいたことがあれば、チームメートかコーチにメールするかもね。マイアミに自分を訪ねに来てくれた時に、言うべきと思うことは伝えた。みんなには、『誰も自分たちの力を信じていない時こそ、チームはベストな状態なんだ』と言った。自分がいなくても、うちのチームには特別なことを成し遂げられるだけの力がある」