宇都宮ブレックス

2点差に迫られるも同点を許さず、突き放しての快勝

宇都宮ブレックスvsファイティングイーグルス名古屋の第2戦。宇都宮はオフェンスファウルを誘発したアイザック・フォトゥを中心に、強度の高いディフェンスでタフショットを連続で打たせると、攻めては連動したチームオフェンスからフリーを作り出し、遠藤の2本の3ポイントシュートを含む11-0のランで一気に主導権を握った。

その後もD.J・ニュービルがステップバックスリーを沈めるなどオフェンスの勢いは落ちなかったが、ターンオーバーから連続で失点する悪癖が出て、ラストポゼッションでアーロン・ヘンリーに3点プレーを許し、24-16と点差を詰められて第1クォーターを終えた。

第2クォーターに入り、FE名古屋はディフェンスリバウンドを一度で取れない時間が続いたが、粘り強くセカンドチャンスポイントを許さずにしのぐと、トランジションに活路を見い出して反撃を開始。佐土原遼がボールをプッシュし自らもフィニッシャーとなって12得点を挙げれば、ハーフコートオフェンスではヘンリーがフィジカルとスピードを生かしたドライブからタフショットをねじ込む。課題の得点力不足を解消し、FE名古屋が39-44と点差をわずかに縮めた。

後半に入ると、フリースローを決め切れずセカンドチャンスから3ポイントシュートを献上したFE名古屋に対し、集中力を増した宇都宮がリードをじわじわと広げる。厳しいマークに苦しんでいた比江島がドライブから初のフィールドゴールを成功させると、直後にはニュービルのブロックショットからフォトゥの速攻に繋げ再びリードを2桁に乗せた。

その後、佐土原にドライブやプットバックを許し7点リードでオフィシャルタイムを迎えたが、宇都宮は残り3分半に比江島が初めての3ポイントシュートを射抜き、その1分後には、4ファウルでベンチを温める時間が長かった遠藤も長距離砲を成功させ、一気に13点差とし試合を決定付けた。

81-69で勝利した宇都宮はニュービルがチームハイの23得点を挙げ、フォトゥが20得点で続いた。また、前半は2点に抑えられた比江島も13得点を記録し、ファウルトラブルの遠藤も4本の3ポイントシュートを射抜き、先発の4人が2桁得点を挙げた。