カーメロ・アンソニー

写真=Getty Images

移籍が噂されるレイカーズはロスターに空きを作る

先日ブルズから解雇され、フリーエージェントになったカーメロ・アンソニーの次の契約先は、まだ決まっていない。

トレーニングを続けているアンソニーは、『Huffington Post』とのインタビューで、引退時期について聞かれると「そう遠くはないだろうね」と答えた。

「もし今この場で、『まだそういう時期ではない』と言ったら嘘になる。そろそろ引退すべきとも考えているんだ。この仕事をずっとやり続けたいとは思っていない。でも、大好きなことだから、止めるのは簡単ではないよ。ただね、どんなことだろうと、去るべき時が来たら、辞めるべきなんだ。それで自分自身が良いと思えればの話だけれどね」

アンソニーを獲得する可能性があると言われているレイカーズは、2月7日のトレードデッドラインまでに、シヴィ・マカイルーク、イビツァ・ズバッツ、マイケル・ビーズリーを放出し、ピストンズからレジー・ブロック、クリッパーズからマイク・マスカーラを獲得。これにより、ロスターに一つの空きを生み出した。今後はプレーオフ進出を狙えるチームでのプレーを希望する選手が所属チームとの契約バイアウトを選択し、一芸に秀でるベテランがフリーエージェントになる。その中でレイカーズが誰を選択するかだが、アンソニーも候補の一人に含まれていると考えていいだろう。

昨年末、同じ2003年のドラフトで指名されたレブロン・ジェームズは、『ESPN』とのインタビューで、「これは自分の意見だけれど」と前置きした上で、「カーメロ・アンソニーがレイカーズに来てくれたら、うれしいよ」と語った。そして、「メロはまだやれる。それに、自分なら彼の力になれる。時には、メロ以上に彼のことが理解できるし、その逆も然り。もし彼と一緒にやる機会があるのなら、歓迎する。簡単に言うと、そういうことさ」とも。

今シーズンのプレーオフには、3月1日までに登録された選手が出場可能になる。カーメロとレブロンの共闘が実現するかどうかは、今後数週間以内にハッキリする。