第17節の『BEST of TOUGH SHOT Weekly TOP5 presented by G-SHOCK』が発表された。選出された5つの得点シーンを振り返る。
第5位 白濱僚祐(大阪vs秋田)
マイボールだと確信した久保田遼の一瞬の気の緩みを突いて、背後からボールをスティールした白濱。そのままトップスピードで駆け上がり高い跳躍力から沈めたボースハンドのダンクシュート。『魅せる』ことに特化したオールスターゲームの感覚を公式戦にも持ち込んだ。決めた後にリングに片手でぶら下がる姿も含め、観客を魅了する一発だった。
第4位 ダニエル・ミラー(北海道vs滋賀)
松島良豪とのピック&ロールから生まれたミラーの豪快なアリウープ。一見すると簡単に決めているように見えるが、ミラーをマークするクレイグ・ブラッキンズに桜井良太がスクリーンをかけることによってズレを作り、桜井をマークする田中大地のヘルプが一瞬遅れ、そのタイミングを逃さない松島のパスから生まれたチームプレーが実現を可能にしたアリウープだ。
第3位 ダニエル・ミラー(北海道vs滋賀)
ミラーが連続ノミネート、こちらはプットバックダンク。多嶋朝飛がジャンプショットを放った瞬間に3ポイントラインからオフェンスリバウンドに走り込むミラー。目の前のスペースを一直線に進み、リングに弾かれたボールを完璧なタイミングで押し込んだ。オフェンスリバウンドへの強い意識がこのプレーを生んだ。
第2位 五十嵐圭(新潟vs名古屋D)
第2クォーター残り3秒、自陣からボールを運んだ五十嵐が終了とほぼ同時に沈めたロング3ポイントシュート。張本天傑がマークについてラストショットを警戒するも、五十嵐のスピードを知るだけに横へのステップを入れられて躊躇せざるを得なかった。これで一瞬のフリーを作り出した五十嵐が放ったシュートは、美しい放物線を描いてリングに吸い込まれた。
第1位 宇都直輝(富山vs琉球)
第4クォーター残り6.8秒、1点ビハインドの場面。マークを外した山崎稜に宇都がサイドラインからボールを入れリターンパスをもらいドライブを仕掛ける。クロスオーバードリブルで岸本隆一と喜多川修平のディフェンスをかいくぐり、ゴールに並行しながら放った難易度の高いフローターシュート。このシュートがリングに吸い込まれ、残り10秒で4点差から、土壇場での大逆転劇を決めたこのフローターは、富山ブースターに長く語り継がれるだろう。