◾️ベストチーム
センター:アーロン・ホワイト(熊本ヴォルターズ)
第1戦で29得点、第2戦で31得点でファンタジーポイントランキング全体1位に輝き、戦慄のBリーグデビューを飾った。テレンス・ウッドベリーやジャメール・マクリーンといった得点力のある選手がチームメートにいる中で、その活躍は本物であろう。インサイドプレーはもちろん、3ポイントシュートやユーロステップなど華麗なオフェンスも披露。さらに2試合で平均3.5スティールとディフェンス面での貢献も見せた。
パワーフォワード:マルティン・クラムポル(岩手ビッグブルズ)
こちらも開幕戦で28得点15リバウンドと脅威のスタッツでBリーグデビューを果たした。続く第2戦は、オーバータイムとなった第1戦よりも10分以上出場時間が減ったものの、16得点10リバウンドとダブル・ダブルの活躍。得点の大部分がペイント内での得点となったが、ハンドリングから3ポイントシュートを成功させるなど、ヨーロッパの選手らしい柔らかいプレーも目立った。
スモールフォワード:ジェームズ・ベル(山形ワイヴァンズ)
昨シーズンもオフェンスの中心となっていたが、今シーズンも変わらぬスタイルで第1戦は30得点4リバウンド3アシスト1スティール2ブロック、第2戦は23得点5リバウンド3アシスト2スティール2ブロックと大活躍。ファンタジーポイントランキングで全体2位にランクインした。常に徹底マークにあうと予想されるが、今シーズンもオールラウンドにスタッツを残してくれるだろう。
シューティングガード:トーマス・ブロープレー(ベルテックス静岡)
新加入ながら、チーム最長出場時間で躍動。第1戦は24得点6リバウンド4アシスト、3スティール、第2戦は28得点4リバウンド4アシスト。特に3ポイントシュートは2試合で19本中10本を成功させた。大活躍ながらも2試合とも僅差で敗戦となり、次節にかける思いは強いだろう。今後もウイングに外国籍選手がいないチームとの対戦ではアドバンテージをとれるため、活躍が見込まれる。
ポイントガード:池田祐一(青森ワッツ)
今節のB2日本人選手ファンタジーポイントランキング1位を獲得。ベンチスタートながら両日30分を超える出場時間で、第1戦では10アシスト、第2戦ではキャリアハイとなる26得点を記録し、クラブ初の開幕2連勝に貢献した。何度もアグレッシブにアタックする姿が見られ、池田を起点にリズムのいいオフェンスが展開されていた。オフェンスのみならず、2スティールを計上しディフェンスでの貢献度も高い。
惜しくもベストチーム入りは逃したものの、ポジション別TOP5に選出された中から、注目選手をピックアップする。
村上駿斗(ライジングゼファーフクオカ・PG/SG)
昨シーズン、山形で日本人エースとして得点能力を発揮していたが、移籍した福岡でも変わらずに得点でチームを引っ張った。両日チーム最長となる平均36分57秒の出場で、2試合平均14.0得点、4.5リバウンド、4.0アシスト、2.5スティールと大活躍。現状のロスターだと30分以上の出場時間は引き続き見込まれるだろう。昨シーズンは33得点を記録した試合もあり、大爆発するポテンシャルに期待したい。
キーファー・ラベナ(滋賀レイクス・PG/SG)
戦いの舞台をB2へ移したフィリピンの英雄だったが、その姿はさらに輝きを増していた。第1戦では21得点と昨シーズンのハイに並ぶスタッツを叩き出した。さらにプレーメーカーとしてオフェンスの起点となり、アシストも平均4.5を成功。ディフェンスでも2.0スティールを記録し、チームに流れを呼び込んだ。最短B1昇格を果たすため、並々ならぬ思いでプレーする今シーズンのラベナに期待だ。