DFS(Daily Fantasy Sports)

B.LEAGUE#LIVE2023』の『ELITE-5』は、決められた予算内で5人の選手を獲得し、その選手が実際の試合で挙げたスタッツをもとに計算されるファンタジーポイント(以下、FP)の高さを競うゲームである。獲得価格20万円程度の選手を5人揃えてもいいし、高額な選手を1人獲得して残りは獲得最低価格である10万円の選手で固めてもいい。各ポジションから選ぶ必要はあるが、予算内であれば選択は自由だ。今回は10月7日(土)に行われる試合の出場選手から予算100万円に収まるよう各ポジションでピックアップしてみた。

【PG枠】河村勇輝(横浜ビー・コルセアーズ・PG・価格32万円)
言わずと知れた昨シーズンのMVP。FIBAワールドカップ2023での活躍も目覚ましく、さらに1段階レベルアップした印象だ。昨シーズンは日本人選手では特出したFPを挙げており、今シーズンも同等以上が期待できる。特に横浜BCは元々ハイペースチームであり、対戦相手も若手が多い京都となれば攻撃回数が増えることが予想され、スタッツも比例して伸びるだろう。徹底マークを受ける可能性が高いが、それを上回るプレーに期待したい。

【SG枠】比江島慎(宇都宮ブレックス・SG・価格18万円)
河村同様、ワールドカップでの活躍が記憶に新しく、疲労はあるだろうがコンディションは良好な様子。昨シーズンはプレーメーカーを一手に引き受けていたが、今シーズンはD.J・ニュービルの加入もあり、負担が減って一つひとつのプレーの精度が上がるだろう。鋭いドライブからの『比江島ステップ』に加え、昨シーズン4.5本の試投数ながら43.4%で成功させた3ポイントシュートなど、得点期待値の高さは今シーズンも健在だ。

【SF枠】金丸晃輔(三遠ネオフェニックス・SF・価格10万円)
昨シーズンは平均9.8得点とBリーグ開幕以後、初めて平均2桁得点を下回ってしまった。それでも、9月末の天皇杯では積極的にリングにアタックする姿も見られ、3試合中2試合で2桁得点を記録。特に今節は同ポジションのシューター細川一輝がアジア競技大会への参加で欠場となるため、出場時間が増えることが予想される。ここ2シーズンはケガもあり苦しんだが、2020-21シーズンのMVPとして、再び輝く姿を見せてくれることに期待したい。

【PF枠】デモン・ブルックス(レバンガ北海道・SF/PF・価格10万円)
2021-22シーズンの終盤に負ったケガで昨シーズンは全休に。そのため、獲得価格は最安の10万円となっているが、本来のスタッツを考えれば高額になってもおかしくない選手だ。2021-22シーズンは平均17.7得点、6.9リバウンド、2.8アシストとオールラウンドに活躍。昨シーズンのスコアラーが退団した今シーズンは、オフェンスの起点としてプレーメークする場面も増えると予想されるため、得点とアシストが伸びるはずだ。

【C枠】ニック・ケイ(島根スサノオマジック・PF/C・価格28万円)
日本で3シーズン目を迎える島根の大黒柱。スタッツ面ではチームメートのペリン・ビュフォードの荒稼ぎが目立つが、ケイもチーム2番目となる平均31.5と高いFPを叩き出している。何よりも安定感があり、出場時間やスタッツを大きく落とすことが少ない選手で、ターンオーバーも平均1.1回と出場時間を考えると驚異の少なさである。今節はトランジションバスケを志向してくるであろうシーホース三河との対戦で、攻撃回数が増えることが予想されるため、ケイのスタッツも比例して増えるに違いない。