ジェームズ・ハーデン

写真=Getty Images

コービー以来2人目の15試合で平均40得点超え

ロケッツのジェームズ・ハーデンが、神がかり的なパフォーマンスを続けている。1月11日に本拠地トヨタ・センターで行われたキャバリアーズ戦では、NBA史上初となる出場時間30分未満で40得点超えトリプル・ダブル(29分34秒の出場で43得点10リバウンド12アシスト)という異次元のパフォーマンスを披露した。

またハーデンは、ABAとNBAが統合した1976年以降としては、コービー・ブライアントに次いで史上2人目となる、15試合で平均40得点超え(40.5得点)という偉業も達成。ここ10試合では平均40.8得点、7.2リバウンド、9.6アシスト、フィールドゴール成功率41%、3ポイントシュート成功率40.8%というスタッツを残し、チームは8勝2敗と大きく勝ち越している。ロケッツの順位は西カンファレンス6位(24勝17敗)だが、首位ナゲッツとはまだ4.5ゲーム差。2シーズン連続の首位通過も可能なほど、チームを取り巻く状況はうなぎのぼりだ。ハーデンはキャブズ戦後「(トップシードは)全員の頭にあること」と語った。

「シーズン序盤の時点では、あまりにも遠い目標だったけれど、今は近い位置にいる。最近のようなプレーを続けないといけないね。良いプレーをして、今日のように機会を生かさないといけない。もっとレベルアップしないといけない」

歴史的なパフォーマンスを続けるハーデンがどこまでスタッツを伸ばし、チームがどこまで順位を上げられるか。開幕時期スランプに喘いだことが嘘のような彼らによる快進撃に、さらに注目が集まることは、間違いない。