折茂社長「現状を変えるべく、今回の契約解除の決断に至りました」
レバンガ北海道が佐古賢一ヘッドコーチとの契約を双方合意の上で解除したことを発表。2月11日の宇都宮ブレックス戦からは小野寺龍太郎アシスタントコーチが、ヘッドコーチ代行としてチームの指揮を執ることも同時に発表している。
佐古氏は現役引退後に創設間もない広島ドラゴンフライズのヘッドコーチに就任し、2017年からは男子日本代表のアシスタントコーチ、2018年からはアンダーカテゴリー男子日本代表ヘッドコーチを兼任。そして、2021年の夏に日本代表から離任して、北海道のヘッドコーチに就任した。1年目から前年度を大きく上回る21勝35敗(勝率37.5%)を記録したものの、今シーズンはここまで8勝28敗(勝率22.2%)、東地区8位と苦戦が続いていた。
佐古氏はクラブのリリースで以下のコメントを発表している。「このたび、レバンガ北海道のヘッドコーチを退任することとなりました。これまで支えてくださったファン・ブースターの皆さま、関わる皆さまにとって、クラブの力になることができなかったことが唯一の心残りです。チームには勝ちたいという強い気持ちをもった選手たちがいる中、自分が結果に導くことができなかったことを大変申し訳なく思っています。就任してからここまで本当に多くの応援をいただきながら、その応援に報いることができずに心よりお詫び申し上げます」
代表取締役社長の折茂武彦は契約解除の理由をこのように説明している。「佐古賢一氏には、2021-22シーズンからチームの指揮をお願いし、1年目はチームの土台を創り、2年目である今季は勝負にこだわり、結果にこだわる采配をお願いしてきましたが、結果が伴わず降格圏内に位置している現状を変えるべく、今回の契約解除の決断に至りました」