ルディ・ゴベア

「まずは戻ってこられたことに感謝している」

現地1月16日、新型コロナウイルスの陽性判定を受けて欠場していたルディ・ゴベアが敵地でのナゲッツ戦で復帰を果たした。

ゴベアは5試合ぶりの実践にもかかわらず18得点19リバウンドのダブル・ダブルを記録。そして、ドノバン・ミッチェルが31得点、ボーヤン・ボグダノビッチも21得点を挙げたジャズが、125-102でナゲッツを下した。ゴベアは1月5日のナゲッツ戦を左肩の痛みのために欠場し、その翌日に新型コロナウイルス陽性判定が明らかになった。ゴベアが欠場した最初のナゲッツ戦は勝利したものの、ジャズはその後4連敗を喫していたが、ゴベアの復帰とともに連敗を止めることに成功した。

この日のナゲッツ戦では、第2クォーターと第3クォーターにはジャズが2桁リードを奪う時間帯もあったが、ニコラ・ヨキッチを中心に粘るナゲッツを突き放すことができなかった。それでも、91-88とジャズの3点リードで迎えた最終クォーターでは、エリック・パスカルの3点プレーとなるバスケット・カウントで先制すると、その後もマイク・コンリーの3ポイントシュートにゴベアのバスケット・カウントなど、開始2分間を11-0として一気に突き放した。その後もジャズが主導権を握り、第4クォーターを34-14と圧倒して、最終スコア125-102で勝利した。

ジャズは今シーズンのナゲッツ戦を3戦3勝としている。復帰戦でダブル・ダブルを記録して、チームを連敗から救ったゴベアは「個人的にはかなり良い感覚だよ。デンバーでプレーする時は、いつもどこかで疲れてしまうんだ。今日も第1クォーターと第3クォーターで疲れてしまったけど、いつもの感じよりは良かったと思う。何よりもまずは戻ってこられたことに感謝しているよ」と振り返った。

31得点を挙げた相棒のミッチェルは「5連敗は避けたかった。これはシリーズを勝ち抜くためのビッグゲームだったしね。ルディが戻ってきたから良いプレーをしたかった。チームとして良いプレーができていなかったけど、今日はちょっと良くなったと思う」と言う。

一方、ナゲッツはヨキッチが25得点15リバウンド14アシストと、ラッセル・ウェストブルックと並ぶシーズン最多の9回目のトリプル・ダブルを挙げたが勝利には至らなかった。

ナゲッツは22勝20敗で西カンファレンス6位とプレーオフ圏内をキープしているものの、9位のクリッパーズまではゲーム差が2しかない。主力のジャマール・マレーやマイケル・ポーターJr.を欠きながらも勝ち越してはいるが、安心はできない。