ザック・ラビーン

デンバーでも『Let’s Go Bulls!』チャント

プレシーズンから好調を維持し、今シーズンは近年でベストイヤーになるのではと期待されている新生ブルズは、現地11月19日にデンバーでナゲッツと対戦。試合は第4クォーター終盤まで接戦となったが、ザック・ラビーンが残り5分を切ってから一人で連続12得点を決めてリードを広げると、最後はデマー・デローザンがフリースローを連続成功させてナゲッツに隙を与えず、114-108でブルズが勝利した。

36得点を挙げて勝利の立役者となったラビーンは「今日はツーマンゲームのようだった。僕がビッグショットを決めて、デマーがラインでしっかり試合を締めくくってくれた」と振り返った。

今シーズンの躍進を象徴するかのように、この試合はデンバー開催だったにもかかわらず、ブルズファンによる『Let’s Go Bulla!』チャントが起こった。「最高」とファンの声援を喜んだラビーンは「ブルズはスポーツチームの中でも大きなファンベースを持つチームだし、ロードで声援を送ってもらえるなんてとてもうれしい。ロードでは世界を敵に回すように感じるから、勝ててうれしい」とコメントした。

ブルズにとって、このロード5連戦はレギュラーシーズン序盤の山場の一つだった。今回の遠征ではウォリアーズとの初戦を落とし、トレイルブレイザーズにも惜敗したが、クリッパーズ、レイカーズ、そしてナゲッツから勝利を納め、3勝2敗という上々の結果を残した。

ラビーンは言う。「今のチームの絆は強い。全員が与えられたミッションを理解して、プレーを実行できている」

健康安全プロトコルの影響で帯同できなかったニコラ・ブーチェビッチ不在でもロード遠征を勝ち越したブルズは、大きな経験を得て帰路に着いた。