ヤニス・アデトクンボ

8試合ぶりに復帰したミドルトンが連続3ポイントシュートで勢いを与える

現地11月17日、バックスは敵地でレイカーズを109-102で下し、勝率5割復帰まであと1勝となった。

この試合ではバックスの『ビッグ3』が10月23日ぶりに揃い、その威力を見せつけた。ヤニス・アデトクンボはシーズンハイの47得点を挙げると、ドリュー・ホリデーは粘り強いディフェンスでチームに勢いを与えた。そして、新型コロナウイルスの影響で8試合を欠場したクリス・ミドルトンは、復帰戦ながら16得点5リバウンド6アシストを記録した。

試合は、レイカーズが最大10点、バックスが12点のリードを奪ったように、主導権を奪い合う激しい展開となった。バックスは85-83と2点リードで迎えた第4クォーター開始早々にラジョン・ロンドとマリーク・モンクに得点を許し86-87と逆転されたものの、その直後にミドルトンが連続3ポイントシュートを沈めて再び逆転に成功。バックスはここで得たリードを守り切り、最終スコア109-102で勝利した。

バックスは現在、7勝8敗と黒星が先行しているが、『ビッグ3』が揃った試合は3勝0敗となっている。この試合でベンチから出場して16得点を挙げたパット・カナートンは、バックスの『ビッグ3』について「この3人が僕たちを動かしている」と語った。

アデトクンボは3ポイントシュート4本中3本成功を含むフィールドゴール23本中18本成功の47得点と9リバウンド3アシスト1スティール1ブロックを記録。彼は最近の試合で「アグレッシブさが足りない」と感じていたとし、この試合では「積極的にプレーしたかったんだ」と語った。「積極的にコンタクトして、ペイント内に入って、適切なプレーをして、エッジの効いたプレーをしたかった」

また、アデトクンボは「クリスが戻ってきたことで、調子を取り戻す良い機会になったよ。未来を予測することはできないけど、僕たちは今、良い場所にいる」とミドルトンの復帰を喜び、こう続けた。「彼がいてくれるだけで、チームの助けになる。クリスが決めてくれた2本の3ポイントシュートは、僕たちに勢いを与えた。それに最後まで素晴らしいプレーを見せてくれたしね。彼が戻ってきてくれて、本当に良かった」

こうアデトクンボがミドルトンを称えれば、そのミドルトンもアデトクンボを次のように称えた。「今夜のヤニスは簡単そうに見えた。彼は無理に突破するのではなくて、余裕があればオープンの仲間を探そうとしていた。自分のスポットを見つけて、心地良さそうにプレーしていたし、今夜はまさにヤニスそのものだったね。彼の最高の姿だったよ」

昨シーズン王者のバックスはスタートダッシュこそ好調ではなかったものの、彼らに焦りはない。『ビッグ3』が戻ってきたバックスが、ここからどう調子を上げていくのか楽しみだ。