デイミアン・リラード

手応えを掴むもリラードは「まだまだ」

現地11月6日にレイカーズをホームに迎えたトレイルブレイザーズは、第3クォーター終了までに93-62と大差を付け、105-90の快勝を収めた。これで5勝5敗と勝率を5割に戻したことに加え、デイミアン・リラードが復調の兆しを見せたのは好材料だ。開幕からスランプに陥っていたリラードは、この試合までキャリア平均を大きく下回る17.8得点、3ポイントシュート成功率も21.7%と苦しんでいた。

それがこのレイカーズ戦では、開始早々に放った3ポイントシュートを成功させたことでリズムに乗り、第3クォーター終了までに14本中6本の3ポイントシュートを含むフィールドゴール19本中9本を成功させ、25得点6アシストを記録。ブレイザーズの勝利はほぼ確定していたため、リラードは第4クォーターをベンチから見守った。

リラードも手応えをつかんだ様子。試合後の会見では「これまでより良い感じでシュートを打てた。ただ、今日ほどシュートを打つチャンスがあった割にはまだまだだね」とコメントしている。

それでもヘッドコーチのチャウンシー・ビラップスは「今日の彼は非常に良かった」と、エースを称えている。「彼にとって決めて当然のシュートが決まったのは良いことだ。彼がシュートを決めると観客も沸く。彼がシュートを決めると、多くの人たちの力になるんだ」

今シーズンのブレイザーズは、ホームでは5勝1敗と好成績を収めているものの、ロードでは未勝利(0勝4敗)が続いている。敵地での初勝利、そしてここから順位を上げていくには、リラードの復調が欠かせない。この日のパフォーマンスがスランプ脱出のきっかけになるか、今後の試合に注目したい。