パトリック・ウィリアムズ

指揮官も困惑「間違いなく困ったことになる」

デマー・デローザン、ロンゾ・ボール、アレックス・カルーソを加えたブルズは、1996-97シーズン以来となる開幕4連勝を果たすなど、下馬評を覆す好スタートを切った。

だが、昨日のニックス戦を1点差で落とし連勝はストップ。そして、連勝よりも大きなモノを失った。この試合でパワーフォワードのパトリック・ウィリアムズが左手首の靭帯を断裂し、手術を受けるため4カ月から6カ月の離脱とチームが発表した。

ウィリアムズは2020年のドラフト全体4位指名選手で、驚異的なディフェンダーになれる素材の持ち主。そのため、ウィリアムズへの期待があるからこそ、オフェンスを重視した補強に動けたという見方もできるくらいだ。ウィリアムズがディフェンスの役割を担うことで、チームはオフェンスで交通渋滞を起こさずバランスが取れていた。

ビリー・ドノバンヘッドコーチも「複数のポジションを守れ、強さとサイズを生かしたポストアップのできるパトリックを失うと、間違いなく困ったことになる」と、ウィリアムズ離脱のダメージを語った。

ウィリアムズはレギュラーシーズンを全休する見込みだが、プレーオフ期間中に復帰できる可能性もある。彼の抜けた穴をチームで埋め、一縷の望みにかけたいところだ。