レブロン・ジェームズ

「今シーズンのチームの能力でベストに入るのは走る能力」

レイカーズのレブロン・ジェームズは、トレーニングキャンプ2日目の練習終了後に会見に応じ、充実した表情でチームについて語った。

今年のオフに実現した最大の補強は、なんと言ってもラッセル・ウェストブルックの加入だろう。オールスターゲーム、2012年のロンドンオリンピックでもチームメートだったウェストブルックについて、レブロンは「自分が知っているラスのまま」とコメントした。

「これまでも対戦してきたし、オールスターゲームでも、代表でも一緒にやってきたから、彼がどれだけの競技者かも知っている。彼は、コミュニケーターとしても優れていて、より良いチームを目指すために頻繁に話し合っている」

ウェストブルック以外にも、ディアンドレ・ジョーダンら新戦力が加わった。レブロンは、一昨年の優勝メンバーで、今夏チームに復帰したドワイト・ハワードとラジョン・ロンドを含め、新チームの手応えについても次のように語った。

「K・ナン(ケンドリック・ナン)、DJ、ベイズ(ケント・ベイズモア)が際立っているね。彼らはウチのシステムをすぐに学んだ。もちろんドワイトとロンドは、ウチのやり方を知っている」

今シーズンのレイカーズは、オフェンスのペースでリーグ1位を狙える陣容を揃えた。レブロンもチームのスタイルについて「今シーズンのチームの能力でベストに入るのは走る能力。ラスはペースでリーグトップ5の選手だし、それをチーム全体のオフェンスのアドバンテージとして生かしたい」

ウェストブルックとのプレーに適応させるためなのか、レブロンは例年より身体を絞ってトレーニングキャンプに臨んでいる。コンディショニングについて、彼は「現時点で最高のシェイプ」と胸を張った。「皆が知っての通り、2年前は映画(スペース・プレイヤーズ)を撮影していて、今年公開されたので、それ関連の仕事もあった。それでも、自分の時間、家族との時間も取れたし、しっかりトレーニングもできて、現時点で最高のシェイプに仕上げることができた」

新生レイカーズは、今のところ順調にチームケミストリーを構築できている。キャンプを経て行われるプレシーズンで、どういう形のチームが見られるのか、楽しみだ。