ケネス・ファリード

野性味あふれる豪快なダンクが持ち味

2019年を最後にNBAから離れているベテランパワーフォワードのケネス・ファリードがレイカーズのワークアウトに参加すると『The Athletic』が報じた。

ファリードは2011年にドラフト全体22位でナゲッツに指名され、ルーキーイヤーから平均10.2得点、7.7リバウンドを記録し、オールルーキーファーストチームに選出された。シュートレンジは広くないが、速攻のフィニッシャーとなる脚力と常人離れした跳躍力を持ち、ハイライトシーンとなるダンクを連発するなど、主力として活躍した。また、2014年のワールドカップでアメリカの金メダル獲得に貢献するなど活躍していたが、2015-16シーズンから徐々にプレータイムを減らし、2018年にネッツへ移籍した。

ネッツでプレータイムを得られず、シーズン途中にロケッツへと移籍したが、再び出場機会が減り、その後NBAでの契約を得られずにいた。今年の夏にブレイザーズの一員としてサマーリーグに出場したが契約には至らず、レイカーズでNBA復帰のチャンスが得られた。

レイカーズはアンソニー・デイビス、ドワイト・ハワードを擁し、ディアンドレ・ジョーダンを獲得してマルク・ガソルをトレードに出すなどインサイド陣の層は厚い。ファリードがプレータイムを得られる保証はないが、全盛期で見せたような豪快なダンクが再び見られるかもしれない。