バスケットのニュースを分かりやすく伝えることをコンセプトにし、月曜日と金曜日の週2回お届けする『トークルーム』。

今回は開幕まで1カ月を切ったBリーグについて語り、西地区の勢力図を変え得る広島ドラゴンフライズについて語っています。

広島は昨シーズンに悲願のB1昇格を果たしましたが、『B1の壁』を超えられず、9勝46敗と大きく負け越し、リーグ最下位の成績でシーズンを終了しました。そして今オフ、実績十分の選手を多く獲得しました。特に昨シーズンの得点王に輝いたニック・メイヨ選手、サンロッカーズ渋谷のインサイドを一手に任されたチャールズ・ジャクソン選手の加入は大きな戦力アップに繋がり、グレゴリー・エチェニケ選手を含めたフロントコート陣は超強力なモノとなりました。

また、川崎ブレイブサンダースの不動の主力として活躍した辻直人選手の加入には驚かされ、安定感抜群のポイントガードである寺嶋良選手の獲得と、バックコート陣の補強も見事です。

昨シーズンはワースト2位となる平均86.8失点でディフェンスが崩壊していましたが、その欠点を補うのではなくオフェンス力を強化する選択をした広島。堅守を武器とするチームが息苦しくなるような守り合いを制するタフな戦いはバスケの醍醐味ですが、圧倒的なオフェンス力を前面に押し出すことで西の勢力図を変えようと目論む広島にも注目です!