マーカス・スマート

昨シーズンは得点とアシストでキャリアハイを更新

マーカス・スマートがセルティックスとの4年7700万ドル(約84億円)の延長契約に合意したと『ESPN』が報じた。

スマートは2014年のNBAドラフトで全体6位指名を受けて以来、セルティックス一筋で新シーズンで在籍8シーズン目を迎える。191cmとサイズはないが、オールディフェンシブファーストチームに2度選出されたように、自分よりも体格が勝る相手を抑えられる力を持った守備職人だ。

また、守備だけでなく、昨シーズンは出場した48試合のうち45試合で先発を務め、平均13.1得点、3.5リバウンド、5.7アシスト、1.5スティールを記録し、得点とアシストはキャリアハイを更新した。さらに、スマートが出場していた時のセルティックスの100ポゼッションあたりの得点は114.2得点で、ケンバ・ウォーカーとジェイソン・テイタムに次ぐ、チーム3番目の数字を残すなどオフェンス面でも成長を続けている。

まだ27歳のスマートだが、テイタムやジェイレン・ブラウンなど若手が中心のセルティックスでは年長の部類に入る。若い選手たちを束ねる『コート上の指揮官』として、またチームの精神的支柱の役割も求められ、チームが良い時は若手の勢いに任せておけば良いが、勝てない時期、チームが上手くいっていない時こそスマートのリーダーシップが重要になってくる。

契約合意の報道が出た直後には、自身のTwitterに在籍年数を表すクローバーの絵文字を投稿し、Instagramには「Let’s go 4 more…」と投稿している。

2008年以来のNBA優勝を目指して、フランチャイズプレーヤーのスマートはこれからもセルティックスを牽引していく。