LJ・ピーク

今シーズンは11.4得点を記録、宇都宮のB1最高勝率に貢献

熊本ヴォルターズがLJ・ピークと2021-22シーズン選手契約を結んだことを発表した。

ピークはアメリカ出身、25歳のスモールフォワード。2015年にはU19アメリカ代表として世界選手権での金メダルを獲得し、2017年にはロケッツの一員としてNBAサマーリーグに4試合出場している。ヨーロッパでのプレーを経て昨年オフに宇都宮ブレックスに加入。今シーズンのB1では3番ポジションの外国籍選手が増えたが、その多くがチームスタイルへのフィットに少なからず苦労した中で、ピークは自分のオフェンス力を損なうことなくチームバスケにも順応し、宇都宮のB1最高勝率に大きく貢献した。

今シーズンは58試合に出場、平均20.1分のプレータイムを得て、11.4得点、2.2リバウンド、1.7アシストを記録。宇都宮の安齋竜三ヘッドコーチはディフェンスとリバウンドを重視し、ボールへの執着心を求めるチームスタイルが浸透している例としてピークの変化を挙げ、ブレックスのスタイルに合わせてルーズボールに飛び込むようになったその姿勢を称えている。

そのピークがB2の熊本に移籍した。熊本はB2西地区の強豪でありながら、これまで昇格に手が届かずにいる。今シーズンは26勝34敗と負け越して、プレーオフ進出を逃した。今オフはドナルド・ベックをヘッドコーチに迎えて再建を図るが、ピークは新たなチームの軸として期待できそうだ。

クラブを通してピークは次のようなコメントを発表している。「熊本に行くこと、また熊本ヴォルターズに加入するのをとても楽しみにしています。B2プレーオフで勝つ、という目標を持って、クラブとファンの皆さんの為にハードにプレーします」