ドノバン・ミッチェル

レナードに仕事をさせないボグダノビッチのディフェンスを評価

クリッパーズと西カンファレンスセミファイナルで対戦しているジャズは、現地10日にホームで行われた第2戦にも117-111で勝利し、シリーズ戦績を2勝0敗とした。

ジャズはドノバン・ミッチェルが12本中6本の3ポイントシュートを含む37得点、ジョーダン・クラークソンがベンチから24得点を挙げてオフェンスを牽引。ハムストリング負傷で欠場中のマイク・コンリーに代わって先発出場したジョー・イングルズも19得点、ボーヤン・ボグダノビッチも16得点、ルディ・ゴベアも13得点20リバウンドを記録して勝利に貢献した。

前半から主導権を握っていたジャズは、クリッパーズにリズムが傾きかけても守備と連続得点で流れを渡さず、シリーズ2連勝をマークしている。

ミッチェルは、勝負を決めた第4クォーター終盤の14-2の猛攻について「相手にゾーンで守られた時には得点を決められなかった。でも、僕には信頼している仲間がいる。ウチは全員バスケ。これが何よりも大事なこと」と、チームメートへの信頼を語った。

ミッチェルは第1戦から屈強なディフェンスでクリッパーズのカワイ・レナードに決定的な仕事をさせていないボグダノビッチを称賛。「彼にも冗談で言ったけど、球団は彼がシュートを決めてくれるから給料を払っていると思っていた」と、ジョークを交えて笑った。

イングルズも終盤のランについて「これがウチの強み」と話している。「マッチアップに関して把握して、誰にアタックさせるか、どこへ向かうべきかを理解して対応する。ウチにはハンドリングを任せられる選手が多いし、シュートを決められる選手も多い。自分たちにとって有利なマッチアップを見つけて、それでアタックするんだ」

優勝候補のクリッパーズからあと2勝できれば、2006-07シーズン以来のカンファレンスファイナル進出を果たす。イングルズは、ジャズが優勝候補として見られていると思うか、という質問に「周りの意見はどうでもいい」と答えた。

マーベリックスとのファーストラウンドに続いて連敗スタートとなったクリッパーズのレナードは「ファウルをせず、もっと良いプレーをしないといけない。そうすれば、アグレッシブにプレーできるし、自分のプレーができる」と、21得点4リバウンド5アシストだった第2戦を振り返った。

そして、「彼を止めないといけない。今の彼は、本当に素晴らしいプレーをしている」とミッチェルへの警戒を強めている。ロサンゼルスに移動しての第3戦は、現地12日に行われる。