レブロン・ジェームズ

「僕たちも重圧に対応できるように準備しないといけない」

昨シーズンのNBA王者レイカーズは、西カンファレンス7位で2020-21レギュラーシーズンを終えた。この結果、第7シードをかけて、絶好調のウォリアーズとプレーイントーナメントで対戦することが決まった。

レブロン・ジェームズは、ウォリアーズのステフィン・カリーとの対戦について「自分が思うに、今シーズンのMVPとの対戦になる」と警戒している。「とにかく、しっかり準備して試合に臨まないといけない。彼らにも優勝のDNAが流れているし、プレッシャーがかかる試合に勝つ方法を理解している。僕たちも重圧に対応できるように準備しないといけない」

レブロンがカリーを今シーズンのMVPと称えた理由は、逆境のウォリアーズをポストシーズンに導いたからに他ならない。「クレイ(トンプソン)がケガをして、ウォリアーズはプレーオフに進めないと言われていたのに、ステフがチームを引っ張ってきた。正確には覚えていないけど、たしか1試合10本以上の3ポイントシュートを成功させた記録を更新したと思うし、自身の3ポイントシュート記録も更新したはず。後半だけで30得点を決めた試合も結構あったし、ベストなシーズンをステフは送ったと思っている。例えば、ラス(ラッセル・ウェストブルック)がMVPを受賞したシーズンは、ビッグO(オスカー・ロバートソン)以来の平均トリプル・ダブルを決めたシーズンだったし、戦績云々は関係なく彼が選ばれた。今シーズンのMVPにステフが選ばれることはないかもしれないけど、個人的には彼がベストだったと思う」

ペリカンズとの最終戦で25得点を記録したレブロンは、第4クォーターにレイアップを放った際に、ニキール・アレクサンダー・ウォーカーの足に乗ってしまい、再び足首を痛めた。状態が気がかりだが、本人は「問題ない。明日は休みだけど、個人的には準備をして、それからチーム練習に参加して試合に備える」と語った。

ベテランのジャレッド・ダドリーは、ウォリアーズとのプレーイントーナメントを非常に厳しい試練と考えている。ウォリアーズに勝ったとしても、ファーストラウンドではサンズと対戦するため、難しい戦いが続く。ただ、ダドリーは「チームのコンディションは良くなっている。どのチームも状態の良いレイカーズとは当たりたくないと思うはずさ」とコメントした。

ウォリアーズvsレイカーズのプレーイントーナメントは、現地19日に行われる。連覇を目指す王者レイカーズは、プレーオフ開幕前に大きな試練を乗り越えなければならない。