滋賀レイクスターズ

キャプテンの狩俣昌也など主力選手が自由交渉選手リストに

滋賀レイクスターズは今日、狩俣昌也と頓宮裕人、外国籍トリオのジョナサン・オクテウス、ジョーダン・ハミルトン、アンガス・ブラントが自由交渉選手リストに公示されることを発表した。クラブからのリリースによれば、オクテウス以外の4選手とは引き続き交渉を行っていくとのこと。

狩俣昌也はシーホース三河から加入して2シーズンを過ごし、今シーズンは全59試合に出場。26.1分のプレータイムで8.0得点を記録するとともに、キャプテンとしてチーム内の求心力としても機能した。頓宮は昨夏に島根から加入した日本人ビッグマン。外国籍選手にガードのオクテウス、フォワードのハミルトンという編成になったことで、他のチームよりも日本人ビッグマンの重要度が高く、島根では年間154分だったプレータイムが474分まで伸びた。日本人ビッグマンのところで耐えて、ハミルトンやオクテウスで点を取るゲームプランを遂行する上で小さくない役割を果たしている。

オクテウスは万能型のガードで平均12.5得点を奪っているが、特に外国籍のガードに対してフットワークと長い腕を駆使して相手エースを止める働きは非凡。直近では5月1日、チャンピオンシップに向けて勝ち続けていた大阪エヴェッサに滋賀が勝てたのは、ディージェイ・ニュービルを完封したオクテウスの働きあってこそだった。またブラントは外国籍ビッグマンが1人という体制でペイントエリアを守る奮闘を見せ、相手のピック&ロールを前に出るブリッツで潰したりと戦術的多彩さも光った。

ハミルトンはチームトップの20.9得点を挙げた滋賀のエース。レバンガ北海道のニック・メイヨに続き得点ランキング2位となった。当たり出したら止まらない3ポイントシュートは、試投数(442)も成功数(145)もリーグトップ。チームへの合流は開幕後となったが、その後はまさにフル回転でチームを牽引した。

また、香川ファイブアローズに期限付き移籍をしていた谷口光貴も契約満了となり、自由交渉選手リストに公示される。

滋賀は昨シーズンも主力がごっそりと他チームへと流出し、昨シーズンに勝率5割超えを果たしたが今シーズンは23勝36敗と転落した。オフのたびに難しい舵取りを強いられるが、その動きが注目される。