アンソニー・デイビス

指揮官は「なんとか耐えている状態」

王者レイカーズがレギュラーシーズン終盤に来て苦しい戦いを強いられている。足首の負傷から復帰したレブロン・ジェームズはプレーオフには間に合うものの、患部の状態は100%には程遠く、現地5月6日に行われたクリッパーズ戦を欠場した。アンソニー・デイビスもクリッパーズ戦で足首と腰を痛めてわずか9分の出場に終わり、チームは試合序盤から高いインテンシティで向かってきたクリッパーズに対抗する術がなく、94-118で敗れた。

直近5試合で4敗を喫したレイカーズは、7位のトレイルブレイザーズと勝率で並び、西カンファレンス6位にいる。少なくとも第7、8シードを決めるプレーイントーナメント進出が決定しているとはいえ、できることならプレーオフ本戦からポストシーズンをスタートさせたいところだ。

デイビスは、プレーイントーナメントに回る可能性があることについて「悪いことではないと思う。お互いのプレーの精度を高めるために試合は必要だからね。プレーイントーナメントには回りたくないけど、もしそうなったらやるしかない」と答え、こう続けた。

「僕たちはどのチームが相手でも戦う準備をしている。コンディションが100%の状態なら、僕たちがリーグトップチームだ。その意識を持ってプレーし続けるよ」

指揮官のフランク・ボーゲルは「なんとか耐えている状態だ」と現状を語った。「ウチには自分を責めるような選手はいない。もちろん、厳しい状況の中で今よりもっと良いプレーは必要だがね」

明日は敵地でブレイザーズと対戦する。デイビスは試合後の会見で、ブレイザーズ戦には出場する予定だとコメントしたが、レブロンが出場するかは未定で、もし負ければ7位に順位を落とすことになる。その後も西2位のサンズ、そして東4位のニックスとの試合が続くため良い形で勝利して勢いをつけたいところだ。