ジェームズ・ハーデン

「プレーオフで16回勝つこと、それが最終的な目標だ」

ジェームズ・ハーデンは4月に入ってハムストリングのケガで2試合を欠場した後、復帰した4月5日のニックス戦でわずか4分プレーしただけで再びハムストリングを痛め、そのまま1カ月間の戦線離脱となっている。プレーオフに向けて彼自身のコンディションも懸念されるし、チームメートとのケミストリーが構築できないままなのも不安要素。このところチームはブレイザーズに、そしてバックスとの連戦で3連敗と、雲行きが怪しくなっていた。

そのハーデンが会見に応じ、「プレーオフまでに数試合でプレーしたい」と語った。レギュラーシーズンは残り6試合、その間に戦線復帰してコンディションと試合勘を取り戻すつもりだ。「コンディションが戻ってきて、スピードの緩急、方向転換といった僕らしい動きに必要な俊敏さやパワーを確認している。今日の練習でも良い感覚をつかめたから、この調子で続けていきたい」

「今はベンチから声を出すことでチームを助けているつもりだけど、やっぱりプレーで貢献したい気持ちはある。これだけケガが長引くと、前向きな気持ちを保つのは難しい。バスケが大好きだからプレーしたいけど、ここは賢く、辛抱強くやらなきゃいけない。これを乗り越えて、より強くなって次に繋げるという気持ちでやっている」

自分の復帰がチームをピンチから救うであろうことに、ハーデンは揺るぎない自信を持っている。

「全く問題ないよ。多くのチームが持っていないものがタレントで、ウチにはそれがある。心配する必要なんかないよ。リバウンドやスクリーンはコントロールできる。映像をチェックして改善すればいいだけさ。スキルの面で僕たちは他のどのチームより優れている。だから全く心配していない。チームとしてまとまりがあって、僕は気に入っている。僕が戻れば、あとは良くなるだけだ」

「プレーオフに向けてコンディションを整える。身体的にもメンタル的にも問題はないよ。プレーオフで16回勝つこと、それが最終的な目標だ。それは僕がブルックリンに来た理由だからね。僕らは心身ともに万全であれば、すべての試合に勝てるチームだ。チャンスはあると思っているよ」