男子日本代表

中国と2試合、チャイニーズタイペイと1試合を戦う

バスケットボール男子日本代表にとって、本来であれば今夏最大の目標となる大会はアジアカップ2021だった。新型コロナウイルスの影響により東京オリンピックの開催が今年に順延となったが、アジアカップは8月17日から29日の日程で開催される予定だ。ただしこちらもパンデミックの影響で、予選の大部分が行われないままで本大会出場国が決まっていない。

日本代表は昨年2月の中国とのホームゲームが延期になり、無観客試合となったチャイニーズ・タイペイ戦には勝利。1試合を消化しただけとなっている。各国とも同じような状況で、その代替として今年2月にクラーク(フィリピン)、東京(日本)、マナーマ(バーレーン)、ドーハ(カタール)の4都市によるセントラル開催が一度は発表され、日本はホーム開催となるはずだったが、緊急事態宣言を受けて開催地がドーハに変更となり、Bリーグ期間中の予選参加が検討され、『1クラブからの招集は1名まで』で運用されることが一部で報道されるなど、すったもんだの末に予選は行われないままだった。

その予選が、6月にフィリピンのクラークで開催されることが決まった。日本代表は6月16日(水)に中国、18日(金)にチャイニーズタイペイ、19日(土)に中国との対戦が決まり、マレーシアとの2試合は今後発表される。

自国開催のオリンピックが今夏最大の目標であることは間違いないが、このアジアカップは2023年のワールドカップ、2024年のパリオリンピックにも繋がる大会となるため軽視はできない。オリンピックに向けた日本代表候補選手は、NBAで活躍する八村塁と渡邊雄太を含む32名が発表されており、5月末から強化合宿を開始する。