レイカーズ

指揮官絶賛の「今シーズン最高のディフェンシブなプレー」

ボストンのTDガーデンでセルティックスと対戦したレイカーズは、スリリングな攻防を制して96-95で勝利した。レブロン・ジェームズとヘッドコーチのフランク・ボーゲルは、試合後の会見で勝敗を分けたラストプレーを振り返り、アレックス・カルーソのディフェンスを称えた。

1点リードで迎えた第4クォーター残り10.8秒、レイカーズはレブロンからパスを受けたアンソニー・デイビスがフェイダウェイシュートを狙ったもののケンバ・ウォーカーにブロックされ、逆にピンチを迎えた。トランジションからジェイレン・ブラウンがレイアップを決め、セルティックスが逆転勝利という筋書きが見えたかと思った刹那、カルーソが全速力で戻ってブラウンに張り付き、あわやスティールでボールを奪いそうになるなど数秒遅らせることに成功。その後、ブラウンからパスを受けたウォーカーがジャンプシュートを放ったが、デニス・シュルーダーがディフェンスで奮闘し、レイカーズが逃げ切った。

レブロンは「ターンオーバーを喫したら、誰かが戻って守らないといけない。デイビスたちが戻って壁を作ってくれたし、デニスのディフェンスもあった。タイスもレイアップを外したしね。それで勝てた」とコメント。

ボーゲルは、カルーソが中心になって抑えたラストプレーを「今シーズン最高のディフェンシブなプレーだった」と絶賛した。「アレックスはどこからともなく現れ、ブラウンへのパスをディフレクトさせた。デニスもケンバのシュートにしっかり対応していた。この遠征中、チームでもトランジションディフェンスについては話し合っていて、最後のプレーではブラウンとケンバの前に立ちはだかることができた。あのプレーに救われたよ」

ロード7連戦中のレイカーズは、セブンティシクサーズとピストンズに続けて敗れたばかりで、3連敗だけは避けたかった。それだけに、ライバルのセルティックスにディフェンスで競り勝てたのは自信になったに違いない。

試合内容だけを見ればセルティックスの方が勝利に相応しかったかもしれないが、勝負の世界は結果がすべて。連敗を止めたレイカーズは、現地2月1日のホークス戦でロード遠征を締めくくる。