八村塁

強烈ダンクにアシストで、攻撃に変化をもたらす

新型コロナウイルスの安全衛生プロトコルに抵触したことで、試合開催に必要な8選手が揃わない状況が続いたウィザーズは、1月中旬から6試合が延期となった。この間は練習施設も閉鎖となり、再開後も主力選手が揃わないまま3連敗を喫している。ここまで3勝11敗はリーグ最下位の勝率だ。

それでも現地1月29日のホークス戦で、これまで安全衛生プロトコルにより試合にエントリーできなかった八村塁、ダービス・ベルターンス、モリッツ・バグナーが復帰した。前日にペリカンズに敗れた試合後、ブラッドリー・ビールは「ようやく戦力が整う。これをきっかけに流れを変えたい」と語ったように、チームの誰もが待ち望んだ3人の復帰となる。

八村はNBA2年目ながらインサイドの軸となっており、センターのトーマス・ブライアントがケガで長期欠場している今、その復帰は攻守両面で大きな戦力アップになる。ベルターンズはセカンドユニットのオフェンスを引っ張るシューターで、ワグナーは貴重なオールラウンダーだ。

八村はロビン・ロペスとインサイドでコンビを組んで先発出場。試合のリズムをつかむと次第に動きも良くなり、ラッセル・ウェストブルックのパスを呼び込んでのダンクで復帰初得点を記録。強引なドライブで相手を引き付けてビールのイージーシュートをアシストするなど、『ビール依存』だったオフェンスに変化をもたらしている。

いまだイシュ・スミスとデニ・アブディヤ、トロイ・ブラウンJr.がエントリーできないものの、ようやく戦える体制が整ったと言える。リーグ最下位とはいえ、消化試合数は他のチームよりも少なく、ここから調子を上げれば挽回のチャンスはある。八村はウィザーズを救えるか。そのパフォーマンスに注目したい。