ユスフ・ヌルキッチ

「今回のことは彼にとってもチームにとっても大きな挫折」

4連勝で西カンファレンスの中位に順位を上げたトレイルブレイザーズだったが、ホームで行われたペイサーズ戦で87-111と大敗した。勢いに乗っていたブレイザーズだっただけに痛い敗戦となったが、それ以上に痛かったのがセンターのユスフ・ヌルキッチの負傷だ。

第3クォーター開始約3分半、ヌルキッチはドライブに来たマイルズ・ターナーのシュートをブロックした際にコートに転倒。右手首を抑えながらロッカールームに戻り、再びコートに戻ることはなかった。その後、クラブはヌルキッチのケガが右手首の骨折だったと発表した。

ヌルキッチは一昨年の3月下旬に左足の開放骨折を負い、回復までに1年を要した。『バブル』で復帰を果たしプレーオフ進出に大きく貢献したが、不完全燃焼に終わったため、今シーズンに懸ける思いは強かったはず。そんな矢先のケガとあって、指揮官のテリー・ストッツも「彼は別のケガからの長い道のりを歩んできたんだ」と語り、こう続けた。

「彼のシーズンのスタートは決して良いものではなかったが、調子を戻してきているように見えた。今回のことは彼にとってもチームにとっても大きな挫折だ」

平均10.3得点、7.6リバウンドを記録していたビッグマンが離脱となったブレイザーズ。彼のケガが長引かないことを祈るしかない。