トレイ・ヤング

「日々成長していくのが僕らの目標だ」

現地12月23日、ホークスがNBA2020-21シーズンの開幕戦でブルズと対戦。若きエース、トレイ・ヤングが37得点を挙げる活躍を見せ、124-104でブルズを一蹴した。

NBAキャリア3年目のシーズンを迎えたヤングは、プレシーズンゲームでの不調が嘘のようなパフォーマンスを披露し「開幕戦に出場できて、良い試合を見せることができてうれしい」とコメント。「もちろん、毎試合でこんな試合ができるわけではないけど、今日のゲームは良かったと思う。ただ、日々成長していくのが僕らの目標だ。初戦に勝っただけでは満足できないね」

ヤングは、わずか26分間の出場で3ポイントシュート6本中5本を含むフィールドゴール12本中10本を成功させ37得点を記録。得点だけでなく7アシスト、6リバウンドとオールラウンドな活躍でチームを勝利に導いた。「スペースを作れたことで、ドライブできるレーンやギャップがたくさん生まれた。そのままシュートも打てるし、ヘルプが来たらオープンのシューターにパスもできた」とパフォーマンスを振り返った。

この日のホークスはヤングの他にも、ボグダン・ボグダノビッチとキャメロン・レディッシュが15点、ジョン・コリンズが14点、ダニーロ・ガリナーリが13点、ケビン・ハーターとディアンドレ・ハンターが11点とバランス良く得点を重ねた。

コリンズは攻撃が好調だった理由にパスの多さを挙げた。「調子が良い選手がいたら、その選手にボールを集めるのはもちろんだけど、今日は全員が仕事をした。僕もコート上を走り回ったよ。チームメートはエゴを捨ててボールをしっかり動かしていた。そうすることで、皆がいつ自分の仕事をすれば良いのかが分かるようになって、良い結果も生まれる。僕らはただハードワークして勝ちたいだけさ」

良いスタートを切ったホークスだが、クリント・カペラ、クリス・ダン、ルーキーのオニエカ・オコングをケガで欠いている。ラジョン・ロンドも家族の葬儀に出席し新型コロナウイルスのプロトコルのためプレーできなかったが、彼らの不在を全く感じさせない攻撃力を発揮した。今シーズンのホークスのオフェンスは東カンファレンスのライバル達にとって驚異になりそうだ。