カイリー・アービング

ウォリアーズに快勝「素晴らしいスタートになった」

2020-21シーズン優勝候補の一つに数えられているネッツは、12月22日にホームで行われたウォリアーズとの開幕戦に125-99で勝利した。

前半終了までに24得点、ゲームハイの26得点を記録したカイリー・アービングは、トレーニングキャンプ時期にメディア対応を拒否した行動で話題になったが、開幕戦後には質疑に応じ、「素晴らしいスタートになった」とシーズン初勝利を喜んだ。

ドレイモンド・グリーンが欠場したとはいえ、ウォリアーズを相手に失点を2桁に抑えられたことはネッツにとって収穫だった。アービングはチームディフェンスについて「とても前向きな結果だし、またレベルアップできたと思う」とコメントした。

序盤からリードを得る試合展開で、後半に個人の得点を伸ばそうと思えばやれたにもかかわらず、アービングはスタッツを稼ぐのではなくチームプレーを優先した。その理由について「若い頃は個人スタッツを追い求めたし、個人として評価されることを望んだけれど、今は個人賞や個人の目標は気にしていない」と、心境の変化を語っている。

またアービングは、ケビン・デュラントとのデュオがようやく実現した今シーズンのチームについて「これからもチームの全員が貢献する形にしたい。リーグでベストのチームになりたい。自分やKD(デュラント)という突出した個々の集まりではなくて、僕たちは素晴らしいチーム、ブルックリン・ネッツとして認識されたい」と語る。

「僕はチームのリーダーじゃないし、自分一人で困難を乗り切れるとも思っていない。チームの選手は成長していて、自分のように勝ちたい選手が多い。勝者のメンタリティが浸透している場合、やりやすい。突き詰めれば、これは僕たちが何年もやっているバスケなんだ。今のままの形でプレーを続けて、ネッツがトップであることを証明したい」