ザイオン・ウイリアムソン

「結果を残せないルーキーにだけはならないようにした」

2019年のドラフト全体1位でペリカンズから指名されたザイオン・ウイリアムソンは、トレーニングキャンプ中に膝を痛めた関係でNBAデビューが年明けまで遅れた。

結果的に1年目はわずか24試合の出場に終わったが、平均22.5得点、6.3リバウンド、2.1アシスト、0.4ブロックを記録し、ドラフト1位に相応しい実力を証明した。これだけのスタッツを残しつつ、ザイオンは1年目を通して重圧に苦しんでいたことを明かし、2年目は本来の力を発揮できると話した。

「昨シーズンは、本来の自分の力を発揮できていないと感じた試合が多かった。とにかくチームにフィットすること、レギュラーの座をつかむことだけを考えていて、結果を残せないルーキーにだけはならないようにした。でも、2年目は新たな気持ちでやれる。チームのスタッフも変わったから、去年より短期間でチーム一丸となって取り組めるようにしたい」

オフにヘッドコーチに就任したスタン・ヴァン・ガンディは、時に厳しく指導する昔気質の指導者だ。しかしザイオンは、ヴァン・ガンディがデューク大時代の恩師マイク・シャシェフスキー、そして幼い頃から指導を受けた継父に近いタイプと考えている。

「対応するのは難しくないと思う。コーチとの仕事が楽しみだよ。試合に関する些細なことを指摘された時ですら、コーチのバスケに対する情熱と愛が感じられた」

膝の手術の影響で昨シーズンはプレータイムに制限を設けられたが、今のところコンディションは良好な様子。ザイオンは「制限されるのを好む選手なんていない。2年目は1年目とは違うシーズンにしたい」と意気込みを語った。