ゴードン・ヘイワード

ニックスとホークスが関心を示す

セルティックスのゴードン・ヘイワードが来シーズンのプレーヤーオプションを放棄しフリーエージェントになると『The Athletic』が報じた。これは直接的にセルティックス退団を意味するものではなく、3420万ドル(約35億円)の契約最終年を破棄することで新たな長期契約を希望するものと見られている。

ヘイワードは昨シーズン51試合に出場し平均17.5得点、6.7リバウンド、4.1アシストを記録。強豪セルティックスのプレーオフ進出に貢献したが、プレーオフ序盤で右足首を捻挫し欠場を余儀なくされた。ヒートとのカンファレンスファイナルで復帰したものの、ケガの回復が思わしくなく本来の実力は発揮できなかった。

ジャズからの移籍が決まった時にはセルティックスのエースになることが期待されていた。しかし、2017-18シーズン開幕戦で左足首の脱臼と脛骨の骨折という重傷を負い、復帰までに1年以上を要した。復帰した時にはチーム内での序列は変化し、ジェイソン・テイタムとジェイレン・ブラウンがフランチャイズの顔となっていた。また、ケンバ・ウォーカー加入後は4番目のオプションへと格下げになってしまった。

セルティックスでの役割にヘイワードが満足していないとすれば移籍の可能性もある。『New York Times』はニックスがヘイワードに関心を示していると伝えている。ニックスは先日、6選手を放出して約4000万ドル(約41億円)のキャップスペースを確保したばかりだ。ホークスもヘイワード獲得を狙っているという。ホークスはリーグで最もキャップスペースが空いているチームで、年俸が高額なヘイワードとの契約も十分可能だ。オフェンスを1人で担うトレイ・ヤングのサポート役が必要で、ヘイワードならヤングの負担を軽減できる。

来シーズンの所属チームがどこになるのかはヘイワードの意思次第だ。サポート役を受け入れてでも優勝を狙うのであればセルティックス、もう一度チームの主力として輝きたいのであればニックスやホークスがフィットするはず。ヘイワードが近日中にどんな決断を下すのか注目したい。