デマー・デローザン

ロサンゼルスは地元「うれしいに決まっている」

レイカーズにトレードされるという噂を耳にしても、スパーズのデマー・デローザンに焦りや不安といった感情はない。彼にとって、トレードの噂は名誉なこと。むしろロサンゼルス出身のデローザンならば、レイカーズへの移籍に心が踊らないわけがない。

元NBA選手のマット・バーンズ、スティーブン・ジャクソンが司会を務めるポッドキャスト番組『All The Smoke』に出演したデローザンは「いつも求められる選手でいたい」と、トレードの噂について言及した。

「このリーグで長くプレーしていると、いつも求められる選手でありたいと思うようになる。自分を必要としてくれるチームがあるのなら、ポジティブなこととして受け止めるよ。必要とされていない選手だっているわけだから。僕は必要とされない側にはなりたくない」

「しかも優勝を狙えるチームで、昨シーズン優勝したばかりのチームが自分を獲得するかもしれないなんて聞いたら、うれしいに決まっているじゃないか。僕はロサンゼルス出身だし、地元のチームが必要としてくれるなんてうれしいよ。優勝チームが自分に関心を持ってくれるなんて、素晴らしいことだ」

まだ噂の域を出ていない段階で、実際にレイカーズとスパーズの間でトレードが成立するかは分からない。

仮にデローザンがレイカーズに移籍した場合、レブロン・ジェームズ、オフに再契約が濃厚のアンソニー・デイビスに次ぐ3番手のスコアラーという立ち位置になる。3ポイントシュートが得意ではなく、ディフェンスに対する評価も高くないデローザンがレイカーズにフィットするには様々な変化が必要だとしても、それをポジティブに考えられるのは良い傾向だ。

地元のチームでプレーできるようになるかどうか、今後の展開に注目だ。