ラメロ・ボール

ブルズ、ピストンズ、サンダーがボール獲得を検討

今年のNBAドラフトで上位指名が有力視されているラメロ・ボールをブルズ、ピストンズ、サンダーがトレードアップで獲得を狙っていると『ESPN』が報じた。

ブルズは4位指名権、ピストンズは7位指名権、サンダーは25位指名権と将来の1巡目指名権を複数保有している。また、全体1位指名権を持つティンバーウルブズは、ポイントガードにディアンジェロ・ラッセルを擁するため、ラメロを1位で指名して即トレードに出すことができる。

一方、ブルズには真のポイントガードがいない。ザック・ラビーンとウェンデル・カーターJr.はどちらかと言うと2人ともシューティングガードで、ラメロのようなプレーメーカーではない。ボール獲得には4位指名権とコービー・ホワイトのような先発級の選手を放出する必要があると見られている。

ピストンズはポイントガードとチームの顔となる選手を探しているため、ラメロはうってつけの選手だ。ポイントガードのデリック・ローズは実績のあるベテランだが、長期的に中心選手として活躍することは難しい。ラメロを獲得して、成長著しいクリスチャン・ウッド、ルーク・ケナード、セクー・ドゥムブヤを中心にチームの再建を計ることは可能だ。

サンダーにはすでにシェイ・ギルジャス・アレクサンダーがいるが、クリス・ポールとプレーすることでオフボールの動きを学んだ。ギルジャス・アレクサンダーとラメロのスキルフルなバックコートは非常に魅力的であり、ディフェンス力も申し分ない。ポール・ジョージとラッセル・ウェストブルックのトレードで得た複数の指名権を使えるのもプラスだ。

トレードアップが実現するかは、3チームがラメロをどれだけ高く評価し、ウルブズがラメロにつける値段よって決まる。ラメロのポテンシャルに賭けるチームが出てくるのか、18日のドラフトに注目したい。