スティーブン・サイラス

父親は元NBA選手で指導者のポール・サイラス

マイク・ダントーニの後任を探していたロケッツが、新体制を託すヘッドコーチを決めた。

新たなヘッドコーチに就任するのは、2018年から今シーズンまでマーベリックスのアシスタントコーチを務めたスティーブン・サイラスだ。『ESPN』によれば、サイラスとロケッツは現地28日に契約を終え、近日中に正式に発表される予定だという。

サイラスのヘッドコーチ就任が報じられると、マブスオーナーのマーク・キューバンと指導を受けたルカ・ドンチッチが祝福コメントをソーシャルメディアに投稿した。

過去にキャバリアーズ、ウォリアーズ、ホーネッツでもアシスタントコーチを歴任したサイラスは、ドンチッチ以外にもステフィン・カリー、ケンバ・ウォーカーなど、現在のNBAでトップクラスのガードを指導した経験を持っている。

元NBA選手で指導者でもあるポール・サイラスを父に持つ彼は、リーグ内でも評価が高いコーチとして知られている。『ESPN』によれば、ロケッツはサイラスのオフェンスに関するアイディアを評価しているとのこと。また、46歳と若いサイラスをサポートするためにロケッツは、ダントーニの下で選手育成ディレクターを務めたジョン・ルーカス、ペイサーズの前ヘッドコーチだったネイト・マクミラン、以前ニックスを率いたジェフ・ホーナセックなど経験豊富なコーチをアシスタントに付けるプランを考えているという。

ジェームズ・ハーデン、ラッセル・ウェストブルックというシーズンMVPデュオを擁するロケッツがどういうプランで2020-21シーズンに挑むのか、新ヘッドコーチの第一声に注目が集まる。