ルカ・ドンチッチ

史上2番目の若さでオールNBAファーストチームに選出

NBAは先日レイカーズの優勝で2019-20シーズンが幕を閉じたばかりだが、バスケットボールファンは早くも来シーズンに向けて期待を膨らませている。ブックメーカーによる2021年レギュラーシーズンMVP予想によると、マーベリックスのルカ・ドンチッチがバックスのヤニス・アデトクンボを抑え1番人気となっていると『Sports Illustrated』が報じた。

ドンチッチは2019-20シーズンのMVP投票でアデトクンボ、レイカーズのレブロン・ジェームズ、ロケッツのジェームズ・ハーデンに次いで4位だった。今シーズンは平均28.8得点、9.4リバウンド、8.8アシストを記録し、史上2番目の若さでオールNBAファーストチームにも選出された。

マーベリックスの40年の歴史の中でMVP投票で5位以内に入ったのは、今回のドンチッチが4度目だ。過去3度はいずれもチームのレジェンドであるダーク・ノビツキーで、2007年にMVPを受賞し、2005年と2006年で3位に入った。

ノビツキーがMVP投票で5位以内に入ったのは25歳の時だったが、ドンチッチは21歳6カ月21日とNBA史上2番目の若さだ。ちなみに最年少記録はレブロン・ジェームズで、21歳4カ月8日で2位に入っている。

10月14日時点の2021年MVP予想のオッズは、ドンチッチが4倍、アデトクンボが4.5倍、3位のウォリアーズのステフィン・カリーが5倍、4位のレブロン7倍、ハーデン8倍、クリッパーズのカワイ・レナード9倍、ネッツのケビン・デュラント10倍となっている。

入団2年目にしてチームのオフェンスの負担を一手に引き受け、相手の激しいマークに遭いながら平均30点近い数字を残しているドンチッチであれば、この結果は妥当だろう。MVPにはチームの成績も加味されるため、彼以外の戦力の底上げが必要だ。来シーズンはクリスタプス・ポルジンギスを始めとするサポーティングキャストがドンチッチの負担を軽減する必要がある。