バム・アデバヨ

「僕の役割は彼に過度な負担をかけさせないこと」

オールスター選手に成長したバム・アデバヨは、負傷を抱えながらキャリア初のNBAファイナルを戦っている。

1勝3敗と追い詰められて迎えた第5戦に勝利したとはいえ、ヒートが首の皮一枚で繋がっている状態に変わりはない。アデバヨは38分55秒のプレータイムで13得点14リバウンド4アシストを記録して勝利に貢献したが、試合中に「もっと良いプレーをしないと」と首を振りながら呟く様子をカメラがとらえた。

試合後の会見でも、アデバヨは孤軍奮闘するジミー・バトラーを「ウチのマックスプレーヤー」と称賛しつつ、少しでもエースの負担を軽減させることに意識を置いていると言う。「ジミーは本当に完璧に近いプレーを続けている。僕の役割は、彼に過度な負担をかけさせないこと。ジミーのためにも、チームのためにも、もっと良いプレーをしないといけない。それを意識しているんだ」

万全ではないコンディションについては「このステージまで来たら、万全な状態の選手なんていないよ」と答えている。「ケガをしているからどういうプレーができるかは分からないけど、自分のプレーを心がけないといけない」

「僕はもっとアグレッシブにやらないといけないね。それに正しいプレーを選択しないといけないことが多い。大きな修正は要らない。ちょっとした部分だ。どうすればいいか考えて、修正する方法を見つける」