ジミー・バトラー

疲労困憊もシリーズ2回目のトリプル・ダブル

昨年のオフにフリーエージェントとなったジミー・バトラーは、決して屈せず、精根尽き果てるまで諦めずに戦うヒートのカルチャーに吸い寄せられるようにして契約を決めた。そして今、レイカーズとのNBAファイナルでまさしく球団のカラーを体現するプレーを続けている。

レイカーズとの第5戦、負ければシーズン終了という試合でバトラーは47分11秒プレーし、35得点12リバウンド11アシストのトリプル・ダブルに加えて5スティールという圧巻のパフォーマンスを披露。ヒートが1ポゼッションのリードを守りきり、111-108で勝利を収めた。

試合終盤、スポンサーボードにもたれかかり、肩で息をしていたバトラーの体力は限界に達していた。まさにヒートのカルチャーである「タンクが空になるまで」を体現した姿だ。しかし、試合後の会見で疲労について聞かれたバトラーは「なんてことない」と言ってのけた。「ウチの選手と同じで、僕も全力を出し尽くしただけ。そういうプレーをしないといけないんだ。いつも言っているように、ただ勝つのではなくて、全員で勝つ。今のような状況は歓迎するし、あと2試合ある」

大舞台に強いバトラーは、ヒートが自分を獲得した理由を理解している。優勝請負人としての気概に満ちている彼は「コーチ・パット(パット・ライリー球団社長)、コーチ・スポ(ヘッドコーチのエリック・スポールストラ)も、勝つために自分を招聘してくれた」と言う。

「僕は勝つためにヒートに来た。あと2試合、同じようなプレーが必要なんだ。自分にそれだけの力があるのは分かっている。でもウチには素晴らしい選手がいてくれるから、僕の仕事も楽になる。彼らにパスを出せば決めてくれるからね。相手を振り切ってリムにアタックしても、彼らが近くにいてくれる。みんなで一緒にやっているんだ。みんなが自分に自信を与えてくれている」

中2日で行われる第6戦に向け、いかに疲労を取り、コンディションを戻すのかが重要になるのは間違いない。バトラーはリカバリーについて聞かれると「何をするのか分からないし、本音を言えば誰かに指図されるのはあまり好きじゃないけど、トレーナーの指示に従うつもりだ」と答えている。