ジェイソン・テイタム

キャリア3年目、チームのエースへと急成長

セルティックスはジェイソン・テイタム、ケンバ・ウォーカー、ジェイレン・ブラウンを中心にカンファレンスファイナルまで進出したが、ヒートに第6戦で敗れ2019-20シーズンが終了した。

そんなセルティックスのオフシーズンの優先事項はチームの若きエース、テイタムとの契約延長だ。球団社長のダニー・エインジはシーズン終了後の記者会見でテイタムとの交渉についてコメントした。「ジェイソンは我々がどれだけ彼を必要としているか分かっている。良い関係を築けているし、ジェイソンもこの球団を気に入っている。このオフシーズンのうちに話がまとまると確信している」

テイタムも第6戦後に契約延長についてコメントを求められたが、プレーオフ直後ということもあり多くは語らなかった。「まだ考えたこともない。僕は今シーズンだけに集中していた。契約延長については球団のフロントと僕のエージェントが話し合うことになる。シリーズ敗退が決まったばかりだし、ロッカールームにいる仲間と試合のことしか考えられない。そういうこと(契約)は普段から気にしないし、考えてもないよ」

セルティックスがテイタムとの契約延長でマックス額を提示するのは間違いないと思われる。正確な金額はリーグのサラリーキャップの状況で変わるが、『ESPN』によると1億5800万ドル(約167億円)になると予想されている。

契約延長に合意すればセルティックス史上最高額での契約となるが、テイタムはそれに値する選手であることを証明してきた。キャリア3年目となった今シーズンは主要スタッツのほとんどの数字を伸ばし、平均23.4得点、7.0リバウンド、3.0アシストを記録。プレーオフ17試合では出場時間が平均40分を超え、25.7得点、10.0リバウンド、5.0アシストとさらに存在感を増した。

テイタム自身もセルティックスでプレーしたいと度々発言してきており、契約延長の合意は時間の問題と思われる。